
あれから5年。現在の被災地の状況とわたしたちができるこれから
震災からまもなく5年が経とうとしています。
時間が経つと共に日常を取り戻すことができている人も多い反面、まだまだ困難な状況の中、復興への長い道のりを覚悟しながらも、 必死にがんばっている人たちがいます。
まだまだ続く復興への道のり
全国で17万人余りが依然として避難生活を余儀なくされ、東北などの被災地では、復興の遅れが大きな課題となっています。
仮設住宅や賃貸住宅などで避難生活を余儀なくされている人は、先月12日現在の復興庁のまとめで、17万4000人余りとなっています。また、自力で住宅を再建できない人のために建設される「災害公営住宅」は、2万9900戸余りの計画に対しことし1月末現在で完成しているのは1万4466戸と、48%と復興への道のりはまだまだこれからです。
3.11は考える日
災害直後、全国ならず世界からボランティアが募り、被災地へと出向きがれき処理や炊き出しなどを活動する方が多くいらっしゃいました。でも時が経つにつれて報道が減り、ボランティアをする人々も減少していっています。
3.11は、わたしたち日本人から忘れることのできない記憶。この日が近づくことで、思い出すだけでもいいのだと思います。思い出すからこそ、何かできないのかと考え、思いをめぐらすことに意味があるのです。
今なおボランティアを募集している団体もあります。なにか一歩、できることをしてみませんか。
全国社会福祉協議会「被災地支援・災害情報ボランティア情報」
助けあいジャパン(内閣官房震災ボランティア連携室と民間との連携プロジェクト)
東日本大震災支援全国ネットワーク(今回の震災における被災者支援のために結成されたネットワーク組織)
ひとりひとりが自分にできることを考え、そして続けること。
それは小さな支援でも、沢山の人と積み重なって、時がたてば
それはとてもとても大きな力となります。
今日は被災地に祈りを込めて、思いをはせてみませんか。
文/ケノコト編集部
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