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取材 2016.08.26

40男の嫁もつらいよ-今の幸せな生活は、主人と辛いことも楽しいことも経験してきたからこそ-福田恵さん

40代というリングに立つ男たちが忘れてはいけない存在。それがセコンドに控える“嫁”です。
「40男の嫁もつらいよ」では、40男を時にはサポートし、時には操り、時には叱咤激励する彼女たちに、夫のこと、夫婦のこと、これまでのこと、これからのことなどなど、心の内を聞いていきます。
40男の嫁たちは、どんな言葉で自分たちについて語るのでしょうか。
初回に登場いただくのは、3人目の子どもが生まれたばかりの福田恵さんです。
出会ってから15年。家族が徐々に増えていった今までのことや、現在のご主人への想いを伺いました。

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【40男の嫁 Vol.1

嫁:福田 恵さん(38)/ 事務・パートタイマー(育休中)
夫:福田 昌樹さん(46)/ 公務員
結婚歴:15年
家族構成:夫・妻・子供3人の5人家族
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-ご主人との出会いからご結婚までの馴れ初めをお聞かせください。また、結婚前と変わったことなどあれば教えてください

出会いはお見合いでした。
仲人同士が知り合いで、両家の結婚条件も一致したこともあり、市内のホテルでお見合いをしました。まずは私と母と主人の3人でお茶をして、その後はドライブへ。
当時の私は23歳で、主人は31歳。寿退社をしたかった私は、ぐいぐい引っ張るタイプではない主人を代わりに引っ張り、見合いから10ヵ月後には結婚式を挙げていました。
結婚前は恥ずかしがり屋で、プロポーズの言葉もなかなか言ってくれなかった主人ですが、今では「愛してる」の言葉をきちんと言ってくれるようになりました。とても嬉しいです。

 

-ご主人のどういったところが好きですか? 

まずは優しいところ。
3人目の育児休暇中で家にいる私ですが、主人が仕事から帰宅しても家事が終わらず、バタバタしていることがしょっちゅうあります。
それでも怒らず、率先して他の子どもの面倒や勉強をみてくれて、どんな時でも「ありがとう」の言葉を絶やさない主人のことが大好きです。
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仕事で疲れている主人ですが、口癖は「大変だったら何でも言ってね。何でも手伝うよ」。その言葉には、本当に救われます。
あと、ダメなことをしたとき、きちんと叱ってくれるところも好きです。
優しい主人であるのをいいことに、大人としての判断に欠けた行いや振る舞い、言動を私がしているとお叱りを受けます。
子どもたちにとっても、私にとっても本当にいいお父さんです。

そんな主人はファンキー・モンキー・ベイビーズの『ヒーロー』が大好き。歌詞の中のお父さんに自分を重ね合わせているようです。

 

-ご主人に直してほしい、正してほしいことはありますか?

本当によくできた主人ですが、強いて言うのであればくしゃみの大きさかな。
かなり大きなくしゃみなので、私を含めて家族一同でブーイングしています。6ヵ月の子は半泣きになります。でも、生理現象だから仕方ないですよね。
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あと、40代で体が疲れているのは重々承知しているのですが、長女の自転車練習をしてほしいです。
主人は人にものを教えるのが上手なんですが、私は下手なんですよね。

それから深夜のネットサーフィン。
一度、大きな病気をしているのでしっかり寝て休んでほしいんですが、「この時間がストレス解消になっているんだから」と主人は言うんです。妻の気持ち、主人知らずです。

 

-今までの夫婦生活でぶち当たった壁、苦労したエピソードなどあれば教えてください         

2人目の子どもがお腹にいる時、妊娠6ヵ月目のエコー検査で脳の異常が分かり、不安の中で出産しました。
いざ生まれてみると、脳ではなく目に異常がありました。右目が見えない状態だったのです。

それまで何事もなく幸せに暮らしていた私たち夫婦ですが、長女の誕生で生活が一変。様々な苦労が待っていました。
目が悪いことで体全体の発達も遅く、ミルクを与えても嚥下障害を起こしてすぐに吐いていました。なかなか太らないから体も弱くて…。
本当に毎日が大変で泣きたくなるような生活でしたが、何とか夫婦で支えあって乗り越えました。

そんな彼女も現在は10歳。普通の子と同じような生活を送っています。
主人と辛い事も楽しい事も経験してきたからこそ、今の幸せな生活があるのだと思います。

 

-ご主人と同世代を生きる40代男性の良いところはどんなところだと思いますか?

