知るコト知るコト

ケノコト独自の視点から、様々な人や場所、物を取材して、WEBをはじめとする色々な場所で公開します。

新しいコト 2017.07.24

メイク落としから洗濯まで。職人が作る『個性豊かな日用品「マルセイユせっけん」』

Pocket

お気に入りの日用品はありますか?お気に入りのものが暮らしの中にあると、ささやかなことながら毎日が豊かになるような気がします。石けん一つとっても、気に入っているものがある。そんな暮らしをあなたも始めてみませんか?

ーーーーーーーーーーーーー
わが家には、5年ほど前からずっと気に入って使っているせっけんがある。フランスのマリウスファーブル社で、オリーブオイルをベースに作られている「マルセイユせっけん(サボンドマルセイユ)」だ。

よく「せっけんの香り」の商品が売られているけれど、オリーブオイルをベースとしたマルセイユせっけんにはそんなさわやかな香りはない。香料不使用なので、原料からくる粘土のような匂いがあるのに初めは驚く。苦手な人もいるかもしれないけれど、わが家では特に問題なく受け入れられ、むしろ使っているうちにこの独特のにおいに癒やされるようになった。
3私が使っているのは「オリーブ」のせっけん

オリーブオイルを原料としたせっけんは、9世紀のフランス、地中海沿岸のマルセイユ地方ですでに製造が始まっていたらしい。その後17世紀になって、国王ルイ14世がせっけんの品質を守るために、マルセイユ以外でのせっけんの製造を禁止し、厳しい製造基準を設けたという。

マリウスファーブル社は、マルセイユせっけんの老舗の一つ。伝統を守り、防腐剤や着色料を一切使わずに、職人の手仕事による釜炊き製法でマルセイユせっけんを作り続けている。

メイク落としから洗濯まで

せっけんは皮脂を取りすぎてしまうイメージがあるが、しっかりと泡立てて、泡で包み込むようにして洗うと、汚れはさっぱり落ちるのに、洗い上がりはしっとりしてツッパリ感がない。泡立てネットを使うと、モコモコとしたきめ細かなしっかりとした泡ができる。娘は小さい頃から肌が乾燥しやすく、冬場には白い粉をふいたようになってかゆそうだったが、マルセイユせっけんで洗うようになってからは、そんな悩みもなくなった。

マルセイユせっけん一つで髪まで洗えると聞き、私もトライしてみたけれど、洗い方やリンスの仕方の問題か髪がペタッとして、これはうまくいかなかった。結局、わが家では皆、このせっけんを洗顔と浴用に使っている。洗顔料や液体のボディーソープなどは、色々な添加物が入っているので、安心な材料の石けんで済んでしまうのは嬉しい。

2
私は、マルセイユせっけんをメイク落としとしても使っている。マカダミアナッツオイルでメイクを浮かせてから、マルセイユせっけんで洗い流すことが多いが、軽いメイクの日には、泡立てたマルセイユせっけんで二度洗顔するだけのこともある。

意外に思われるかもしれないが、マルセイユせっけんは普段着の洗濯にも力を発揮。シャツの襟や食べこぼしなどの部分洗いに使えば、専用の洗濯せっけんを使わずとも汚れを落としてくれる。

色や香りの個性を味わう

暮らしのさまざまな場面で活躍してくれるので、私はマルセイユせっけんをまとめ買いしている。1個600gのビッグサイズと、よく売られているせっけんの6倍ほどの大きさだ。

説明書には上からこするようにして使っていくのがオススメと書いてあったけれど、浴室では使いにくいのでカットしてしまう。電子レンジで1分弱温めてから切るとうまく切ることができる。浴室ではシャワーの湯が直接かからない場所に置いておくと溶けにくく、木箱入りの3個セットを購入すると、家族4人で使っても数年持ってしまう。
1
日用品は、切らさないように買い足す必要があり、在庫管理も面倒に感じることが多い。けれど、マルセイユせっけんのように、自分が気に入って「これを使う」と決めているものがあれば、ずいぶんラクだ。多用途に使い回せるものなら、管理するモノの種類も少なくて済む。

