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まめ知識 2016.05.12

それって本当に遺伝なの?『痩せ体質になるコツを知ろう』

体質が原因で痩せ体質、痩せにくい体質というのを聞いたことがあるでしょうか?
遺伝だから…体質だから…それって本当?気になる体質についての基礎知識を医学的にご案内します。

脂肪燃焼に関わるのはどっち?「白色」vs「褐色」脂肪細胞

体脂肪を構成する脂肪細胞には2つのタイプがあります。ひとつはエネルギーを蓄える「白色脂肪細胞」、もうひとつは脂肪を分解して燃焼させる作用を持つ「褐色脂肪細胞」です。

「白色脂肪細胞」

白色脂肪細胞は脂肪細胞の大部分を占める細胞で、皮下や内臓のまわりなど全身に広く分布しており、余計なエネルギーはここに蓄積されます。

「褐色脂肪細胞」

褐色脂肪細胞は首、腋の下、肩甲骨の周りなど限られた部位にあり、あまり脂肪を貯めこみません。この「褐色脂肪細胞」がダイエットの鍵になります。
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遺伝で決まる?痩せ体質・痩せにくい体質

この2種類の細胞の量や働きには個人差があり、実はダイエットの際の痩せやすさにも関係しています。
「痩せ体質」はずばり、褐色脂肪細胞に関係しています。この細胞が活発に働く人は食べても太りにくい体質、といえます。
こうした体質を決めるのは、「肥満遺伝子」と呼ばれる遺伝子です。

褐色脂肪細胞の働きを下げる肥満遺伝子

痩せにくさにかかわる肥満遺伝子は、現在50種類以上も発見されています。肥満遺伝子の中でも特に「UCP1」遺伝子の変異をもつ人は、褐色脂肪細胞の働きが低いと言われています。
日本人の4人に1人が、このUCP1と呼ばれる肥満遺伝子の変異を持っていると推定されており、「痩せ体質」になりにくいと考えられています。

「痩せ体質」は遺伝だけで決まるわけではない

褐色脂肪細胞の量はこの肥満遺伝子によって遺伝的に決まると言われていますが、諦める必要はありません。
褐色脂肪細胞を活性化させることができれば、誰でも、脂肪を分解しエネルギー消費量を増やすことができるのです。

「痩せ体質」をつくる!手軽に褐色脂肪細胞を刺激する方法

食べものをよく噛むことで活性化

一番手軽にできるのが、食べものを良く「噛む」こと。咀嚼が交感神経を高まらせ、褐色脂肪細胞を刺激します。
その結果、褐色脂肪細胞は活性化し、体脂肪がエネルギーになるのを助けるというわけです。

寒さを感じて活性化

身体が適度な寒さを感じると、交感神経が高まり、褐色脂肪細胞を活性化させます。
冬でも厚着しすぎるのを避けたり、温泉などで水風呂に入ったりすることによって、褐色脂肪細胞を活性化しましょう。
運動では水中エクササイズや、全身運動でカロリー消費の大きい水泳がおすすめと言うことになります。

食べ物や飲み物に含まれる成分で活性化

唐辛子に多く含まれるカプサイシンは、交感神経を刺激して、褐色脂肪細胞を活性化させる効果が期待できます。
また、コーヒーやお茶に含まれるカフェインも、同じく交感神経を活性化させ、褐色脂肪細胞への効果が期待できます。

痩せにくい体質に関わる細胞には遺伝も関係することは事実ですが、「生まれつきの体質だから」と諦めることはありません。
食事をよく噛むなどご紹介した方法を駆使して、褐色脂肪細胞を目覚めさせ、痩せ体質に近づきましょう。

文/Dr.Note
参考記事:実は遺伝で決まっている!?痩せ体質と痩せにくい体質の原因
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