知るコト知るコト

ケノコト独自の視点から、様々な人や場所、物を取材して、WEBをはじめとする色々な場所で公開します。

食材 2017.03.29

いま考えたい『100年前の日本の農業と100年先の日本の農業』

Pocket

今からちょうど100年前の日本はどんな風だったのかご存知ですか?
日本について、日本の農業についても、少し考えてもらうきっかけに。

庶民の食卓は「一汁三菜」-『100年前の日本の農業と100年先の日本の農業』

1916年(大正5年)は、1914年にはじまった第1次世界大戦の真っただ中でした。
当時の日本人の食生活はというと、家庭料理の中にも洋食が少しずつ浸透し始めてきましたが、庶民の食卓はご飯と味噌汁と野菜のおかずの「一汁三菜」が当たり前で、まだまだ和食が中心でした。
そんな中、都市部では「コロッケ」が大流行。 いわゆる 「中食」が始まったのが、いまからちょうど100年前のことで、今では庶民の味覚「コロッケ」も、当時はおしゃれでカッコいい、トレンディーな食べ物だったそうです。
まだ日本には食品添加物が無かったため、コロッケも賞味期限が短く保存がきく食品ではなかったようで、熱いうちに家に持って帰り、食卓に並べて家族揃って食べていたようです。

高度経済成長からうまれたもの-『100年前の日本の農業と100年先の日本の農業』

食品添加物という言葉が作られたのはいつかというと、それから約30年後の1947年(昭和22年)。  第2次世界大戦後食品加工の技術が進み、様々な化学合成物質が作り出されるようになりました。 石油由来の 化学合成された物質が使用されはじめ、「うまみ」「色」「つや」「賞味期限を延ばす」などの目的のために、あらゆる食品に添加されるようになりました。

時を同じくして、日本の農村でも農薬が、野菜、果樹、茶に使われ始めましたが、、その頃は稲作には使用されていなかったそう。
その理由は、当時は外国からの技術導入に頼っていたため、水田のない外国では稲のための農薬の開発がされていなかったからです。
その後、日本では1961年(昭和36年)に農業基本法が制定され、化学肥料や化学合成農薬の使用、作業の機械化が大きく推進されました。
これらは農地の単位面積あたりの収穫量の増大に効果があるので、小面積の農地しか持たない多くの農家にとって朗報であり、積極的に導入が進められました。
farming-1200X650
農家さんにとって長年の悩みは、「虫と雑草との終わりなき闘い」。 来る日も来る日も腰をかがめて駆除し続けてきた虫や雑草が、薬を撒くだけでいなくなるのですから…
これはまさに「魔法の薬」です。 でも、長年にわたって化学肥料や農薬・除草剤を使い続けると、自然の生態系に悪影響があることが次第に解ってきました。

このままでは「土」が死んでしまう!-『100年前の日本の農業と100年先の日本の農業』

「土」は私たちの命の源。 農薬や化学肥料を使った畑の土は固くて、とても冷たいですが、無肥料・無農薬の畑の土は、柔らかくて温かいのをご存じですか?
冷たくて硬い土で育つのと、柔らかくて温かい土で育つのとでは、どちらが倖せな野菜になるでしょうか? 答えは当然、後者ですよね。

「人間は食べた物のようになる」

とよく言いますが、気持ちよく育った農作物を毎日いただけば、私たちはもっとシンプルに幸せになれるのではないかと思うのです。
Vege-1200X650

日本の農薬の使用量は世界一-『100年前の日本の農業と100年先の日本の農業』

100年前の日本の農地は全部オーガニックでした。 今、日本のオーガニック農地はたった0.47%。 農薬の使用量は世界一。 オーガニック先進国アメリカに比べると、農薬の使用量はなんと8倍です。
このままでは、日本で安心&安全な農作物ができなくなる日が来るかもしれません。100年先の日本は一体どうなっているのでしょうか?
ごーや-1200X650

100年ごはん-『100年前の日本の農業と100年先の日本の農業』

そんな100年先の未来を見据えて、人間が生きるためのベースとなる食・農業の抜本的な改革を行なっている地方自治体があります。
大分県臼杵市は、その土地に暮らす人々が、安心安全な食べ物を手に入れられるよう農薬不使用・化学肥料不使用での野菜づくりを推進しています。 そしてその取り組みが映画『100年ごはん』(配給/TME)となり、日本やアメリカでも上映されているのです。臼杵市の農家や市民たちの姿を通して、自然と共生し、未来に豊かな食文化を繋げていこうとする取組みが丁寧に紡がれています。

