
新しいコト 2016.04.28
こわいお煎餅がある?!お煎餅の他にもある『こわい』食べ物のコト
「おばあちゃん、このお煎餅こわいよぉ」とおばあちゃんに言った子ども。
子どもが怖がるのはおばけじゃないの?と思った方もいらっしゃるかと思います。
さて、お煎餅の何がこわかったのかおわかりですか?
「こわい」食べ物の共通点とは
おこわ、ごぼう、するめ、昆布、節分の大豆など、お煎餅の他に挙げられる「こわい」食べ物です。
これらの共通点、おわかりですか?
そう、『かたい』ということです
「こわい」は古語
「強い」と書いて「こわい」と読みます。
これは、「かたくて扱いにくい。ごわごわしている」という意味です。
この言葉のもとの形は「強し」
枕草子でも使われていたぐらい古い言葉です。
「強飯(こわめし)」って聞いたことありませんか?
強飯とはこわい(硬い)ご飯のことで、「おこわ」「こわいい」ともいいます。
釜でうるち米を炊いた飯、「姫飯(ひめいい)」に対してうるち米を甑に入れて何度も水をかけたもののことを差します。
「こわい」は方言?
平安時代から古語として存在していたため、日本中で使われていたものの、現在は一部の地域で使われているようです。
ちなみに、使い方は違いますが、北海道では方言として使われます。
身体が疲れていたり、だるい時に「こわい」と表現するようですよ。
日本語って言葉一つでいろいろな漢字があり、意味があり、難しいですね。
しかし、そんな日本語は雅で趣がありますね。
文・写真/影山奈々恵
プロフィール
食未来リンク 副代表
影山奈々恵
管理栄養士×フォトグラファーとして幅広く活動。
保育園で活きた食育や給食・おやつを通して「なんでも食べる子ども」を育んでいるだけでなく、生産者と消費者の架け橋となる食未来リンクの副代表を務め、様々な食に関わることや音楽家による演奏会にて、「ありのまま」や「日常」の大切にし、その瞬間を切り撮る。
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