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取材 2015.09.06

暮らしの話~「 “今”を自分に正直に生きること」を伝える 加藤さくらさん~

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人によって価値観や人生観などは様々。
色んな人の話を知ることで工夫や新しい価値が生まれてくれたら嬉しいです。
今回は加藤さくらさんのお話。

千葉県松戸市にお住まいのさくらさん。

さくらさんの次女・真心(まこ)ちゃんは、生後6か月で福山型先天性筋ジストロフィーという難病と診断されました。
難病を抱えながらも、どこまでも前向きに生きる真心ちゃんの笑顔がきっかけで、”今”を一生懸命に生きることを決めた加藤一家。
そのストーリーは、ドキュメンタリー映画「えがおのローソク」にまとめられています。
さくらさんは現在、講演や講座、執筆活動をはじめ、親業インストラクター・心理カウンセラーとしても、幅広くご活躍されています。

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そんなさくらさんの暮らしの話とは。

出産がきっかけではじめた現在の活動

親業インストラクターになるきっかけは、長女の出産でした。「一人前の人間に育てる」ために、親としてどう子育てをしていけばよいかを考えました。そのとき出会ったのが親業プログラムです。
親業プログラムは、私が子どもを一人の人間として尊重するために必要だと思いました。暖かい人間関係を築くために必要なコミュニケーション方法が具体的に示されていていました。その学びを実践した結果、親業プログラムは子育てだけでなく、すべての人間関係に有効だと確信しました。私も親業を伝える側になりたいと思いました。
心理カウンセラーについては、周りに悩みを抱える人が多いことに気がつき、独身時代から学びを続けていました。
安心して話せる場、話を聞く場が増えることを願い、心理カウンセラーの活動を始めました。

周りに甘える勇気

仕事ややりたいことと、子育ての両立には苦労もあります。
子どもの急な病気で仕事キャンセルは仕方がありません。特に講座や講演会、お話会など代役が難しい仕事のときは、周りの協力者に思い切り頼るしかないです。
何よりも私自身の心の声に素直になり、内外一致した行動をとることを大切にしています。
親業での学びがとても活きています。もともと適当な性格なので、家事も子育ても「完璧」を目指していません(笑)
今の自分にできる範囲、そしてせっかくパートナー、家族がいるので大いに助けてもらいます。

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心で会話することの大切さ

子育てでは、母親としての役割をおざなりにしないよう、子どもたちの心と向き合うことは意識高くもっています。
物理的に一緒にいる時間を長くとることが難しいときでも、「あなたのことをみてますよ」「どんな気持ちでいるかな」など、目を見て会話をしたり、心の気持ちに焦点をあてて会話し「言葉」にして伝えています。
スキンシップも大切で、ギューするだけでお互いの気持ちがすーっと楽になることも。

それぞれの人生を尊重する

子どもには子どもの、親には親の、それぞれの人生があります。家族とはいえ、誰一人として同じ人格を持つ人間はいません。そう思うことで、色んな感情やそれぞれの意思を尊重したくなります。
例えば、子どもにふりかかった問題(学校でのイヤなことなど)も、子どもの問題として考え、子ども自身で解決できると信じることができます。ただ放っておくのではなく、心に寄り添うような「聞き方」でサポートをすることを心がけていますが、子どもを尊重し、答えを与えるようなことはありません。
また、子どもたちや夫、人の目を見て、言語に囚われない、非言語コミュニケーション(表情、雰囲気、ジェスチャーなど)を大切にしています。「おはよう」のたった一言でも、目の輝きや表情で、その日の調子がわかったりもします。

「頑張りすぎない」が心身ともに元気でいられる秘訣

明るく前向きに取り組む性格ではありますが、次女の突然の入院など大変なこともありました。最近は少なくなったけれど、数か月に一度熱を出す度に入院をしていたり。これも、周りの協力者に全面的に甘えて、私自身も心身ともに元気でいるための工夫をしました。ポイントは2つ。

・頑張りすぎない(HELPの声をだす)
・食に気を付ける(付き添い入院で親の食事がおざなりになりがちだけれど、身体が喜ぶ食事を心がけていました。お見舞いでもってきていただく、など甘えることも)

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互いに思いやりをもって。夫婦できちんと話し合う

週末などに一人ででかける予定を入れるときは、夫と時間の取り合いになることも。
まだこの課題には取り組み中ですが、工夫していることがあります。
1.予定がぶつからないよう事前に伝えて更に共有のカレンダーに書く
2.お互いの予定も大切にできるよう、子ども達の預け先協力者を増やす<姉家族の家近くに住んでいて、両家の家にも1時間以内(車)で行ける距離>
3.週末の家族で過ごす時間について話し合う (例: どちらか一日は家族全員で過ごす日にしよう、など)
思考錯誤しながら、工夫を積み重ねています。

「わたしの気持ち」に正直に生きる

電車の中や、子ども寝静まったあとの半身浴などの一人の時間は私の息抜きになっています。子どもたち、夫とのハグなんかも心が落ち着きます。
そして「わたしの気持ち」に正直に生きることが何より。「わたしの気持ち」が相手に伝わる伝え方を知っていると楽ですよ。大変なこともありますが、私に笑顔をみせてくれる人がすぐ近くにいるとき、家族の笑顔をみているとき、私は幸せを感じています。

プロフィール

加藤 さくら kato sakura

本業:二女の母業 & 妻業
ライフワーク:親業インストラクター、心理カウンセラー、心のバリアフリーを広げる活動。 講演会、講座、セミナー、
執筆活動をしています。 次女・真心(まこ)の筋ジストロフィーという難病と向き合いながら、 笑顔で前を向いて生きている姿は、ドキュメンタリー映画「えがおのローソク」として、 教育機関、医療従事者、一般上映など全国各地で自主上映され、 老若男女問わず多くの人たちに「えがおは宝物」であることを発信し続けている。8/17に光文社より初の著書『えがおの宝物~進行する病気の娘が教えてくれた「人生で一番大切なこと」~』を出版。

加藤さくらブログ
加藤さくらホームページ
著書『えがおの宝物~進行する病気の娘が教えてくれた「人生で一番大切なこと」~』リンク

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