レシピ/マクロビオティック料理教室G-veggie はりまや 佳子

1日無料体験レッスンを開催しております。興味がある方はこちらから

ならいごと800
ライタープロフィール
1963年東京生まれ、大田区在住。
武蔵野女子大学(現武蔵野大学)短期大学部家政科卒。建設会社受付嬢、英会話学校マネジャー、船井総合研究所勤務、10年前からマクロビオティックを実践し始める。2005年に退職後、米国クシ・インスティテュートに留学し、キャリアトレーニングプログラム・レベルⅢを卒業。インストラクターの資格を取得。 2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在10年目を迎える。2012年キレイ料理レストラン&スクール「G&V」を東銀座にオープン。2015年本オーガニックライフ協会を設立。
hamariya
『オーガニック大好き!はりまや佳子』ブログ
レシピ本
*マクロビオティック・キレイ料理教室G-veggieのレシピ本です。 詳しくは画像をクリック。

その他のおすすめ記事

春のエネルギーをまるごとチャージ!『春に食べたいデトックス野菜とは』

春のエネルギーをまるごとチャージ!『春に食べたいデトックス野菜とは』

よく聞く『食物酵素 知ってて損はしない効能』とは?

よく聞く『食物酵素 知ってて損はしない効能』とは?

24節気『雨水のころの土いじりとおすすめ食材』のおはなし

24節気『雨水のころの土いじりとおすすめ食材』のおはなし

Pocket

コメント

コメント欄


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

instagram-iconみんなのInstagram

人気の記事

2018.01.12

片づけ本を読むことではありません『片づけを始めるとき最初にする事は?』

2018.01.10

覚えておきたいおやつレシピ『かぼちゃプリン』

2018.01.10

1月11日は年神様とのご縁をいただく『知っておきたい鏡開きのコト』

2018.01.06

五節句の始まり『人日の節句』〜願いを込めて七草がゆを食べよう〜

2017.12.28

胃腸をやすめる旬の味『栄養たっぷり!金時人参のポタージュ』

2017.12.28

暮らしの歳時記『年越し蕎麦の由来あれこれ』

2017.12.27

覚えておきたいおやつレシピ『ホットビスケット』

2017.12.20

二十四節気の暮らし方『一番昼間が短い日「冬至」』地域で違うかぼちゃ料理

2017.12.19

おうちクリスマス『ミルクティークリームと苺のミルクレープ』

2017.12.16

いつもと少しだけ違う私になる『エアクロで楽しむクリスマスコーディネート』

編集部おすすめ記事

2018.01.10

『3種の発酵みたらし餅』で忙しい年始りも簡単エネルギーチャージ

2018.01.05

【ケノコトInstagram企画】1月の「日常のコト」を『#睦月のコト』で投稿しよう

2018.01.05

冬の寒さにも『大活躍のランジェリー』

2017.12.27

街の人々に愛されていた建物を再び“人”が集まる場所に~溝の口のシェアオフィス「nokutica(ノクチカ)」~

2017.12.27

今年は『特製発酵出汁をつかった年越しうどん』で2018年を迎えよう!

2017.12.27

フランス伝統のサクサクパイ『ガレット・デ・ロワ』

2017.12.26

私らしいライフスタイルに合わせて『さらに便利になったエアクロの秘密』

2017.12.16

旬の食材を使って『せりとりんごとブルーチーズのサラダ』

2017.12.10

暮らしの歳時記『歳の市へ出かけよう』ー新しい年を迎える支度をはじめましょうー

2017.12.06

砂糖不使用!麹と米だけで作る『手づくり甘酒の素』

月間人気記事

2017.04.01

脇の下を押すと痛くない?『脇コリの解消は 肩こり解消にもつながる』

2017.07.16

こんな症状は危険かも『スマホのウイルス感染症状7つをチェック』

2017.04.06

どんなおやつを選択してる?『低GIなお菓子を選んでみよう』

2017.09.14

指先のカサカサを直したい!『指先の乾燥の原因とケア方法』

2017.09.14

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「大根」の常備菜」

2017.04.04

もち米がなくても大丈夫『白米とお餅で出来る鶏おこわ』

2017.08.31

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「玉ねぎ」の常備菜』

2017.09.06

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「さつまいも」の常備菜』

2017.08.24

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「キャベツ」の常備菜』

2017.02.06

甘みがぎゅっとつまった『長ねぎをつかった作り置きおかず』