先日、久々にマルセイユせっけんを買い足したのだが、木箱を開けるときワクワクした。マルセイユせっけんは、製造の時期や原料の状態などにより、色や香りが少しずつ違うのだ。

新しいものを下ろすときや、なくなって買い足すとき、ワクワクできる日用品は珍しい。日常を気持ちよく過ごすための相棒でありながら非日常感も味わえるマルセイユせっけんを、これからも使い続けたいと思う。

文/吉井 謡子
記事/ハレタル
haretal-b
ママ時間からわたし時間へトリップ。
「何かしたい」「新しい自分を見つけたい」「一歩踏み出したい」――。
『ハレタル』はそんなみなさんの「モヤモヤ」に寄り添い、新たな気づきを提供する情報発信メディアです。
ホームページ

その他のおすすめ記事

“時短”だけではない『食洗機のある暮らし』

“時短”だけではない『食洗機のある暮らし』

だから長く愛される『ル・クルーゼの人気の秘密』

だから長く愛される『ル・クルーゼの人気の秘密』

お気に入り道具で作る『甘酸っぱいアメリカンチェリージャム』

お気に入り道具で作る『甘酸っぱいアメリカンチェリージャム』

Pocket

コメント

コメント欄


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <s> <strike> <strong>

instagram-iconみんなのInstagram

人気の記事

2018.01.12

片づけ本を読むことではありません『片づけを始めるとき最初にする事は?』

2018.01.10

覚えておきたいおやつレシピ『かぼちゃプリン』

2018.01.10

1月11日は年神様とのご縁をいただく『知っておきたい鏡開きのコト』

2018.01.06

五節句の始まり『人日の節句』〜願いを込めて七草がゆを食べよう〜

2017.12.28

胃腸をやすめる旬の味『栄養たっぷり!金時人参のポタージュ』

2017.12.28

暮らしの歳時記『年越し蕎麦の由来あれこれ』

2017.12.27

覚えておきたいおやつレシピ『ホットビスケット』

2017.12.20

二十四節気の暮らし方『一番昼間が短い日「冬至」』地域で違うかぼちゃ料理

2017.12.19

おうちクリスマス『ミルクティークリームと苺のミルクレープ』

2017.12.16

いつもと少しだけ違う私になる『エアクロで楽しむクリスマスコーディネート』

編集部おすすめ記事

2018.01.10

『3種の発酵みたらし餅』で忙しい年始りも簡単エネルギーチャージ

2018.01.05

【ケノコトInstagram企画】1月の「日常のコト」を『#睦月のコト』で投稿しよう

2018.01.05

冬の寒さにも『大活躍のランジェリー』

2017.12.27

街の人々に愛されていた建物を再び“人”が集まる場所に~溝の口のシェアオフィス「nokutica(ノクチカ)」~

2017.12.27

今年は『特製発酵出汁をつかった年越しうどん』で2018年を迎えよう!

2017.12.27

フランス伝統のサクサクパイ『ガレット・デ・ロワ』

2017.12.26

私らしいライフスタイルに合わせて『さらに便利になったエアクロの秘密』

2017.12.16

旬の食材を使って『せりとりんごとブルーチーズのサラダ』

2017.12.10

暮らしの歳時記『歳の市へ出かけよう』ー新しい年を迎える支度をはじめましょうー

2017.12.06

砂糖不使用!麹と米だけで作る『手づくり甘酒の素』

月間人気記事

2017.04.01

脇の下を押すと痛くない?『脇コリの解消は 肩こり解消にもつながる』

2017.07.16

こんな症状は危険かも『スマホのウイルス感染症状7つをチェック』

2017.04.06

どんなおやつを選択してる?『低GIなお菓子を選んでみよう』

2017.09.14

指先のカサカサを直したい!『指先の乾燥の原因とケア方法』

2017.09.14

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「大根」の常備菜」

2017.08.31

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「玉ねぎ」の常備菜』

2017.09.06

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「さつまいも」の常備菜』

2017.04.04

もち米がなくても大丈夫『白米とお餅で出来る鶏おこわ』

2017.08.24

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「キャベツ」の常備菜』

2017.02.06

甘みがぎゅっとつまった『長ねぎをつかった作り置きおかず』