知るコト知るコト

ケノコト独自の視点から、様々な人や場所、物を取材して、WEBをはじめとする色々な場所で公開します。

食育 2017.05.15

週に一度の畑仕事『シェア畑で始める無農薬野菜作り』

Pocket

家庭菜園を楽しめる季節がやってきました。今年は何を植えようかと考えるとワクワク♩
わが家には庭も畑もないので、野菜作りはプランターで行います。プランターが小さく、根の張り具合に限界があるためか、できる野菜は小ぶりなものばかり。種を植えても芽が出てこなかったり、枝葉を枯らしてしまったり、野菜を収穫するタイミングがよくわからなかったり…相談できる人がいないから失敗も多いのです。
0519_2

初心者でも気軽に始められる『シェア畑』―『シェア畑で始める無農薬野菜作り』

広い庭も野菜作りに関する知識もないけれど興味はある、という人にぴったりのサービスが、畑のレンタルサービス「シェア畑」。2012年にサービスを展開してから年々利用者が増え、今では首都圏を中心に全国60農園を展開。4000世帯以上の人がここで野菜作りを楽しんでいる。

最大のウリは、初心者でも気軽に野菜作りを始められること。「目指すは、“完全に手ぶら”で通える畑です」と、シェア畑を運営する株式会社アグリメディアの武藤弘樹さんは話す。
シェア畑の野菜は、殺虫剤などの農薬は一切使わない有機・無農薬野菜。年間を通して、約15~20種類の野菜を作ることができる。
0519_1
経験豊富な菜園アドバイザーに質問できる

農園には、野菜の種や苗、肥料、農具一式のほか、防虫ネットや野菜を支える支柱まで、常備されている。経験豊富な菜園アドバイザーが週4日以上いるから、不安なことがあったら相談することもできる。
アグリメディアでは利用者に、週に1回は畑に足を運ぶようお勧めしている。畑の土はプランターの土と違って保水性が高く、水やりも週に1回で十分なのだそう。畑に行ったら、雑草を抜いたり虫を退治したりとお世話をする。週に1回通うことが難しい場合は、栽培代行サービスを使うこともできる。

実は親が夢中になっちゃう―『シェア畑で始める無農薬野菜作り』

シェア畑の主な利用者は、子育てや会社勤めがひと段落した50代~60代と、子どもをもつ30~40代のファミリー層だ。「昨今の食育ブームもあって親子でシェア畑に来てくれる人も多いのでは」と武藤さんは分析する。
0519_3
4歳と1歳の男の子を育てる家族は、この4月、シェア畑の一つである二子玉川体験農園に3㎡の畑を借りた。毎週末、都心にある自宅から、車で30分かけて農園へ足を運ぶ。畑を始めた理由は、「子どもに自然と触れ合う体験をしてもらいたかったから」。野菜を作る体験を通じ、子どもの野菜嫌いが治れば、という思いもあったという。
きっかけは子どもだったが、いざ畑を耕してみたら意外な発見もあったという。「朝早くから開放的な空間で土を耕したり種をまいたり、お日様の下で汗を流すことがとても気持ちよかった」。

初心者に寄り添うサイズ―『シェア畑で始める無農薬野菜作り』

レンタル農園をうたうサービスはシェア畑以外にもある。ユーザーによればシェア畑は、「リーズナブルな価格で、困ったときに助けてくれるアドバイザーがいるし畑のサイズもちょうどよかった」。
畑の広さと利用料金は農園ごとに異なる。3㎡、6㎡、8㎡の3パターンであることが多く、友達と畑を共同利用ができる農園もある。面積や立地によって利用料金は異なるが、3㎡の場合は、ひと月当たり5000円前後で使える。
0519_4
3㎡は、トウモロコシなら約20本、にんじんなら約50本が収穫できるくらいのサイズ。松原さんのように野菜作りが初めての人に適していて、この広さをこの価格で借りられるところは23区内にはなかなかない。
畑の特性上、契約は1年単位。夏野菜を作り始める4~5月、冬野菜の準備を始める9月に契約者が増える。毎年、7~8割の人が契約更新を行うそうだ。

遊休農地を生き返らせる―『シェア畑で始める無農薬野菜作り』

シェア畑は畑の持ち主にとってもありがたいサービス。農家の担い手が年を取ったことで、活用されずにいる「遊休農地」をシェア畑として使ってもらえるからだ。
アグリメディアには、さまざまなルートから使われずに放置されている農地の情報が入ってくるそうだ。地道な営業でシェア畑として使わせてもらえる農地を開拓する以外にも、横浜市や川崎市といった自治体や不動産業者、税理士から情報が届くことがある。登録農地は年々増加し、年内にすでに20畑が追加されることが決まっている。
0519_5
今後は、関西や名古屋、福岡の都市圏でもシェア畑のサービスを展開する予定。農園体験とセットで温泉やレジャーを楽しめる場所も増やしていこうとしている。
都心で暮らしながら、思う存分に野菜を作る体験ができるシェア畑。「無農薬や有機野菜など“こだわり野菜”を取り扱うスーパーは増えたが、採れたての野菜に勝るものはない」と武藤さん。シェア畑で、採れたてならではの歯ごたえや味の濃さを楽しむ週末もいいかもしれない。

