
40男の嫁もつらいよ-「社内恋愛。一目ぼれでした」-寺田愛弓さんのお話
目次
40代というリングに立つ男たちが忘れてはいけない存在。それがセコンドに控える“嫁”です。
「40男の嫁もつらいよ」では、40男を時にはサポートし、時には操り、時には叱咤激励する彼女たちに、夫のこと、夫婦のこと、これまでのこと、これからのことなどなど、心の内を聞いていきます。
40男の嫁たちは、どんな言葉で自分たちについて語るのでしょうか。
今回登場いただくのは、寺田愛弓さん(33)です。
9歳年上のご主人と職場結婚。一目惚れだったというご主人との、出会いから結婚までの経緯や家族が増えるまでのこと、理想の夫婦像などについてお話を伺いました。
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【40男の嫁 Vol.2 】
嫁:寺田愛弓さん(33)/ 会社役員
夫:寺田圭吾さん(42)/ 会社員
結婚歴:7年目
家族構成:夫・妻・長女(2)
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-ご主人との出会いからご結婚までの馴れ初めをお聞かせください。
社内結婚です。私が新入社員時代に働いていたお店に、本部で店舗企画を担当している主人が来たのが出会いです。
大人な男性に惹かれちゃうお年頃だった私。
ひとめぼれしたものの、9歳も上の先輩社員に近づけるわけがなく、同期に「こんな人がいるんだよ」と話すだけでした。
そしたらその同期が主人と一緒に仕事をすることになり、メールアドレスをゲットしてきたんです! 1回だけメールはしましたが、もちろん社交辞令な感じで終わり。
社会人2年目になると、私自身も何度か主人と一緒に仕事をすることがあり、会話ができるように。同期がグイグイ誘ってくれて、3人で飲みに行くようになり、そのうち2人でご飯に行くようになって付き合いはじめました。
最初は同期にも社内の人にも内緒にしていましたが、どこからかバレて公認に。結婚したい気MAXの私と、そろそろ結婚してもいいかなと思っている主人だったので、お付き合い2年半で結婚に至りました。
-ご主人のどういったところが好きですか?
私はあまり考えずに行動してしまうタイプなのですが、主人はすごく慎重派。自分の考えを伝えて、私にちゃんと考える時間を与えてくれます。それから口数は少ないですが、きちんと想っていてくれるところも。
あと、出会った当時は顔がタイプでした。
-ご主人に直してほしいところはありますか?
あまりしゃべらないので何を考えているかわからないところや、機嫌を損ねるとなかなか直らないところです。
子どもが産まれてからは「言わなくても気づいて動いてよ!」と、イライラすることが増えました。
40男にありがちな性格やスタンスをなかなか変えられないところは、もうちょっと直ってもいいいかなと思います。まあ、一人の時間がそれなりにあったから難しいのかもしれないですね。
-ご主人と同世代を生きる40代男性の良いところはどんなところだと思いますか?
あまり他人を干渉しないことですかね。
あとは年齢の分仕事量は増えてはいるけど、色々な経験をしているのですぐにジタバタしないこと。
それからお給料面でちょっとは余裕があることですかね。
-今までの夫婦生活の中で苦労したエピソードはありますか?
なかなか妊娠せず不妊治療をしていたのですが、お互いの思うことが違ったりして、意見をぶつけ合うことが多かったです。
しかも色々な治療を進めている矢先に、神戸への転勤が決まってしまい…。1年で戻れるというのと、私も急に仕事を辞めるわけにはいかないので単身赴任に。生活がバラバラになってしましました。
週末のたびに神戸に通っているうち、結婚4年目でやっと第一子を授かることができました!
なかなかできなかった分、妊娠がわかったときはすごく嬉しくて思わず涙しました。
-40代の旦那様をもつ妻だからこそ味わえる楽しさ、充実感などを教えてください。
うちの場合、子どもが産まれた時に主人はすでに40代。しかも娘なのでメロメロです。
その分、子どもと遊ぶ時間を作ってくれるので、主人の帰宅後はそれなりの自由時間ができ、ゆっくりお風呂に入ったりしています。
-ご夫婦で一緒に楽しんでいる日常のコトを教えてください。
1年に1回、一緒に旅行に行くことと、子どもが産まれてからは、週末に3人ででかけるのが日常の楽しみです。
あとは、お互い食品関係の会社に勤めているので、おいしいものを食べに行くこと。
色々と調べて食べに行っています。はしごしてお腹いっぱいになり過ぎてしまうことも多々ありますね。
普段から仕事目線で商品を見て、あれこれ話すのも好きなひと時です。
-今後はどんなご夫婦でありたいですか?理想の夫婦像を教えてください。
私の両親は日頃からお酒の飲みながらいろんなことを話したり、旅行に行ったりと、とても仲が良いんです。
私たちもそんな夫婦になっていけたらいいなって思っています。
職場の先輩と後輩という関係から、恋人同士になり、夫婦になり、家族になったという彼女。
仕事である“食”に対しても、不妊治療に対しても、情熱たっぷりに向き合ってきたおふたりの話を伺っていると、たとえ何があっても乗り越えていく力強さが感じられます。これからも進化する寺田家が楽しみです。
取材・記事/ 『40男はつらいよ』×ケノコト
産経新聞と東京新聞のタッグで送る連載企画。
まだ終わらない、終われない、40代の男達がその世代ならではの苦労を吐露しながらも好きなことに熱中し、人生を明るく楽しんでいること新聞紙面・動画・Facebookを連動させて表現する。
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人気企画「40男はつらいよ」とケノコトのコラボレーション企画。
40代の夫を支える嫁たちが、妻として、女性として、胸の内を明かす。
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