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取材 2017.07.15

100人100色―美腸ケアを広めて、人々の健康と美を守りたい。日本美腸協会を設立した看護師ー小野咲さんのお話し

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それぞれの立場、個々の考え方によって「働く」ことへのスタンスは異なります。正解なんてありません。
「100人100色」では、100人の「働く女性」に登場いただき、等身大の姿を語っていただきます。
年齢、環境、キャリア全ての背景が異なる人たちの100とおりの『想いや生き方』の中に、きっとあなた自身にとってのヒントが見えてくるはずです。

今回ご紹介するのは、東京都港区在住の(社)日本美腸協会代表理事小野咲さん(32)です。多くの女性が悩まされている“便秘”。小野さんは看護師として経験を積みながら腸について学び、便秘に効くマッサージを独自に開発しました。そして便秘外来の看護師を経て美腸エステGENIEを創業し、(社)日本美腸協会を設立しました。便秘に悩んだ自身の経験をもとに「腸の健康を保つ大切さを知って欲しい」とアクティブに活動する小野さんに、これまでの道のりと将来のビジョンについて語っていただきました。

−−お住まいはどちらですか?

東京都港区です。当時、自分にとっては少し背伸びした場所を選びました。住む環境は自分の身体と心を休める場所と考えていたので、自分のために良い場所と選びました。

日本美腸協会を腸で1番ポピュラーな協会にしたくて、東京タワーが見える場所にしました。いつも大きくたくましくそびえる東京タワーをみて、パワーをもらっています。といっても、私は自然が好きなので、次は富士山がみえるところに引っ越したいですね(笑)。

−−これまでのキャリアについて教えてください。

看護大学を卒業後、看護師・保健師の国家資格を取得し、東京都の成育医療研究センターの小児の緊急病棟に勤務しました。子どもが大好きで、期待に胸を膨らませて入った子ども病院ですが、現実は、生死をさまよう子どもが多く、精神的に辛く何度も泣いていたことを覚えています。人の命を預かる看護師の仕事は大変なことも多かったですが、人生観や死生観を学ぶことができ、今の仕事のきっかけとなっています。小児の救急病棟で、腸の機能が子どもの生死に関わることを知り、そこから腸の勉強を独学で始めました。

さらに、昔から私は、1週間に1回出れば良い便秘だったのですが、看護師の仕事で、更に便秘を悪化させていました。腸の勉強を通じて自分の便秘と向き合い、自分でマッサージを開発。そして便秘を解消することが出来ました。便秘を解消したことで人生が180度変わりました。体重も約10kg痩せ、プラス思考になり、性格も明るくなりました。周りがびっくりするくらい(笑)

その後、日本で初めて便秘外来をされた小林弘幸先生、その奥様の小林暁子先生のもとで便秘外来の看護師を経て、美腸エステGENIEを創業。その1年後に(社)日本美腸協会を設立しました。今では全国に美腸の施術の技術、美腸のメソッドをお伝えしています。

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▶セミナー風景
 

−−これまでにぶつかった壁はありますか?

自分のサービスに対してお金をいただくことに、抵抗があったことです。大学の看護教育で「奉仕」や「貢献」について叩き込まれました。とくに大学1年の時に「死生観」や「看護とは」を学んだことが非常に印象に残っています。

看護師の仕事をしているときは、目の前の方の健康や病気の治癒を考えて、仕事をしてきました。そこに自分の仕事の価値金額や、このサービスに対する費用などは、正直考えていませんでした。ですので、自分の生活の家計簿に関しても無関心……。

それが、自分でビジネスを始めると真逆の考え方を求められました。自分の行動は時給いくらなのか、自分のサービスはどのくらいの価値なのか。今まで考えもしなかったことで、自分がお金をいただくことにすごく抵抗がありました。なので、自宅で施術を始めた10年前くらいは、無料で施術をしてました。これは、今思えば趣味ですね……。でもその時は、無料でも目の前のことをやっていたら徐々にお金になると思ってやってました。

これを一番変えてくれたのは、久保田さんというコンサルタントの方との出会いでした。久保田さんは、看護師であることや、美腸プランナーなどの資格を含めて、自分の価値を総合的にみてくれて、セミナーを開催する提案をしてくれたのです。その提案で、初めて一人でセミナーをやることを決めました。その時の不安は今でも鮮明に印象に残っています。集客を頑張って15名近くの方が集まってくれて、その時に頂戴した参加費を手に取ったときの嬉しさは今でも覚えています。そして、そのお金で大好きなお寿司を食べました。格別でしたね!(笑)

