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ケノコト独自の視点から、様々な人や場所、物を取材して、WEBをはじめとする色々な場所で公開します。

取材 2017.09.23

100人100色―ミス日本ファイナリストから異色の経歴で料理の道へ。オーガニック料理ソムリエー五月女圭紀さんのお話し

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それぞれの立場、個々の考え方によって「働く」ことへのスタンスは異なります。正解なんてありません。
「100人100色」では、100人の「働く女性」に登場いただき、等身大の姿を語っていただきます。
年齢、環境、キャリア全ての背景が異なる人たちの100とおりの『想いや生き方』の中に、きっとあなた自身にとってのヒントが見えてくるはずです。

今回ご紹介するのは、東京都在住のオーガニック料理ソムリエでもあり、フリーライターとしても活動する五月女圭紀さんです。ミス日本ファイナリストを経て、ゴルフ関連の番組出演やコラム執筆を手がけてきたという異色の経歴の持ち主。近年ではオーガニックの料理家として食育活動を行うなど、「食」に関わるプロジェクトに積極的に携わっています。「何かを始める時必ずと言っていいほど逆風が吹いてきた」という五月女さん。その壁に立ち向かうパワーの源は何だったのでしょうか?お話しを伺いました。

——お住まいはどちらですか?

東京都内です。20代の頃ニューヨークに住んでいたのですが、我が家のリビングから見える夜景がニュージャージーから観るマンハッタンに似ていたので即決めしちゃいました。
目の前には富士山も見えるので、訪ねてくる友人は我が家をパワースポットと呼びます。

現在主人と、キャバリアの信太郎12歳(♂)、サバトラのネコちゃん・おちろさん10歳(♀)とコロ二郎君10歳(♂)で暮らしております。

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▶愛猫おちろさん♀とコロ二郎君♂
 

——五月女さんのこれまでのキャリアを教えてください。

1993年度ミス日本ファイナリストに選ばれてから芸能界に入り、趣味であるゴルフ関連のお仕事をしてまいりました。

ゴルフチャンネルでアシスタントを務めるほか、ミュージカル「ゴルフなんて大嫌い」(PARCO劇場)のコラムを執筆、スポニチ、日刊現代、sanspo.com等で約10年間コラムを連載。
タレント活動と共に、取材や執筆活動の毎日を過ごしておりました。

2007年家族の病気をきっかけに心理カウンセラーの資格を取得。介護記録として書き留めたエッセイ「ひとりじゃないから」(文芸社)を出版し、心と食のワークショップを東京青山中心に全国で開催しております。

現在、料理家・フリーランスライターとして執筆活動に携わるほか、講師として活動しております。(社)日本フルーツ酵素協会理事としてフルーツ酵素の普及活動に従事しながら、(社)日本オーガニックライフ協会・オーガニック料理ソムリエとして心と体が元気になれる食育活動を中心に、わんちゃん猫ちゃん達ペットの食育に関するプロジェクトに携わっております。

——これまでにぶつかった壁はありますか?

ぶつかりまくりです(笑)。

何かを始める時必ずと言っていいほど逆風が吹き目の前に壁が立ちはだかってきましたが、気合いと根性でその壁を登ったり、叩き壊したり、吹き飛ばしてきたような気がします。

正直逃げ出した事も何度もありますが、逃げると新しい壁が立ちはだかるので、ある時期から真正面からぶつかることにしました。

あしたのジョーのように燃え尽きることも何度もありましたが、苦しい中でも楽しみを見つけていたような気がします。

「なんで私だけこうなるの?」と一瞬思うんですが、翌日には「ん?これは何かHAPPYなことが起きる前触れだな」とプラスに頭を切り換える癖がありまして、子どもの頃から何でもプラスに考えてしまうお気楽な性格だったのですが、今でもそれは変わらず。

昨年訪れたニューヨークで「圭紀はあの頃と変わらないよね」とホストマザーから言われ、嬉しいような素直に喜べないような、複雑な心境です(笑)。

画像2
▶ニューヨークのホストファミリーと。
 

——これまでで一番忘れられない仕事のエピソードをお聞かせください。

忘れられないエピソードだらけなんですが、その中でも忘れられないのが20代の頃のアルバイトです。

当時人数が足りないという理由から函館出身でもない私が、函館名物「イカ踊り」ダンサー選抜メンバーに抜擢されました。
お祭りを踊りながら練り歩くだけだと思って依頼を受けたら、毎年それぞれの国の代表、日本からは毎年1県が選ばれて参加するシンガポールのフェスティバルがあるのですが、この年は北海道の「イカ踊り」メンバーが選ばれて、いつの間にか私も選抜メンバーに(笑)。
その年の日本代表連として、世界3大祭りの一つシンガポールのチンゲイフェスティバルで踊った想い出があります。

その時楽しそうに踊っていた私の写真が、函館の市役所に飾られてあったと地元の方から聞いた記憶があります。北海道民でもない私が代表に選ばれてクローズアップされてしまった心苦しさはありましたが、北海道出身の主人と結婚した現在、本籍を北海道に移した私は胸を張って「北海道民です」と言いたいです(笑)。

——あなたにとって「働くこと」とはどういうことですか?

お金という対価をいただいて、自分の周りに笑顔の花を咲かせることだと思います。

私は幸せな事に「好き」を仕事にしてきました。遊んでいる時に「これができたら面白いな」「これがあったらみんなHAPPYになるかも」って。
星の数ほど浮かんだ発想を形にするのが難しいのですが、産みの苦しみがあればあるほど、それが世に出た時の達成感は嬉しいですね。

——働いている時のあなたを「色」にたとえると?

