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まめ知識 2016.08.23

ストレス抱えていませんか?『自分のココロとカラダと向き合う余裕をつくってみよう』

最近、疲れていませんか?
どこか調子の悪いところはありませんか?
ストレスというものは仕事や日常生活など、思わぬところで知らず知らずに蓄積されてしまうもの。ちょっとおかしいな、と感じたら、手を止めて、耳をすまして自分のカラダとココロと向き合ってみてくださいね。

60%の人はストレスを感じている

人間社会で生きていくうえで、避けて通れないのがストレス問題。
厚生労働省が2012年に行った「労働者健康状況調査」によれば、「仕事や職業生活でストレスを感じている」労働者の割合は60.9%。
この割合は1982年の50.6%、1992年の57.3%と比較しても、上昇し続けていることが分かります。

知っているようで知らない、「ストレス」って何?

医学的には、外からの刺激に対する体や心の反応のことを“ストレス反応”と呼び、その刺激(ストレスの原因)のことを“ストレッサー”と呼んでいます。

私たちの身体は仕事や家庭などでストレッサー(原因)を経験すると、それを解決するためにさまざまなホルモンを分泌して対処します。
しかし、対処能力を上回るほどのストレッサーを経験したり、ストレッサーが長期間続いたりすると、ホルモンもストレス状態を防御しきれなり、その結果、交感神経と副交感神経のバランスが崩れてしまいます。
これらの作用が重なり合った結果、体のホメオスタシス(恒常性)はバランスを失い、ストレスが慢性化した人は心身に不調をきたし、あらゆる器官において悪影響が生じてきます。

ストレスが関係する身体の病気(心身症)一例
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参考文献:

ストレスが関係する心の病気一例

Ⅰ. うつ病

うつ病は、精神的・身体的ストレスが重なることなど、様々な理由から脳の機能障害が起きている状態です。
次のような症状が出たら注意が必要です。

気分がひどく落ち込む
興味や楽しみがもてない
気力がなく、何をするのにも億劫である
考えが浮かんでこない
マイナス思考などの状態が続く
2週間以上にわたってこれらの症状が連日続き、生活に支障を来している状態になると「うつ病」と診断されます。

Ⅱ.パニック障害

パニック障害は、突然動悸が激しくなり(脈拍200/分ほどまで上昇することも)、息苦しさ、冷や汗、めまいなど一時的なパニック状態に襲われ、このまま死んでしまうのではないかという強い不安・恐怖を感じる病気です。

ちなみに、この発作は、「パニック発作」といわれ10分くらいから長くても1時間以内にはおさまりまると言われています。

Ⅲ. 適応障害

環境の変化や生活上のストレスが原因となって起こり、日常生活になんらかの支障をきたすものを指します。
ストレスの原因から1ヶ月以内に、うつ気分や不安感、動悸やふるえなどの身体症状、時に乱暴な言葉が出てしまうといった行動の障害などが起こります。
会社では職場不適応、学校では登校拒否(不登校)、家庭では別居あるいは離婚という形で現れます。

Ⅳ. PTSD(心的外傷後ストレス障害)

通常では起こることのないほどショッキングな出来事(トラウマ)が、自分や身近な人に起こることで発症します。
PTSDはトラウマ体験後、通常6ヶ月以内に出現します。この症状は1ヶ月以上続き、その苦悩により社会的な適応機能が低下、社会活動に影響を及ぼします。
トラウマとなり得る体験としては、大規模な災害、犯罪、交通事故、単独の犯罪被害、DV(家庭内暴力)、虐待などがあると言われています。

Ⅴ. 摂食障害

ダイエットやストレスなどがきっかけで食行動が異常化する、比較的若い女性に多い病気です。
食事量が低下し体重が減少していく拒食症と、「食べずにはいられない」といった過食症の主に2つの型に分かれますが、拒食症から過食症へ症状が移行する場合があります。
また過食症であっても、過食後に無理に嘔吐したり、下剤や浣腸などを使用する場合、慢性化することも多くあるので注意が必要です。
日本人女性における青年期から若年成人期の摂食障害の割合は50人に1~2人と推測されており、増加の一途をたどっている病気です。

Ⅵ. アルコール依存症

アルコール依存症は飲酒などアルコールによって得られる精神的、肉体的な薬理作用に強く囚われ、自らの意思で飲酒行動をコントロールできなくなり、依存するように飲酒行為を繰り返す精神疾患です。
アルコール依存症は3つの特徴があります。

・自分でお酒の飲み方をコントロールできない「精神的依存」
・お酒がきれると離脱症状がでる「身体症状」
・次第に酔うために必要な量が増す「耐性の形成」

実は中年期以降の男性に多いと言われてきたアルコール依存症は「キッチンドリンカー」として若い主婦の方にも増加してきています。

心身ともに健康でいよう!ストレスで病気を起こさないために

ストレスが溜まっていることに気づいたら

あなた自身が今、ストレスを感じていることに気づいたら、まず誰か信頼できる他者に胸の内を相談してみましょう。話すだけでヒーリング効果が得られるだけでなく、自分一人では気付けなかった客観的な意見をもらえることもあります。友人や家族に相談するのが苦手という人は、公共相談機関などを利用するのも手です。

自分の本音に耳を傾けよう

また、「今日はどんな調子?」「何が食べたい?」「眠たい?疲れてない?」と問いかけてみるのも良いこと。問いかけると意外にすぐ答えが返ってくるかもしれません。

ストレスから病気を引き起こさないためには、「今日も一日お疲れ様」「無理はしすぎないでね」など、自分の体を自分で労わってあげることも大切です。

文/Dr.Note
参考記事:ストレスは万病の元!ストレスが原因でおこる病気リスト
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