
DHA、EPAで血液サラサラに『弱くて優しいイワシのコト』
代表的な青魚で、かつて大集魚と呼ばれましたが、漁獲量が減ってきた昨今、高級魚に近づいていますね。
たんぱく質、脂質ともに豊富で、血栓を防ぎ、動脈硬化予防に役立つDHA、EPAなど血液サラサラ成分がたっぷり。
これからが旬でどんどん美味しくなっていくイワシについてご紹介します。

骨まで食べてたっぷりカルシウムを摂取
イワシにはカリウム、カルシウムなどのミネラルも多く、カルシウムの吸収に欠かせないビタミンDも多いため、効率よくカルシウムを摂取できます。
小魚は加熱することで柔らかくなって食べられるので、イワシの甘露煮にのように骨ごと食べればさらに効率的にカルシウムがとれます。
骨粗鬆症予防に良いのはもちろん、カルシウムが不足するとイライラしますから、ストレスに多い現代人は欠かさず摂りたいものです。
イワシの弱い部分はどこ?
魚偏に「弱」と書いて『鰯』
うろこが剥がれやすく、背骨が弱いので、「よわし」と呼んだのが「いわし」の転じたと言われています。
また、水揚げされてから、非常に劣化が早いです。
生でなく干物でも他の魚に比べて酸化しやすく劣化が早いです。
7度洗えばタイの味?!
劣化の早いイワシも、よく洗い流せば生臭さをも感じませんという意味です。
イワシ手開きという手法で包丁を使わずとも簡単に腹開きすることができます。
生姜醤油でさっぱりいただくのはいかがでしょうか
弱いからこそ骨まで食べられる。
骨には栄養がたっぷりですし、無駄になる部分が少ないって、人間にも環境にも優しい魚ですよね。
文・写真/影山奈々恵
プロフィール
食未来リンク 副代表
影山奈々恵
管理栄養士×フォトグラファーとして幅広く活動。
保育園で活きた食育や給食・おやつを通して「なんでも食べる子ども」を育んでいるだけでなく、生産者と消費者の架け橋となる食未来リンクの副代表を務め、様々な食に関わることや音楽家による演奏会にて、「ありのまま」や「日常」を大切にし、その瞬間を切り撮る。
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