
安心で安全が心地いい『植物のもつチカラを暮らしの中に』
「Botanical(ボタニカル)」という言葉を聞いたことはありますか?
自然に生え育っているような生き生きとした植物がデザインされているボタニカル柄のファッションが今年は流行のようです。また、インテリアやコスメなど、ライフスタイルそのもの に植物の力を取り入れる人たちも増えてきており、そんな方たちは「ボタニカル女子」と呼ばれのだとか。
そう、「ボタニカル=植物」のこと。
植物がもつ自然のチカラを生活の中にとりいれて、ナチュラルでオーガニックな丁寧な暮らし方が注目されています。
暮らしの中へのとりいれ方の知恵
まず身近な植物の暮らしとして挙げられるのが「ハーブ」。西洋の香菜として料理などで親しまれているハーブですが、最近では日本の暮らしの中にも溶け込んでいます。料理やハーブティーなどに利用している方も多いのではないでしょうか。
食べること以外に、ハーブが持つ抗菌作用や消臭効果を利用して、生活の中で役立てることができます。
例えば、ユーカリには消臭効果があります。枝をそのままトイレに飾ってみたり、下駄箱の中に忍ばせてみたり。それだけでインテリアにもなりますし、臭い消しに一役買ってくれます。
またそのやわらかい芳香が素敵なラベンダーは、摘み取ったものをサシェなどに入れ、洋服ダンスの中に忍ばせるだけで、天然の防虫剤にもなり、かつ自然な香り付けとしても役立てますね。
スキンケアはオーガニック
赤ちゃんがいるご家庭などでは特に好まれるオーガニック製品。赤ちゃんのために…とこだわって見つけてきたスキンケアのクリームも、天然成分と自然な香りが気に入って自分用になりました、という声もちらほら聞かれます。
直接肌に触れるものは添加物や化学物質の含まれていないものを選びたいですよね。
植物そのものがもつ効能により、人間が本来もつ自然治癒力を高めつつ、お肌への刺激が少ないのがオーガニックの特徴です。そのため、敏感肌の人でも肌荒れや乾燥の心配が少なく使用できるという点が嬉しいですね。
自然な風合いが美しい「草木染め」
植物がもつ「色」を利用して服や布を染めることを「草木染め」といいます。合成染料ではない天然素材から生み出される色は、やさしい風合いと手仕事ならではの模様がとても素敵なのです。
染色・染め物と聞くと本格的な職人技を思い浮かべてしまいますが、実はお家のキッチンで出来る手軽なものです。染めるものもハンカチや手ぬぐいのような小さなものであればとても簡単。不要になった洋服を草木染めでリメイクしてみると、また新たな息吹を吹き返すかもしれません。エコにも繋がります。
草木染めは、変色や色落ちがあることが多いですが、そういったことも魅力のひとつ。変色していく過程も使い込んだ味わいとなり、愛着が増していくような気がしませんか?色の出具合も毎回違い、同じ色が二度と作れないという点も、味わいのひとつですね。
変わりゆき、移りゆくのは自然から生まれるのものだからこそ、ですから。
わたしたちは古くから、自然と共に暮らしてきたはず。その暮らし方がいま、改めて注目され見直されつつあります。
「ボタニカル女子」が一過性のブームではなく、四季のようにゆったりと、丁寧に暮らしを紡ぐ人たちで溢れたら、きっと自然に、ふとしたことにも優しくなれるのではないでしょうか。そんな気がします。
文/ケノコト編集部
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