知るコト知るコト

ケノコト独自の視点から、様々な人や場所、物を取材して、WEBをはじめとする色々な場所で公開します。

取材 2016.08.27

100人100色ー育児も仕事もどちらも大切。両立のカギは家族との時間ー門田千明さんのお話し

LINEで送る
Pocket

それぞれの立場、個々の考え方によって「働く」ことへのスタンスは異なります。正解なんてありません。
「100人100色」では、100人の「働く女性」に登場いただき、等身大の姿を語っていただきます。
年齢、環境、キャリア全ての背景が異なる人たちの100とおりの『想いや生き方』の中に、きっとあなた自身にとってのヒントが見えてくるはずです。

今回は、出産を機に都内から鎌倉にお引越しされた門田千明さん(32歳)をご紹介。
今や働きながら子育てや主婦業をする女性は珍しくない。イラストレーターとして自宅にいながら2人の女の子を育てる門田さんに、独特のタッチで描かれるイラストの生み出し方や大切にしていること、そして育児との両立のコツについてお伺いしました。

 

これまでのキャリア(仕事・プライベート)、現在の仕事内容、家族構成、生活環境を教えてください。

大学卒業後、アパレル勤務を経て結婚し、長女の出産を機に退職しました。
幼少期より絵画を習っていたことから、慣れ親しんだ絵を主体にした仕事がしたいと思い、出産後からは在宅でフリーのイラストレーターとして仕事を始めました。
今年の春、第二子も誕生し、夫と長女(3歳)、次女(0歳)の4人で海の近い鎌倉で暮らしています。
門田千秋

これまでにぶつかった壁はありますか?そしてどう乗り越えましたか?

育児と仕事の両立です。
仕事だけを突き詰めてしまわぬよう仕事と育児の割合を常々考えます。
IMG_3184
‣長女と近所のコーヒースタンドへお出かけした時の一枚

それともうひとつ。
とってもアナログ人間なので、すぐにデジタルの壁にぶつかりました(笑)
私の場合、イラストは手先の感覚から生み出されるものだ、という概念があるため、PCで絵を描く事にはどうしても抵抗があります。しかし現代では仕事をする上でデータ納品は必須の時代です(笑)
ですから手書きで描いたイラストをデータ化することは、PC作業が得意な主人にお願いしています。
それでもなるべく手書きの美しさを伝えたい、残したいという思いから、デジタルデータ化の際には、補正は最低限に留めるようにしています。
IMG_2674
‣門田さんの作品『蓮』

息抜きやストレス発散の方法を教えてください。

ズバリ仕事をする事です!絵を一心に描く事で、ストレス発散になっています。
基本的には下絵無しで、自分の手から生まれる線の魅力を信じて描いていきます。描き始めるまでは、構図や参考資料とにらめっこしますが、いざ描き出すと、無心で描いています。

クライアント様から依頼があった時、お話をした時点で絵のイメージが湧く事が多いのですが、中にはそうでないことも。頭を悩ますことにもなりますが、基本的に、絵を描くということが本当に好きなのかも知れません。
なので、好きなイラストの仕事をしていることは、わたしにとって一番の息抜き方法ですね。

それから娘達と遊ぶことです。
素直で屈託のない笑顔で向き合ってくれる娘達と遊ぶことは、思いがけない発見や気づきを与えてくれます。そうすることで、仕事に生かされる場面も多々あるのです。
スライド1
‣家族と海で触れ合う幸せなひととき

自分の人生で一番大切にしていることはなんですか?

物質(見えるもの)と心(見えないもの)のバランスを大切にしています。
イラストやデザインというのは見た目が全てでもありますが、それを生み出す心、また見た人の心にどう働きかけるかが、とても重要だと捉えています。
IMG_2673
‣イラストを担当した美容室のウィンドウ

働いている時のあなたを「色」に喩えると?その理由は?

clear (透明)
無心で描いています。
私のイラストは、細やかな線画が多いので 「線画の人」と思われがちなのですが、シンプルな太い線での構成だったり、カラフルなイラストも得意なんです。
「描く」という行為自体が好きであり、ジャンルに囚われないという点でも透明でありたいです。
IMG_2672
‣セレクトショップで門田さんが手掛けたキャンペーンビジュアル

これからチャレンジしたいこと、チャレンジしたいけれどできないことはありますか?また、その理由も教えてください。

こども向け絵本を製作したいです。
子どもを持ち改めて知った、絵本の素晴らしい世界。
色彩、形、言葉のリズムなど大変刺激を受けます。
娘達に読み聞かせると同時に私もイラストのヒントを得たり…。
娘達から毎日、色々なストーリーのヒントを貰っているのでいつか形にできたらと考えています。

最後に、幸せだと思う時間や瞬間はどんなときですか?