文/田賀井 リエ
記事/ハレタル
haretal-b
ママ時間からわたし時間へトリップ。
「何かしたい」「新しい自分を見つけたい」「一歩踏み出したい」――。
『ハレタル』はそんなみなさんの「モヤモヤ」に寄り添い、新たな気づきを提供する情報発信メディアです。
ホームページ

その他のおすすめ記事

腸は賢い『幸せホルモンは腸から生まれる』

腸は賢い『幸せホルモンは腸から生まれる』

いつものご飯をさらに美味しく『おひつのある暮らし』

いつものご飯をさらに美味しく『おひつのある暮らし』

身体に優しく沁みる『自家製レモンのはちみつ漬け』

身体に優しく沁みる『自家製レモンのはちみつ漬け』

Pocket

コメント

コメント欄


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

instagram-iconみんなのInstagram

人気の記事

2017.06.23

楽しみ方もドイツ流『季節の食材Spargelとの暮らし方』

2017.06.18

きんぴら大変身!豆腐1丁で『特大がんものご馳走あんかけ』

2017.06.15

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ♪「なす」の常備菜』

2017.06.13

甘酒が決め手。シンプルで絶品『ピーマンとじゃがいもの塩きんぴら』

2017.06.11

作り置き常備菜シリーズ『丸ごと鶏の塩スープ』とアレンジレシピ『シンガポールライス』

2017.06.10

ドイツに学ぶ『メディカルハーブのある暮らし』

2017.06.09

今が旬‼︎『しゃきしゃきアスパラガスの温サラダ』

2017.06.07

『梅雨~初夏におうちに連れて帰りたいお花レシピ』~日本の技術で世界をリードするお花“リシアンサス”~

2017.06.05

隠し味に最適 季節の保存食『梅しごとのススメ』

2017.06.03

常備菜にも◎サラダよりもりもり食べられる『夏野菜のおひたし』

編集部おすすめ記事

2017.06.24

色を暮らしに活用しよう『大地の色アースカラー”茶色”がもつ秘密ゴト』

2017.06.23

子どもの熱がでたときはこうする『気をつけたいこと・過ごし方』

2017.06.18

こまめなお手入れで畳のある暮らしを心地よく『< 基本&しみ抜き >畳のお手入れ方法』

2017.06.17

揚げ焼きでかんたん『いんげんとおくらの磯辺焼き』

2017.06.15

アイスを食べながらお店をぐるり。『Life Space Collection』で映像×音楽×光×インテリアの新しい生活空間を体験しよう

2017.06.12

雑穀入りの作り置きおかず『丸麦入りキャロットラペ』

2017.06.11

旨みと安心をひと匙プラス『ごはんのお供!酢入りきんぴら』

2017.06.07

暮らしをちょっと素敵にするアイデアに出会う場所『Life Space Collection』でアイスを食べてLED電球スピーカーを当てよう!

2017.06.02

日常の中に音楽を 〜ケミカルボリュームの初夏のドライブにぴったりの一曲『BGM』~

2017.06.02

自分らしくカスタマイズ『賃貸でも愛着のわく部屋作りを〜体験者の声 scene.2〜』

月間人気記事

2017.03.02

夕食の残り物を活かしたリメイクレシピ『ラタトゥイユ』が2つの料理に大変身

2015.08.07

部屋を彩る"緑"をおいた暮らし方『都内のおすすめ観葉植物店』をご紹介

2017.03.31

脇の下を押すと痛くない?『脇コリの解消は 肩こり解消にもつながる』

2017.02.27

色が悪くならない茹で方『茄子と大葉のごま和え』

2017.03.27

~初夏の仕込みもの~旬の『そら豆で自家製豆板醤』を作ってみよう

2017.06.07

100人100色ー嫌いだった営業職が天職に。ベンチャー企業でエンジニアのキャリア支援を行う会社員ー鈴木優衣さんのお話し

2017.06.14

100人100色―起業のきっかけは東日本大震災。全国・海外に展開する化粧品メーカー社長ー鈴木礼子さんのお話し

2017.03.07

頭が重いすっきりしないときに試してほしい『簡単ほぐしマッサージ』

2016.08.11

知らなかった!こんなにも多い『ウリ科の野菜の種類とあれこれ』

2016.12.29

編集部おすすめ『週に1度のつくおきレシピ♪「トマト」の常備菜』