
『アジは味がいい!』なんて冗談が冗談じゃない?!楽しみ方が豊富なアジのコト
刺身にたたき、フライに干物など多くの調理法で楽しめる鯵。
いろいろ調理法があり、年中見かけることも多いのではないでしょうか。
そんな鯵の最盛期は6~8月と言われています。
今回は今が食べごろの鯵についてご紹介いたします。
実にシンプルな鯵の由来
魚偏に「参」と書くため、「3」に関わるのかと思いきや、元は魚偏に「操」だった右側の字を日本人が「参」と書き間違えたため、「参」に関係することはないんだとか。
では、アジの由来はというと、シンプルに『味の良さ』からこの名前がついたと言われています。
イノシン酸、グルタミン酸、タウリン、グリシン、アラニンなどの旨味成分がたっぷり。
だからどんな調理法でも美味しく頂けるのではないでしょうか。

たっぷりなのは旨味成分だけじゃない!栄養面もバッチリ
青魚の特徴はDHA、EPAなどの不飽和脂肪酸が多いことで、これらが血液をサラサラに保って心筋梗塞、脳梗塞などの予防に役立ちます。
旨味成分でもあるタウリンは、血圧・コレステロールを下げる働きがあります。
また、ビタミンB群も豊富。
カリウム、カルシウムなどのミネラルも多く含むため、非常に栄養バランスの良い魚です。
いろいろな調理法はあるけどもやっぱり一番は…
普段、鮮魚売り場でみかけるアジはマアジで、干物はムロアジは多いです。最近は大西洋アジも干物でよく出回っています。
ムニエルや煮つけ、から揚げなどいろいろな使い方がありますが、DHAやEPAを取り入れるにはたたきや刺身など生で食べるのが一番!
生で食べるなら新鮮なものが良いですよね。
目が濁らず、ウロコが残っており、エラが赤くて血が見えないものが新鮮です。
また、皮が青く光っていて、つやがあり、身の厚いものほど脂がのっています。
三枚におろして身を食べた後、骨はいったん干してから、カラリと揚げれば骨せんべいの出来上がり。
試してみてください。
『味がいい』からか、食卓にのぼる機会も多いアジ、ケノコトでもたくさんの調理法をアップしていくので試してみてくださいね。
文・写真/影山奈々恵
プロフィール
食未来リンク 副代表
影山奈々恵
管理栄養士×フォトグラファーとして幅広く活動。
保育園で活きた食育や給食・おやつを通して「なんでも食べる子ども」を育んでいるだけでなく、生産者と消費者の架け橋となる食未来リンクの副代表を務め、様々な食に関わることや音楽家による演奏会にて、「ありのまま」や「日常」を大切にし、その瞬間を切り撮る。
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