
実はさむがり?!『夏野菜の定番ナスのコト』
目次
焼いても、揚げても、漬けてもおいしいナス。
ほとんどが水といわれているだけあって、噛んだ時のじゅわっと感が良いですよね。
意外とデリケートなナスについてご紹介いたします。
皮ごと食べて体内から美しく―『夏野菜の定番ナスのコト』
ほとんどが水であまり野菜と言われてきたナスですが、皮の濃い紫色の色素であるアントシアニンとナスニンに、強い抗酸化作用があるといわれています。
体内ではエネルギー生成の際にどうしても活性酵素が出来ますが、これが過剰だと細胞壁を傷つけたり、血管の悪玉コレステロールを酸化させて動脈硬化の原因になります。
抗酸化栄養素は、その原因となる活性酸素の生成を抑えるため、様々な生活習慣病予防や老化防止に役立つのです。
目に良いだけではない!アントシアニンの効果―『夏野菜の定番ナスのコト』
アントシアニンには抗酸化のほか、目や肝臓の機能向上、ナスニンにはコレステロール値を下げる働きもあります。
いずれも皮に含まれるため、ナスは皮ごと食べたいもの。身にはカリウムが豊富で、高血圧予防のに役立ちますし、身体を冷やすため、夏バテ防止にも効果的です。
ちょっとした一手間でもっと美味しく―『夏野菜の定番ナスのコト』
アクが強いので、使う直前に水にさらすか、表面に塩を振り、にじみでた水をふきます。油で揚げると抗酸化力のある色素アントシアニンが安定して、きれいな色になります。切ったナスを油で揚げるときは、皮から入れると油の吸い方が少なくてすみます。
焼きナスは額を切り、竹串で穴を開け、ホイルに包み、200℃のオーブンで10~12分焼くと、ふっくら仕上がります。皮は竹串を使い、下の方からむくと、きれいに剥がれます。
冷たいところが苦手!気を付けたい保存方法―『夏野菜の定番ナスのコト』
冷蔵庫での保管は野菜にしましょう。
ただし、5℃以下になると、低温障害により、身が縮んだり、硬くなるので要注意です。
また、冷蔵庫の野菜室に入れていても、時間がたつと種の周りが茶色くなってきます。
冷やしすぎに注意し、出来るだけ早く使い切りましょう。
文・写真/影山奈々恵
プロフィール
食未来リンク 副代表
影山奈々恵
管理栄養士×フォトグラファーとして幅広く活動。
保育園で活きた食育や給食・おやつを通して「なんでも食べる子ども」を育んでいるだけでなく、生産者と消費者の架け橋となる食未来リンクの副代表を務め、様々な食に関わることや音楽家による演奏会にて、「ありのまま」や「日常」を大切にし、その瞬間を切り撮る。
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