家族の団欒です。
夕食の時間は主人の帰りが遅かったり、幼い子がいてばたばたとしているため、せめて朝食だけでも家族揃ってゆっくりしたい、という思いから、家族全員で朝から団欒することを日課にしています。

また、幸せだった瞬間といえば今年の5月に次女を出産した際のこと。
夫と長女に見守られてとても幸せな出産体験となりました。
出産の瞬間を長女が夫と見ていて、「でてきたねー!」と溌剌と言い、皆笑ってあたたかくたのしい出産でした。

育児と仕事の両立の中で大切にしている「家族の時間」。家族と触れ合うことは幸せな時間であるとともに、発見や気付きの連鎖。家族やクライアントとの時間でインプットしたイメージから、自分の手により生まれる線・イラストへとアウトプット。この循環が彼女の益々の幸せや飛躍に繋がっていくのではないでしょうか。
お子さんが大きくなっていく過程で彼女の絵がどのように変化していくか楽しみです。

門田さんのホームページはこちらから⇒kadotachiaki HP

取材・記事/
いろんな女性の働く・暮らすを知ること 『100人100色』は、SAISON CHIENOWAとケノコトの共同記事です。

chienowaロゴ
セゾンチエノワはこちら
働く・暮らす・子育てなど、クレディセゾンで働く社員が当事者目線で選び抜いたコンテンツを発信。
「新しい働き方と暮らし」をコンセプトにしたキュレーションメディアです。

Facebookページ

(黒文字)100人100色
100人100色記事一覧はこちら
SAISON CHIENOWA ×ケノコト 連載企画
いろんな女性の働く・暮らすを知ること。

LINEで送る
Pocket

コメント

コメント欄


人気の記事

2019.07.09

作り置き常備菜シリーズ『冷やし胡麻なす』とアレンジレシピ

2019.07.06

やさしい暮らしのヒント『献立を考えるコト』-5.こんな時なに食べる?日常的な不調への対処-

2019.07.05

優しい甘さの夏おやつ『白桃ヨーグルトアイス』

2019.07.02

季節の手しごとしませんか?『らっきょう漬け』のアレンジ2種

2019.07.01

もっと知りたい日本の郷土料理―宮崎県―『冷や汁』

2019.06.29

やさしい暮らしのヒント『献立を考えるコト』-4. 献立の量-

2019.06.23

シンプルな美味しさ!手が止まらない『ハッシュドポテト』

2019.06.21

バター醤油が食欲をそそる!『ガリバタ醤油チキン』

2019.06.20

【食育のコト】魔法のジュースで夏バテ防止『赤紫蘇ジュース』はいかが?

2019.06.19

材料3つ!一度は作りたい『プリンケーキ』

編集部おすすめ記事

2019.07.04

超簡単!一度は作りたい濃厚『ガトー・テリーヌ』

2019.06.30

初夏のおかずに!具沢山の『味噌炒り豆腐』

2019.06.27

季節の草花『紫陽花のコト』魔除け・縁起物にも重宝された花

2019.06.26

日本の言葉『梅雨』にまつわる季語あれこれ

2019.06.25

まるできな粉そのもの?!『きな粉のほろほろクッキー』

2019.06.20

『茶の湯の世界へようこそ』ー5."花は野にあるように"

2019.06.12

なかなか聞きづらい『ボーナスのコト』~気になる使い道は?~

2019.06.11

ふんわり安らぐ思い出の味『マグロと茄子のみぞれ煮』

2019.06.07

季節を感じる贅沢、雨の日は『梅仕事』を始めてみませんか

2019.05.26

夏野菜レシピにランクイン!『なすと豚肉の旨炒め』

月間人気記事

2018.07.12

知らなかった!こんなにも多い『ウリ科の野菜の種類とあれこれ』

2017.07.16

こんな症状は危険かも『スマホのウイルス感染症状7つをチェック』

2017.03.15

管理栄養士が教える『デトックスウォーターの美容効果と注意点』

2017.04.01

脇の下を押すと痛くない?『脇コリの解消は 肩こり解消にもつながる』

2018.03.26

元美容部員が教える『自分の肌に合う化粧水の選び方』

2018.08.08

なす、トマト、ピーマン、ししとう…あの野菜も?!『ナス科の野菜の種類とあれこれ』

2017.09.14

指先のカサカサを直したい!『指先の乾燥の原因とケア方法』

2018.03.31

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「玉ねぎ」の常備菜』

2017.08.23

季節の手仕事『自家製キウイシロップ観察日記』

2018.07.01

漬けて使う・合わせて使う『梅味噌の活用レシピ』