
考えてみたい『妻にとっての家事ハラと、夫にとっての家事ハラ』
ハラスメントという言葉を聞いたことはありますよね。
広い定義で言うと、「様々な場面においての嫌がらせやいじめの事」で、セクシャル・ハラスメント(セクハラ)やパワーハラスメント(パワハラ)などが有名です。では、「家事ハラスメント(家事ハラ)」という言葉を皆さんはご存知ですか?
家事ハラスメントとは?
「家事ハラスメント」という言葉は、竹信三恵子氏の著書『家事労働ハラスメント』から生まれました。これまで日本では、家事労働は家庭の女性が無償で行うもの、とされてきました。その価値は「誰にでもできる単純労働」と蔑視され、これを担う人は外で働けないため、経済力や発言力を奪われがちな状態が続いています。
著者はこれを「家事労働ハラスメント」と定義しています。
もう一つの家事ハラスメント
もう一つの家事ハラスメントがあるのを皆さんはご存知ですか?これは、「ヘーベルハウス」で知られる旭化成ホームズが行った調査によるもので、
「夫の家事協力に対する妻のダメ出し行為=妻の家事ハラ」と定義しています。
具体的には、家事が不慣れな夫に対して、やり方が違う、かえって手間が増える、などと指摘することと言っています。この調査結果で、夫の家事参加率は9割超、妻の家事ハラを受けた経験を持つ夫は約7割、と訴えています。
どちらもハラスメント
旭化成が謳った「妻の家事ハラ」の定義や調査に対して、家事は妻が行うものだということを前提にしている、夫が家事を行わないのは妻に問題があるとの誤解を与えかねない、などと話題になりました。
生活する上で家事は一番需要な仕事です。家事をしなければ会社での仕事もうまくいかないでしょうし、何もかも崩れていってしまいそうですよね。
いまや女性も社会進出するようになり、共働き家庭が増えてきました。
「家事は二人で協力してするもの」という共通認識があればうまくいきそうですが、女性は家事、男性は外で仕事、という固定概念が未だに強い日本では根底から考える問題なのかもしれません。
でも、お互いが思いやりと感謝の気持ちがあったら少しでも変わってくるのでしょうか。
あなたは「家事ハラ」について、どのように考えますか?
記事/Lifull FaM
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