
耳の聴こえない人をサポートするワンコ『聴導犬のこと知っていますか?』
目が見えない方のサポートする盲導犬は、みなさんご存知ですよね。
それでは、耳の聴こえない方をサポートする聴導犬を見たことはあるでしょうか。
聴導犬は耳の聴こえない方の代わりの耳となって、「音を知らせる」という仕事の他に、聴覚障がいの「目印になる」という役割もあります。
もっと、聴導犬について知ってほしい、もっと理解が深まってほしい、そう思います。
聴覚障害によってコミュニケーションは違う
聴覚障がいとは、聴覚器官や神経に支障を来たす事により、「聞こえない」「聞こえにくい」というような、聴覚が低下する障がいを言います。そして、その発生時期や聞こえる程度、種類によって聴覚障がいは様々です。例えば、聴覚障がい者はみんな手話で会話するというイメージを持たれている方が多いですが、なかには手話が出来ない人もいますし、手話にも種類があります。口の動きを読み取ったり、紙に書いて会話する人もいます。
その人によってコミュニケーションの方法も違うのです。聴覚障がいを一概にまとめて考える事は不可能なのです。
聴覚障がいは障がいの目印になるような物がなく、周りの人から聞こえないという事に気が付いてもらえません。そのため、聞こえる人と同じ様に対応され、必要な時に必要な手助けを受けにくいのです。
自分の言いたい事が伝わらない、相手の言っている事が分からないというのは、コミュニケーションの部分で大きな壁となるのです。
聴導犬のおしごと
日常生活の中では、さまざまな「音」と共にわたしたちは暮らしています。
「やかんのお湯がわいているよ!」
「電話がなっているよ!」
「気をつけて、後ろから自転車のベルが聞こえてきたよ!」
「非常ベルが鳴っているよ!」
「赤ちゃんが泣いているよ!」
そんな風に聴覚障害者の耳となり、生活をサポートしているのです。
なにより、聴導犬を連れていることで、見た目ではわかりにくい「聴覚障害者である」ということをお知らせしてくれているのです。
どうやって聴導犬になるのだろう
聴導犬の候補犬は、動物愛護の観点から、動物愛護センターや動物愛護団体などに収容されている、捨てられたり、保護された犬のなかから選びます。生後2ヶ月~4ヶ月の子犬が持っている元々の性格を評価して聴導犬として向いている犬を選び、トレーニングしています。
そして候補犬として選ばれた犬は、3段階の訓練を受け、認定試験に合格した犬だけが聴導犬となれるのです。
聴覚障がい者の方の生活を助ける聴導犬。
もし、街中で聴導犬を連れている人を見かけたら、「なにかお手伝いしましょうか?」とゆっくり、話しかけてみませんか?
聴導犬という存在がもっと多くに知られますように。
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http://www.hearingdogjp.org/
文/gooddo
gooddoは、“社会貢献活動を日常にする”というコンセプトのもと、いつもの日常が無理なく社会貢献できる仕組みを作り、社会貢献を身近にしアクション出来るソーシャルグッドプラットフォームです。
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