24色入りのクレヨンのように、その時によっていろんな色に変化しているかもしれません。

私はいろんな仕事をしています。タレント、フリーライター、臨床心理カウンセラー、オーガニック料理ソムリエ、その仕事内容や気分で色が変わっているような気がします。

ゆったりお話をする時は青だったり、朝からテンションMAXの時は燃えるような赤だったり。執筆が順調に進んでいるときは冷静と情熱がMIXした紫だったり、行き詰まった時は夕焼け色のオレンジだったり。
料理をしている時は食べてくれる人の笑顔を想いながら作るので、わくわくを表す黄色だったり。その日の色で衣装も選んでいますね。

——今後、あなたが「こうありたい」と思う姿について、教えてください。

今もこれからも変わらず家族みんな健康で笑っていることです。

心と体と経済、全てのバランスが取れた毎日を過ごせる事が健康であると考えています。それにはいつもニュートラルな自分でいること。いろんなことがこれからも起きると思いますが、何があっても笑い飛ばせるぐらいの強い心を鍛えたいです。

——これからチャレンジしたいことは?

お料理番組を持つことと、食育に関する本を出版することです。できれば主人の田舎の北海道でお料理番組が持てたら嬉しいですね。
「恋が成就する勝負ごはん」や「キレイになれる開運美肌ごはん」etc・・・私の経験を踏まえた上で、心も体も元気が出るごはんを伝えていきたいです。

現在47歳ですが、8歳年下の主人の胃袋を掴んで再婚しました。私は一切お料理ができませんでしたが、母が末期の進行癌で余命数年と宣告された10年前、毎日の食べる物で身体は作られていることを知り、病気がきっかけでお料理を勉強し始めました。結婚したい!キレイになりたい!変わりたい!と思う全ての女性が幸せになれるお料理番組をもつのが夢です。

——あなたなりの息抜きやストレス発散の方法を教えてください。

原稿がなかなか進まない時やどうしようもない悩みがある時の息抜きは「お料理」ですね。いつの間にかキッチンに立ってお料理を作っています。

人は夢中になっている時、その一点に集中しています。それは催眠状態と同じと言われていて、気付かない間に頭の中がクリアになっているんです。
「あれ?さっきの悩みなんだっけ?」と忘れてしまったり、なかなか出てこなかった書き出しの1行が出てきたり。

ストレス発散は、昭和時代のプロレスを観ること、特にスタン・ハンセンとタイガー・ジェット・シンの試合ですね。普段はジムに通っておりますが、一人でトレーニングする時は大好きな「サンライズ」(スタン・ハンセンの入場テーマソング)を聞きながら、気持を上げてトレーニングしております。
最近は水谷千恵子さんのショーDVDを観ながら一緒に歌うこともストレス解消の一つになっています。

——日課や習慣にしていることはありますか?

日課は手作りごはんと愛犬・愛猫のオーガニックライフをInstagramにアップする事です。執筆活動の一つとして仕事とリンクさせながら楽しんでいます。(アカウントは@tamakisaotome になりますので、 お気軽にフォローどうぞ!)
習慣にしていることは、週に2回のジムと英会話のトレーニングですね。「やらなきゃ」を3日続けると「癖」になり、1週間、1ヶ月続けるとそれが「習慣」になります。
美と健康を守る為に、ジムで有酸素運動や夜間のランニングをしています。 「運動」とは「運」を「動かす事」だと思うので、運気を変えたい時は身体を率先して動かしています。

「何かを変えたい、今より良くなりたい」と思ったら即動くこと。ジムに行く時間がない時は、一駅分でも歩くことを習慣にしています。また習慣にしている事の一つとして、寝言を英語でしゃべっていた20年前に戻りたく、耳を慣らすために英語を常に流しています。

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▶トレーニングを積んで屋久島トレッキングへ。
 

——生活の中でのこだわりや、お気に入りを教えてください。

1日1回は居心地の良いリビングで家族一緒にご飯を食べることです。同じものを食べることは同じ細胞が作られることであり、家族の心が通じ合う為にも「一緒に食事をする事」にこだわっています。

量や配分は違うにせよ、ネコちゃんやワンちゃん達も私達が食べる物と同じオーガニックのお肉や野菜をあげていて、そのおかげもあってかとても穏やかに仲良く暮らしています。

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▶毎年つくる手作りお節
 

——自分の人生で一番大切にしていることはなんですか?

“You are what you eat”

健康は食べ物で決まる、つまり毎日何を選びどのように食べるかを意識して大切にしています。
食を大切にすることは、自分を大切にすることであり、logic(思考)もmind (心)もbody(身体)も健全な食生活から生まれます。
食は大切な家族を守る為の武器です。イライラしたり、落ち込みやすかったりするのは、病気の一歩手前の「未病」と言われていて、それを治す答えは毎日の「食」にあります。

答えはとてもシンプルで、しかもすぐそばにあるということをオーガニック料理ソムリエとしてお伝えし続けたいです。一人でも多くの方が「食」を楽しめる日本になりますように、これからも活動してまいります。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ずっと「好き」を仕事にしてきたと語る五月女さん。チャレンジは多岐に渡りますが、「いいもの、面白いものを伝えたい」という一貫した想いがあって、さまざまな仕事をやり遂げてきたのでしょう。現在は家族の病気をきっかけに食の大切さを知り、日本の健全な食生活のために奮闘。その姿は「24色のクレヨン」と表現する通り、豊かな彩りに満ちているようです。

 
取材・記事/
いろんな女性の働く・暮らすを知ること 『100人100色』は、SAISON CHIENOWAとケノコトの共同記事です。

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