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取材 2016.09.17

100人100色ー出産を経て、より輝きを増してチャレンジをー大熊麻未さんのお話し

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それぞれの立場、個々の考え方によって「働く」ことへのスタンスは異なります。正解なんてありません。
「100人100色」では、100人の「働く女性」に登場いただき、等身大の姿を語っていただきます。
年齢、環境、キャリア全ての背景が異なる人たちの100通りの『想いや生き方』の中に、きっとあなた自身にとってのヒントが見えてくるはずです。
今回は、近所の方とのほどよい距離感の中で子育てしやすい環境に恵まれた東京の下町・墨田区にお住まいの大熊麻未さん(32)をご紹介。
出産を経て、働き方や考え方がガラリと変化した人は多いのではないでしょうか。彼女もそんな女性の一人です。子育てしながら働く大熊さんの仕事観とプライベートのお話を伺いました。

これまでのキャリアと今のお仕事、家族構成を教えてください。

初めて勤めた飲食店では店長を経験し、 2社目に勤めた飲食店でもサブマネジャー職として働きました。
そして3社目となる現在は、飲食店から離れて給食会社に勤務しています。保育園で給食をつくるお仕事を経て、本社で衛生管理と指導にあたったのち産休に入り、育休が明けた今は中学校の給食を作っています。
夫と息子と私の3人家族。子供は保育園に預けて夫婦共働きです。
夫が保育園に送ってくれる前の、子供との『行ってきます』のハイタッチは毎日欠かせません。

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これまでにぶつかった壁はありますか?そしてどう乗り越えましたか?

保育園勤務から、本社勤務へ異動となった時です。
本社での仕事は各現場を巡回し衛生指導を行うことでした。現場は保育園に行くこともあれば学校に行くこともある。
保育園での経験しかなかった私には指導できるような知識とスキルがなく、とても苦労しました。
そのため、人が足りない現場へ積極的にヘルプに入って経験を積む努力をしました。そのお陰か、各現場の方々に顔と名前を覚えてもらうこともできて、巡回に行っても温かく受け入れてもらうことができるようになりました。

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これまでで一番忘れられない仕事のエピソードをお聞かせください。

本社勤務の時「栄養士研究発表会」というイベントがあり、数百人の聴衆を目の前にし、かつ、全国の支社にテレビ中継という大舞台で自分の研究を発表したことです。鼓動が激しすぎて呼吸をするのが大変でした。
有り難いことに表彰される結果となり、半年間かけて研究したことが報われたと強く感じました。

大熊さんにとって「働く」こととはなんですか?

率直に言ったら、お金を稼ぐこと。
そして自分の居場所を作ること。必要とされていることを再確認できることです。
やっぱり家以外で居場所があるってすごく嬉しいことです。必要とされているなって感じると、働いていて良かったなって感じます。

これからチャレンジしたいことはありますか?

チャレンジしたいことは栄養関係のコラム書きで、少しずつ始めています。文章を書くことが好きなのと、管理栄養士の知識が活かせるからです。
また、チャレンジしたいけれどできないことは、会社を辞めて独立して働くことです。辞めてもいいかな、と考えることはあるけど、やってて良かったと思うことも多いので、先のことを考えるとあと一歩がなかなか踏み出せずにいます。

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自分の人生で一番大切にしていることはなんですか?

私の中の『コレだ!!』という感覚。
好きだなと感じるモノに囲まれ、コレいいなと心躍る服を着て、これ美味しいと思うものを作って食べる。
仕事も子育てもお金の使い方も、人からの情報だけに左右されるのではなくて、自分の尺度で測ることを大切にしています。

幸せだと思う時間や瞬間はどんなときですか?

家族そろって食卓を囲む休日の朝食です!
平日は似たり寄ったりなメニューばかりだけど、休日はちょっと凝ったメニューをオシャレに盛り付けて食卓へ。それから、子供を寝かせたあとに寝顔を見たり、ほっぺをプニプニ触ること。キスもしちゃう!!
夫と子供が同じポーズで寝ているのを見た時は「あぁ、親子だなあ」って、ほっこり幸せな気分になります。

 

今後、大熊さんがありたい姿があれば教えてください。

 
『今の仕事が本当に好きで、その仕事をやっていることを誇りに思えている人』、 『やりたいことと仕事内容がリンクしている人』、そんな人に憧れます。
今までは、こんなことやりたいなとか、こんなことを仕事にしたいなとか、考えても人に言ったり行動に移したりすることがありませんでした。
でも子供ができてからは、子供に恥じない人生にしたいという思いが強くなって『私、こんなことしたい!』と人に言えるように変わりました。そうしたら、どこからともなく仕事が入ってくるようになったんです。
やりたいことが明確になると毎日が楽しくなりますね。
————————————
出産というターニングポイントを経て自分のやりたいことが明確になり、女性としても母としても、凛々しくパワーアップした大熊さん。毎日の生活にメリハリがついて活き活きして見えるのは可愛い息子さんの存在があってこそなのかもしれません。好きなことを仕事にしながら誇りをもって突き進む母の背中は、いつかお子さんが大きくなって人生に迷うことがあった時に大きな指標となってくれるに違いありません。

 

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いろんな女性の働く・暮らすを知ること 『100人100色』は、SAISON CHIENOWAとケノコトの共同記事です。

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