
日常の中に音楽を〜ケミカルボリュームの秋の訪れにぴったりの一曲『手のひらの上』~
何の変哲もない日常の風景。
誰かに話すまでもないけれど、湧いては消えていくふと思い浮かぶ気持ち。
「ケミカルボリューム」の音楽は、そんな何気ない毎日の瞬間を切り取って、すこし特別なものに変えてくれる不思議な力を持っています。
とある地方都市でサラリーマンをしながら、アフター5と土日祝日で曲作りをしている、ユニークなライフスタイルの宅録ユニット、通称≪ケミボ≫。
独自の生き方を貫く彼らの手から生まれる楽曲を1曲ずつひも解いていけば、ケミボの本質が見えてくるかもしれません。
手の感覚は何かを掴んでくれる素晴らしいセンサーだから
僕の手。君の手。誰かの手。思い出の中の手。思い出せなくなった手。
手は不思議だといつも思う。
誰かと繋がるとき握手する。お腹が痛いと自然と手を当てる。物を作り出す手。ご飯を作る手。人を傷付けるのも手。
人が何かをする時、脳で考えて手で実行することが多い。手。文字を書いて何かを伝える手。
そういえば当たり前だけどこうして文章や歌詞を手で書いている。想いをこの世に具現化する手。
手さぐりって言葉がある。人は見えなくても手で触ることでイメージできる。固い、柔らかい、温かい、冷たい、痛いなどなど。手ってなんだか凄いのかも。
ここまで書いてなんだけど、「手のひらの上」という曲はこうしたことを書いたワケではない(笑)
歌詞について世界観や経緯を書くのは音楽を作る上でやらないほうがいいと考えている。
書いてしまうと曲や歌詞に触れてくれた人に先入観を与えてしまい、想像する範囲が狭くなるから。
楽曲や歌詞は作り手のものではなく聞いてくれた瞬間にその人のものになるのが一番だと思う。
その瞬間の環境や気持ちを乗せて色んな解釈で気持ちに寄り添うことの出来る無形文化。そうして音楽と共に生きてきたつもりだから。
それでも一つだけ作り手の我儘で言わせてもらえたら。
手が自分の未来を作ってくれるかもしれない。
だから手を未来へ向ける。手さぐりでもいい。手の感覚は何かを掴んでくれる素晴らしいセンサーだから。
誰かと、何かと繋がる手。今日もほら。手をかざせばきっと。
手のひらの上
長い間もう話してないな うまく言えるか 背中に汗が滲んだ
今もかわらず 手のひらの上で 走り回って 息を切らしてるんだ
いつだって突っ立って待ってたんじゃ 変わらないな
手をかざせ あの太陽に 躊躇してないで
回りだす この世界に もう止まれないんだ
今も変わらず 手のひらの上で 踊らされては 息を切らしてるんだ
いつだって突っ立って待ってたんじゃ 変わらないな
手をかざせ あの太陽に 躊躇してないで
回りだす この世界に もう止まれないんだ
長い間 ずっと待ってる ずっと待ってる
ふたりはどうなっていくんだろう? 明日へ
手をかざせ あの太陽に 躊躇してないで
変わりだす この世界に もう止まれないんだ
未来を変えていくのは自分の手。
躊躇しているそこの誰かの背中をポンと押してくれるような、そんな前に進むパワーを与えてくれるこの曲は、物思いにふける秋の夜長に、ぜひ聴いていただきたい一曲です。
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Chemical Volume /手のひらの上 short ver. /ライフスタイルミュージック
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記事・歌詞 / Chemical Volume(ケミカルボリューム)
モットーは「自分たちの力量、環境、機材でできることしかやらない」。
地方都市でサラリーマンをしながら、アフター5と土日祝で音楽を作っている宅録ユニット。
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