自分では解決できないことはその道のプロに助けやサポートを受ける、ということの大事さを学びました。私は昔から人に恵まれて、ここまで来ていると思っています。本当にありがたいです。

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▶テレビでも放映された美腸ケア
 

−−これまでで一番忘れられない仕事のエピソードをお聞かせください。

自分が現場から離れるときに、スタッフが泣いてくれたこと。本格的に日本美腸協会への移動が決まり、サロンから離れることが決まった時に、美腸エステGENIEのスタッフで合宿に行ったときのことです。夜な夜なスタッフと話していると、「咲さんが作ったサロンから、本人が抜けたら私はどうするんですか」という話しから始まり、「咲さんが始めたサロンだから、私は今までずっと働いていたんです」「全然会えなくなってしまうのは、寂しすぎます」などと話してくれたことを今でも覚えています。

今まで辞めてしまうスタッフがたくさんいて、その度に「何が悪かったのか」「どうしたら良いのか」悩んでいました。初めての雇用で手探りで行っていることもあり、自分への自信が無くなることも多かったです。そんな中での信用しているスタッフからの言葉だったので、非常に嬉しくジーンとしたことを覚えています。この時は、仲間と一緒にサロンをやって良かったなと思いました。1人でサロンをやっていた方が楽かもと感じることも多かったのですが、今でも仲間がいてスタッフがいたから成長させていただいたことが多いと感じています。

−−あなたにとって「働くこと」とはどういうことですか?

可能性を広げることです。「可能性」と一言でお伝えさせていただきましたが、人の繋がり・自分の能力・環境やモノといったことでの可能性の広がりを既に感じております。

今のお仕事は私にとって趣味のようで、毎日本当に楽しくお仕事をさせていただいております。自分の好きな仕事で、お金を頂くことだけでも本当にありがたいと思っていますが、お仕事を通じて、自分が今まで考えてもいなかったことにチャレンジできたり、行きたい場所に行くことができて、充実感を感じています。

そして一番は、信頼できる仲間が出来たことです。雇用されていた時の仲間と違って、共に助け合い、成長できるメンバーが多く、私の支えになっています。日本美腸協会のイベントでは、全国から活動してくださっている50名の方にお集まりいただき、感動したことを覚えています。会員様も2,000名に増え、プレッシャーや責任を強く感じる一方で心は満たされている日々です。多くの方が成幸するサポートを今後もしていきたいと思います。

−−働いている時のあなたを「色」にたとえると?

オレンジです。オレンジは、消化管の動きを活発にしてくれる色と言われています!私は、腸が大好きで、毎日、腸に関わっている人生です。世の中の方の腸が健康になったら、もっと可能性が広がり、結果その方のそれぞれの幸せに繋がると思っています。

−−今後、あなたが「こうありたい」と思う姿は?

私はマザー・テレサを尊敬し、看護師になりました。愛に溢れ、慈善事業をされた素晴らしい方として看護師の時は尊敬していましたが、マザー・テレサのことを知っていく中で、素晴らしい実業家であり、経営者であることを知りました。経営者でありながら、世のため人のためにお金を使っているマザー・テレサの考えや価値観は今でも尊敬し、見本として勉強させていただいております。

世の中には、本当に素晴らしい方々が多いですが、同性で同年代、そして会社を経営されている方には刺激をいただきます。

私は、日頃からもっと自分を高めるために論文や本を読むことを意識しています。SNSやネットの情報も意識はしていますが、研究されたデータや著者の方が明確な文章を読むようにしています。良い情報を入れることが、よいアウトプットに繋がることを、顧問から教えてもらい実践しています。身体も良いものを食べると、良い筋肉や血液となると同じように、情報も良いものを読むことが大事ですね。

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▶本を読んでアウトプットの質を高めている。
 

−−これからチャレンジしたいことは?

美腸エステGENIEをスタッフに託し、全国に美腸エステを展開すること。

美腸エステGENIEが始まったのは5年前です。その時は4人で始めて、今はスタッフ7名でお店を運営しています。そして、現在最初からのメンバーだった女性が店長としてお店を引っ張ってくれています。が、まだ完全に任せることができていない状況です。美腸エステGENIEに入社される女性は、能力が高く優秀なスタッフが多いのですが、女性は妊娠や出産で仕事から一時的に離れなくてはいけないことも多く、託すタイミングがわからないでいます。美腸エステGENIEのお店を増やすことは考えてはいないですが、女性の社会進出のサポートはずっとしたいと考えています。

その理由として、私は小さい頃から母親が仕事をしている姿がカッコイイと思ってきました。医療の仕事をしていたのですが、毎日楽しそうに話してくれる姿は今でも忘れられず、女性が社会で活躍することをサポートしたいという思いも強くあります。

そして、もう1つの理由として、お腹の専門のサロンが必要だと思っているからです。その理由は、お腹の悩みも持っている人は1,000万人いると言われていますが、自分でケアをしている方は多くて約100万人。残りの900万人のお腹の悩みを改善するためには、美腸エステの役割が重要だと考えています。そのためにも美腸エステを広げていきたいです。

−−日ごろ、習慣にしていることはありますか?

