
うちの子は大丈夫? 『知っておきたい低体温のコトと毎日の過ごし方を考えよう』
最近、大人でも子供でも低体温の人が増えています。
本来、人類は36.8℃前後が平熱のはずなのに、35℃台、中には34℃台の人までいるそうです。
どうして、体温が低くなっている子どもが増えているのでしょう。低体温になることで、どんな影響があるのでしょう。大切な体のこと、きちんと知っておきたいですね。
体温が低下すると…
低体温とは36℃未満の体温の事を言います。
体温が1度下がると免疫力が37%低下し、風邪やアレルギー、花粉症になりやすくなると言われています。また基礎代謝が12%低下して、1日の消費エネルギーが700kcal減って太りやすくなります。体内酵素の働きが50%低下して栄養吸収率が低下して熱エネルギーが作り難くなり、疲れやすくなります。腸内環境も悪化して消化系が弱くなります。ガン細胞やウイルスの活動は35℃台が1番活発になります。
なぜ低体温が増えてきているのでしょうか?
50年前の日本人は体温が37℃前後あったと言われています。
50年前は掃除も洗濯も食事の支度も手作業が多く運動量と共に筋肉量もありました。
それに比べて、現代の生活は全てが便利になり、運動量がへり筋肉量が低下したことによる基礎代謝が低下したり、季節に関係なく手に入る野菜や果物を食べる機会が増えました。例えば、冬でも売られているきゅうりやトマト。これら本来は夏野菜ですので、体を冷やす効果があります。
エアコンの部屋ばかりにいませんか?
さらにエアコン環境が整い、体が本来持つ体温調節機能が働きにくくなっているなどの要因があると言われています。
元々人間には恒温動物として、外気温が高くても低くても体温を維持できる機能を持っています。
暑さや寒さを感じると視床下部に伝えられて、血管を収縮させたり汗をかいたりして体温調節をしているのです。
この機能はエアコンの効いた部屋で汗をかいたりする機会がないと育ちません。
できるだけエアコンの使用を減らして、少しずつ暑さや寒さに慣らしていき、体温調節機能を育てていくことが大切なのです。
そして涼しい環境の中、ゲーム機やテレビなどで遊ぶ時間が多いと運動不足になり、筋肉量が減ります。
ですからなるべく身体を使って遊ぶ機会を増やしていきましょう。
そして、食事の中に根菜類など身体を温める効果がある食材をとりいれるようにしましょう。
旬のものを食べる工夫をしていくことや飲み物に氷を入れないなど意識してみるとよいですね。
毎日の暮らしの中でできるちょっとしたことを実践して、身体を慢性的に冷やさないよう低体温から子どもを守っていきたいですね。
記事/ギフト教育ラボ
乳幼児教育アドバイザー 元吉祐里
ギフト教育ラボでは、発達段階に合わせた幼児教育を行うことで、お子様が個々に持っている可能性や才能を引き出す取り組みを行っています。人間の脳は3歳までに約8割が完成すると考えられているため、
乳幼児期にギフトの科学的根拠を持ったトレーニング法を行うことで、個々の能力を大きく高めることができるのです。
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