
女性ホルモンと月経周期からみる『効果的なダイエットのすすめかた』
わたしたち女性のカラダを司っているとも言われる女性ホルモン。女性ホルモンの分泌は、ダイエットをする上でも大きな関係があるのです。ダイエットに適切な月経の周期はいつなのでしょうか?体調のみならずココロも左右してしまう女性ホルモンと上手に付き合って、上手く利用してみませんか?
ホルモンバランスの周期を知る
女性のカラダは、ホルモンバランスの変化によって卵胞期、排卵期、黄体期、そして月経という4段階の周期があります。
月経周期は正常範囲は25~38日で個人差がありますが、基礎体温を記録すると女性ホルモンの周期やリズムがつかめるようになります。
周期と女性ホルモン分泌量
出典:http://www.karadakarute.jp/
女性ホルモンは、卵胞ホルモンのエストロゲンと、黄体ホルモンのプロゲステロンの2種類があります。
それぞれの分泌量は時期によって変化します。
①卵胞期:月経終了~排卵前
エストロゲン分泌量増加
↓
②排卵:排卵日前後3~5日間
プロゲステロン分泌量増加
↓
③黄体期:排卵後~次の月経まで
プロゲステロン分泌量増加、エストロゲン分泌量低下、
↓
④月経:月経がはじまった日から約1週間
エストロゲン、プロゲステロン共に一定
ダイエットに向いている時期はいつ?
月経が終わってから排卵までの「①卵胞期」が、ダイエットに適した時期です。
この時期は、排卵と妊娠への準備を促すために、心とからだを整える役割を持つ「エストロゲン」が増加しています。
エストロゲンの分泌が増えると、イライラやむくみがとれ、気持ちも前向きになると言われています。エクササイズやダイエットを集中的に頑張るには絶好の時期なのです。
ダイエットに不向きな時期はいつ?
排卵後から次の月経までの「③黄体期」は、心も身体も不安定になります。
この時期は、受精卵を着床しやすくするなど、妊娠や出産に欠かせない役割を持つ女性ホルモン「プロゲステロン」が増加します。
プロゲステロンの分泌がさかんになると、イライラしたり、甘いものが欲しくなったり、疲れやすかったりという傾向が見られます。
食欲のコントロールがしにくくなり、からだに水分をためこんでむくみやすく、体重が増えやすくなるのです。
女性のダイエットの注意点
ダイエットをする場合は適正範囲の体脂肪率を心掛け、健康で女性らしいボディーラインを保つことが大切です。
女性のからだはデリケートです。自分のからだのリズムを知ると無理のないダイエットができます。ダイエットチャンス期を逃さずに効果的なダイエットを行ないましょう。
女性のカラダとココロを左右してしまう女性ホルモンとの関係。仕組みを理解して上手に付き合えば、ちょっと暮らしが楽になるのかもしれませんね。
文/Dr.Note
参考記事:今さら聞けない!女性ホルモン、月経周期に関わる効果的なダイエット
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