
短い旬だからこそ たけのこの下処理からはじめよう『若竹煮』
目次
春になったらたくさん食べたい、たけのこ。この時期だからこそ味わえる自然の恵みを、惜しみなくいただいてしまいましょう。春に旬を迎える「たけのこ」と「わかめ」を、優しいお出汁で煮る『若竹煮』。柔らかいたけのこの食感と、ほど良い歯ごたえが楽しいわかめ、じゅわ~っと口に広がるお出汁の風味が、春の訪れを感じさせます。
生のたけのこは美味しそうだけど、下処理が難しそう…という方も、ご安心ください!たけのこの下処理も一緒にご紹介しています。ひと手間かけるからこそ、より美味しく、感謝していただけますね。
『若竹煮』材料(4人分)
たけのこ(生) 700g(皮付き)
わかめ 200g
出汁 500cc
薄口醤油 大さじ2
酒 大さじ2
米ぬか 大さじ3
木の芽 適宜
『若竹煮』作り方
1. *たけのこを下茹でする*
穂先を斜めに切り、皮に縦に包丁を入れる(後で皮が剥きやすい)
3リットル以上の米ぬかを入れたお湯で、1時間程茹でる
冷めるまでそのままにしておく(一晩)
皮を剥く
2. *煮る*
たけのこを縦半分に切り、穂先から5cmを残して、1cm幅の半月に切る
穂先は縦に8〜12等分に切る
出汁と調味料を煮立て、固い部分から煮て10分程経ってから穂先を加えて15分程弱火で煮て火を止める
3. 食べる直前に温め直し、ざく切りにしたわかめを加えて一煮立ちさせる
4. 器に盛って、木の芽を添える
『若竹煮』を美味しく作るポイント
・新鮮なたけのこが手に入ったら、まず下茹でを!
・時間が経つと固くなるだけでなく、エグミが出てくるので、とにかくすぐ茹でて下さい。
・わかめは煮汁にくぐらせる程度で十分です。
・木の芽は手のひらに包むようにして叩くと香りが立ちます
レシピ/出張料理人 ひな
「ひなや」出張料理人。
大阪生まれ兵庫京都育ちの関西人。
「食は愛」の家訓のもと育つ。
鎌倉を中心に関東圏で京都の家庭料理「おばんざい」をケータリング。
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