
旧暦で今日が新年!『立春大吉』で縁起を担ごう
目次
天気の良い日に空を見上げてみると、降りそそぐ太陽の光が徐々に穏やかでやわらかくなり、小さく可憐な梅の花があちこちに咲き始め、気温はゆっくりとですが温かくなり、春の兆しがところどころで見られるようになってきます。
一年の始まりは立春から
明治5年まで私たちが使っていた旧暦では、一年の始まりは立春からと考えられていましたので、節分は大晦日、今日は新年にあたります。
今日から立夏の前日までが暦の上での春。 実際には寒さが最も厳しい頃ですが、自然界は着実に春に向かって動き出しています。
夜が長いのは自然から「休んでね」のお知らせ
寒い冬もあと少しで終わります。
もうすぐやってくる春のエネルギーに乗って、運気をぐんぐんアップをしていくために大切なことは、この時期に無理をしないで、ゆっくり休養すること。
今は体力や気力を蓄える時期と心え、夜はお風呂にゆっくりと入り、早めに休んで、風邪やインフルエンザなどにかからないよう、十分に気をつけてください。
夜が長いということは、自然が私たちに「よく寝て、体を休めなさい。」といっているから。 この時期の寝不足はダレクトに体調に影響しますので、注意が必要です。
この時期におすすめの食べ物は
蕗の薹(ふきのとう)
雪解けの土の中から愛嬌のある姿で、春の訪れを告げる山菜「蕗の薹(とう)」。 独特の香りとほろ苦さが春の息吹を感じさせ、冬の間に縮こまっていた心と体をスッキリと目覚めさせてくれます。
栄養と効能
タンパク質や脂質が少なく、ビタミン・ミネラルが豊富! 糖質やカロリーが低く、食物繊維はたっぷりと含まれていますので、ダイエットには最適な食材です。
また胃腸の働きを整えてくれる作用もあり、花粉の予防にもおススメ。
天ぷらやおひたし、和え物にして召し上がってみてくださいね。
立春大吉のお札で縁起を担ぐ
立春の早朝に禅寺では厄除けの為、「立春大吉」というお札を貼り、「これからやってくる新しい年が平穏無事に過ごせますように」と、願いを掛ける行事が行われます。
「立春大吉」という言葉は、お札に縦に書かれますが、この四文字の真ん中に線を引いてみると、四文字すべてが左右対称になり、裏から見ても表から見ても「立春大吉」と読むことが出来ますね。
その文字を薄い紙に書いてお札を入り口に貼ると、鬼が中に入ってから振り返っても同じように「立春大吉」と書かれたお札が見えるため、鬼はまだ入っていないと勘違いをして、逆戻りしてしまうということです。 これが「厄除け」になるということで、「立春大吉」の札が張り出されるようになったそうです。
お札の貼り場所
★家の鬼門(表鬼門 ⇒ 東北 / 裏鬼門 ⇒ 南西)
★柱
★玄関
★子どもの勉強部屋
★大切な部屋の入り口
★神棚
貼り方のポイント
★外へ向けて
★糊や両面テープで貼る
★目より高い位置に貼る
貼るタイミングや期間については、様々な説がありますが、この時が絶対というタイミングはなく、その日のうちであれば大丈夫。
お札は1年間貼り続けて、翌年の立春にまた貼りかえると良いそうですよ。 「立春大吉」のお札で、今年は春から縁起を担いでみませんか?
記事/マクロビオティック料理教室G-veggie はりまや 佳子
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ライタープロフィール
1963年東京生まれ、大田区在住。
武蔵野女子大学(現武蔵野大学)短期大学部家政科卒。建設会社受付嬢、英会話学校マネジャー、船井総合研究所勤務、10年前からマクロビオティックを実践し始める。2005年に退職後、米国クシ・インスティテュートに留学し、キャリアトレーニングプログラム・レベルⅢを卒業。インストラクターの資格を取得。 2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在10年目を迎える。2012年キレイ料理レストラン&スクール「G&V」を東銀座にオープン。2015年本オーガニックライフ協会を設立。
『オーガニック大好き!はりまや佳子』ブログ
*マクロビオティック・キレイ料理教室G-veggieのレシピ本です。 詳しくは画像をクリック。
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