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新しいコト 2017.02.28

ブラジルの暮らしから『おやつタイムは各国共通の至福時間』

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おやつの時間は子どもだけのものでしょうか?
コーヒーブレイク、ティータイム、と言った言葉があるように、大人のわたしたちでもほっと一息いれる時間ありますよね。そこで良いアイディアが浮かんだり、コミュニケーションの場になったり…。
大人になってからのおやつタイムは胃袋を満たすだけでなく、日々の暮らしを円滑に進めるための潤滑剤のような存在なのかもしれません。日本の裏側ブラジルでもそれは同じ。どうやらわたしたち日本人には、目新しいおやつが日常の中に溶け込んでいるようでした。
ブラジルならではの素材をつかった素朴なおやつをご紹介します。

国や地域が違えば、人々の味覚は異なるもの。甘党の多いブラジルでは、わたしたちにとって「甘過ぎる」と感じるおやつも多いのですが、ここでご紹介するものは素材の味を生かしたやさしい甘みのものばかり。きっと日本人の舌にもぴったりなはずですよ。

ココナッツ・ウォーター(água de coco)

ココナッツオイルやココナッツミルク、最近では日本でもお馴染みの食品ですよね。ブラジルでも、もちろん!ココナッツはとても身近です。

ココナッツ・ウォーターは、若いココナッツの実の中に含まれている液体で、カリウムやマグネシウムといったミネラルを多く含み、身体の水分補給にもとても良いそうです。
2.ココナツウォーター(ココナッツ・ウォーター)

年間を通して日差しが強くかつ乾燥するブラジリアでは、バス停のそばや道路沿いなど、街中の至るところに屋台がたちます。人々は、朝の出勤前やジョギングの途中、学校の帰り道などに立ち寄り、水分補給。冷やしたものと常温のものから選べます。私も目覚めの悪い朝等には、散歩がてら近所の屋台まで買いに行き、一日をスタートさせています。
1.ココナツウォーター_お店外観(ココナッツ・ウォーターのお店の外観)
3.ココナツ(原材料のココナッツ)

コーンケーキ(bolo de milho)

世界でも有数のトウモロコシ産地であるブラジル。日本では、ケーキやパンの材料といえば小麦粉が主流ですが、ブラジルではトウモロコシのケーキやパンがとても多いことに驚きました。

生のトウモロコシをすりおろし、少しの小麦粉を混ぜてつくるコーンケーキは、トウモロコシの甘さとバターの塩っぱさが合わさって、飽きのこない美味しさ。レケイジョン(requeijão)というブラジルのクリームチーズ入りタイプは、よりリッチな味わいです。
4.コーンケーキ のコピー
5.コーンケーキ_ショーウィンドウ(お店にはたくさんの種類のケーキが並んでいる)

手作りケーキが美味しいお気に入りのお店でコーヒーを飲んでいると、近所の会社に勤めるサラリーマンがひっきりなしに訪れては、ケーキをホールで買って行きます。不思議に思い話を聞いてみると、職場にはいつもみんなのためにケーキが置かれているのだそう。「いい習慣でしょう?」と満面の笑顔で教えてくれました。
6.コーンケーキ_お客さん(職場用にと、コーンケーキを買いにきたお客さん)

パモンニャ(pamonha)

パモンニャは、すりおろしたトウモロコシを牛乳と混ぜ、茹でて作るブラジルの伝統的なおやつ。
チーズ入りの塩っぱい味と、砂糖入りの甘い味があります。夕方になると、「パモンニャ!パモンニャ!」と独特の売り声を発しながら、バイクや車の移動販売で回って来ます。
8.パモンニャ売り

その様子はどこか〈日本の石焼き芋〉を思い出させます。素材を生かした味わいや、トウモロコシの葉に包まった見た目に、日本から来た私はどこか懐かしく感じてしまうのです。
9.パモンニャ_拡大
7.パモンニャ

田舎風クッキー(biscoito de nata)

畜産大国でもあるブラジルは乳製品の種類も豊富で、おやつにもバラエティの多さが反映されます。
ご近所の一角では、夕方になると帰宅中のサラリーマンに向けて小さなワゴンのおやつ屋が現れます。そこで売っているクッキーを食べてびっくり!とーっても美味しいんです!!!
10.クッキー(こちらは田舎風クッキー)

素朴な味わいの中に、正体不明の酸味あり。おじさんに聞いてみると、秘密はナタ(nata)と呼ばれるクリームにありました。
生乳を分離させてとるナタ(クリーム)。バターの主原料でもあります。伝統的な田舎風のお菓子にはよく使う食品なのだそう。とにかく今まで食べたことのない味わいで、一度食べたらやみつきに!今ではすっかりおじさんとも顔なじみになりました。
11.クッキー売りのおじさんこちらのクッキー売りのおじさんは、ブラジリア近郊で農業を営んでおり、飼っている鶏のたまごなど新鮮な材料を使って、奥様が全て手作りでクッキーを作られているのだとか。

それぞれに、作る人の顔が見えるのは素朴なおやつならでは。 飽きのこない味わいは、気がつけばブラジルで暮らす私にとって欠かせない存在となりました。
今日のおやつ、何にしますか?
ブラジルのおやつ、一度食べてみませんか?

記事/ペルフェイトあき子
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広島県生まれ。フリーランスで「食と人をつなぐ」サポート業に携わる。早稲田大学卒業後、商社および海外進出支援団体に所属するかたわら、国内外の農場をめぐり、働き方・生き方に対する視野を拡げる。退職後、2016年9月よりブラジル在住。
ブログ:SLEEPY CITY BUGS

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