社会の酸いも甘いも経験して、人として成長しているところが良いですね。お給料も若いころと比べて増えていて、経済的にも潤っていると思います。
家庭でも家族サービスをしなくてはいけないし、会社でも中間管理職の世代だし、大変だと思うけれど、ちょっと疲れている感じが人間味を増して、またまたかっこいいんです。

私がベビーカーを押して電車やバスに乗るとき、助けてくれるのはまず40代くらいの男性です。
困っている人を見かけてすぐに行動できる40代は、とても良いと思います。
加齢臭も出始めて、髪の毛もだんだん気になる年代ですが、いつまでも元気で頑張ってほしいです。

 

-38歳の女性としての悩み・苦労・日々努力していることがあれば教えてください

若い時はシミしわ関係なく、写真写りもきれいだったのですが、だんだん老けて自分の母親の顔に似てくるのは正直微妙ですね。それに、体がだんだん劣化しているのが分かるのもつらいです。

上の子たちを産んだのは20代で、3人目を産んだのが37歳。
こんなにも体が衰えてきたんだと驚きの連続です。3人目が生まれる1ヵ月前に、初めての腰痛を経験しました。陣痛と間違えるほどの激痛で、食事もとれないほどひどかったんです。
「トコちゃんベルト」にかなり救われましたけど。2人目を産んで10年経っていたので、出産も今までで一番きつく、長くかかりました。

幸いにも赤ちゃんは元気で、3人の子どもの中で一番大きいんです。そのせいか、今度はひざが痛むようになってきて、もう大変です。
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出産を機に、一気に体が老けたような気がします。
いつまでも若くいたいので、化粧品でも健康食品でも、体に良いと聞くと高くても買うようにしています。

-ご夫婦で一緒に楽しんでいる日常のコト、趣味などがあれば教えてください 

私たちの共通の趣味は旅行です。
夫婦だけの時も楽しかったけれど、今は子どもたちと一緒に、年に3回のペースで行っています。みんなと一緒だともっと楽しいんです。
海に行ったり山に行ったり、のんびり自然の中で過ごして、おいしいものを食べることが二人とも大好きです。

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子どもたちが寝た後、晩酌ならぬコーヒー&お菓子でいろんなことを話すのが日課です。
夫婦のかけがえのない時間ですが、最近は主人のお腹回りが気になるようになってしまって。私も産後太りが全然解消されないので、寝る前は控えたほうがいいですね。

あと、老後に二人でしたいのは、野菜作り。
主人は興味がないようですが、おいしい無農薬の野菜を子どもや孫たちに食べさせたくて。小さい畑を借りて、二人でいろんな野菜をいつか作りたいです。

-今後はどんなご夫婦でありたいですか?理想の夫婦像を教えてください

いつまでも元気で、笑顔いっぱいの夫婦でありたいです。
下の子は現在6ヵ月。大学を出るころには、主人は68歳、私も60歳です。
子どもたちのために、いつまでも元気でいたいです。笑顔、というのも大事ですよね。
けんかしてお互いがむすっとしていると、子どもたちは「どうしたの?」と心配そうに周りをうろうろしますから。
夫婦が笑顔でいれば、家族みんなが幸せになれる気がします。

そして、信頼しあえる夫婦でいたいです。
数年前にやめたはずのタバコを、主人は私にウソをついてまで吸っていたんです。タバコが体に良くないことはもちろんですが、ウソをつかれたのが本当にショックでした。
私に心配かけさせないための思いやりだったようですが、ウソはウソ。理想の夫婦像に近づくためにも、正直に何でも話してもらいたいです。

-最後に40代のご主人をもつ妻だからこそ味わえる楽しさ、充実感などを教えてください

いろんなことを経験してきた40代なので、仕事のことや人間関係のことなど、どんな相談をしても的確な答えが返ってきます。
くよくよ悩んでしまう私は、本当に主人のアドバイスで救われるんです。

それに子どもの勉強もよく見てくれるので助かっています。
長男が中学受験の時は、仕事で忙しいのに夜遅くまで勉強に付き合っていました。結果、長男は難関中学を合格。40代のパワーを見せつけられました。
私も子どもたちも、いろんな面でものすごく尊敬しています。

 

柔らかい笑顔で、ご主人と過ごしてきた時間を語る彼女。
子どもたちが寝てからやっと夫婦の時間が持てるようになったという現在も、ご主人を「大好き」、「尊敬している」と語る姿から、ステキな時間の重ね方をしてきたのだと伝わってきます。
5人家族として新しいスタートを切った福田家。今後も幸せな時間を過ごす姿が、目に浮かぶようです。

 

取材・記事/ 『40男はつらいよ』×ケノコト

 

40男ロゴ
産経新聞と東京新聞のタッグで送る連載企画。
まだ終わらない、終われない、40代の男達がその世代ならではの苦労を吐露しながらも好きなことに熱中し、人生を明るく楽しんでいること新聞紙面・動画・Facebookを連動させて表現する。
ホームページ

 
0825_40嫁_ロゴ
人気企画「40男はつらいよ」とケノコトのコラボレーション企画。
40代の夫を支える嫁たちが、妻として、女性として、胸の内を明かす。

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