水を飲んで、汗をかいて水分を出すことを意識しています。人より水は多く飲んでるほうだと思っていて、冬でも1日2リットル近く飲んでいます。冷たい水より常温のお水を飲むことが多く、常にペットボトルを持ち歩いていますね!

あとは、自分が好きな人と過ごすことをとても意識しています。無意識のうちに周りの人や環境に影響されていることが多いという本を読んで、無意識でコントロールされる怖さを感じたことを今でも覚えています。逆に、私に会ったら元気になったといってもらえるように発言には気をつけています!自分も人も物も、すべてのものを大事にできる人が好きです。最近の私の師匠は6歳の子どもです!素直で誠実で、様々なものの本質を見抜く力が鋭く、本当に学ぶことが多いんです。

−−息抜きやストレス発散の方法を教えてください。

私は長野県出身で、小さい頃は外で体を動かして思いっきり遊ぶことが大好きでした。小学校の頃は、女の子と遊ぶより男の子と遊ぶ方が好きなわんぱくな子どもでした。10年以上テニスをやっていたり、時間があればすぐに外に出かけるなど、今でも体を動かすことが好きです。最近は、ボルダリングや山登りに行くことも増え、東京に住んでから自然の中に行くことが増えました。

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また、私が作ったクッションでおうちでゴロゴロしていることも1日のリフレッシュの時間です。ピンクのおなかのツボ押しクッションは、かなり手軽でお腹が動く優れもの!昔は、毎日自分でお腹のマッサージをしていたので、クッションを作って私が一番助かっています!

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▶「スリムもんでるエクサクッション」はお腹マッサージに最適!
 

−−あなたの生活の中でのこだわりや、お気に入りを教えてください。

食事は、ごはんが好きです。お味噌汁と漬物とご飯があれば最高のごちそうです。あとは、ベランダでしているちょっとしたガーデニングが趣味です。昨年、フランスに行ったときに飲んだハーブティーがおいしくてハーブを育ててましたが、おいしいハーブが作れずあきらめました。今はバラを育ててます!バラに名前を付けて、毎日観察しています。意外にこのバラは生命力が強いんです。私にぴったり(笑)。また、昔は大嫌いだった本が今では大好きです!

−−幸せだと思う時間や瞬間はどんなときですか?

日本美腸協会のサポートとして、スタッフが今年の5月から4名になりました。去年まで1人でやってきましたが、仲間が増えてできることや、考える幅が広がりました。そんな考えをスタッフのみんなと話しているときが私は一番幸せです。同じ想いを持つ仲間に囲まれていることは本当に喜びであり、幸せなことです。多分スタッフは、「また咲さん、仕事の話をしているよー」と思っていると思いますが(笑)。

−−自分の人生で一番大切にしていることはなんですか?

「人生の喜びは人と共有したい」という思いが昔から強いです。一人で過ごす時間も好きなのですが、楽しみや幸せを人と共有することで、何倍以上の喜びになることを知っています。

印象に残っていることは、家族6人で行った旅行、中学のテニス部の団体の優勝、高校のテニスで県1位、その後、美腸エステGENIEでの最終日にチーム全員・全体の目標達成など……一人ではできなかったことも家族や仲間がいたからできたことが多く、そしてその大変さを乗り越えた先にある喜びは、もう言葉にできないくらい嬉しいものばかりです。今でも思い出すとウルウルします。

私は、本当に人に支えてもらい、多くの人を通して成長させてもらっていることを実感します。これからは、少しでも恩返しできるように精進していきたいですね!

ーーーーーーーーーーーーーーーーー
看護師としての専門知識を土台に、腸を健康にするための美腸ケアを広めている小野さん。「腸が健康になったら、もっと可能性が広がり、幸せにつながる」という信念は、便秘を解消したことでプラス思考になり、性格も明るくなったというご自身の体験から来ているのでしょう。腸の元気を回復し、明るい生活を取り戻す人々が一人でも増えるように、小野さんの挑戦はこれからも続きます。

 
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いろんな女性の働く・暮らすを知ること 『100人100色』は、SAISON CHIENOWAとケノコトの共同記事です。

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