
アラサーからでも夢は叶う。NYのファッションデザイナーに聞く、夢を叶える『小さな習慣』
目次
「大きな夢を叶えられるのは、特別な人。自分とはほど遠い」
そんな風に思ったことは、ありませんか?
もちろん、幸運や人脈に恵まれている人たちも少なくありません。でも、実は、大きな夢を叶える人がやってきたことのなかには、誰にでもできるスモールステップや小さな習慣がたくさんあるもの。
競争の厳しいニューヨーク(NY)で活躍するファッションデザイナーAsuka Inoshitaさんも、小さなことからチャレンジや行動を重ねることで、大きな夢を手にした1人です。
29才でファッションデザイナーに。人生はいつでも変えられる
Asukaさんがファッションデザイナーになったのは29才のとき。大学は日本の美術大学に通っていたものの、ファッション専攻ではありません。
「大学4年生のときに進路が決まらずNYへ留学しました。それがきっかけでNY州立大学への入学を目指したものの、専攻はグラフィックデザイン。ファッションは昔から大好きで、独学で少しずつ学んではいたものの、とくに職業にしようという発想は持ち合わせていませんでした」(Asukaさん)
ファッションデザイナーを目指したきっかけは、友人の何気ない一言でした。
「就職活動中に再会した友人が『ファッションのグラフィックをやったらどう?』と。ふと『それいいな』と思い、動いてみたことから始まりました」(Asukaさん)
興味を持った方向に進んでみたことで、自ら才能を発掘したAsukaさん。最初からデザイナーになるためのレールが敷かれていたわけではなく、自分でレールを敷き、少しずつ進むことで大きな夢を叶えてきたそうです。
「日々のスモールステップの積み重ねが、今を作っているんです」(Asukaさん)
誰でも夢を叶えられる、Asukaさん流・4つの小さな習慣
1. 自分を楽しませるのは、自分。どんな仕事にも責任を持つこと
好きな仕事をしていれば毎日が楽しいというわけではないと、Asukaさんは言います。
「大好きなファッションデザイナーの仕事の中にも、辛いことはあります。クリエイティブなだけではないし、コストばかりを追求しなければならないときもあります。楽しいばかりじゃないのは、どんな職業でも同じはず。
そんなときこそ『やらされている』と思わずに、自分で責任を持って『どうやって楽しむか?』を考えること。夢を叶えるまで物事を続けるためには、捉え方を変えて、自ら楽しむことが大事だと思っています」(Asukaさん)
2. 不安は誰もが持つもの。それを持続させないこと
また、不安は誰もが持つものなので、不安になってしまう自分を責めないこと。不安と上手に付き合えるようになれば、夢へ近づけるとAsukaさんは言います。
「実は、わたしも不安の連続なんですよ。でも、いかに不安を持続させないかがポイント。不安になったときは、過去の成功体験を思い出します。『こうやったらうまくいった。だから絶対に自分は大丈夫だ』って、自信を取り戻すんです」(Asukaさん)
紙に書き出すのも効果的なんだとか。
「不安や悩みは、書き出しましょう。そして、どうしたら解決できるかを客観的に考えるんです。
たとえば、よくある不安や悩みの1つに『お金がなくてできない』というのがありますよね。わたしも悩んだことがあります。借りるとか、クラウドファンディングをするとか、解決法を書き出してみると、今できることが冷静に見えてくるんです」(Asukaさん)
3. いきなり遠くを目指さない。コツコツ行動を継続すること
めげることなく、日々のコツコツした行動を継続することも大切です。
「最初から50km走ろうと思わないで、今日は1 km、明日は3km、来週には5km走ろうという感じで、昨日より今日できることが増やしていくんです。
急に50km走ったら倒れてしまいますよね。結局、成功できる人はコツコツを重ねている人だと思います」(Asukaさん)
4. 素直に人から受け取り、それ以上にお返しすること
素直に教えてもらったことを受け取り、それ以上を返す意識を持つことも、夢を叶えるポイントだそうです。
「いろんな人の経験や言葉を聞いて、教えてもらったことは素直にやってみること。自分に合わなかったり、失敗してしまったら改善していけばいいだけです。
それに、教えてもらった以上のことを返そうという意識があれば、自分のためでなく他人のためにもがんばれますよね。そういう考えでどんどん進んでゆけば、人はさらに助けてくれるものです。縁を大事にしていれば、新たなお仕事に繋がってゆくと思います」(Asukaさん)
恵まれた日本人だからこそ、チャレンジを!
NYでは、さまざまな人種の人々が生活しています。その中で感じることは、日本人は恵まれているということだそうです。
「日本人にとっての当たり前は、海外に出れば尊敬の対象になります。わたしは以前、『うちの会社には日本人デザイナーがいるんだぜ』と、自慢していただいたことがあります。
日本は細やかな気遣いで物づくりをしますが、そのクラフトマンシップはなかなか他の人種の人たちにマネできるものではありません。とくに、わたしが手がけてきたジーンズにおいては、日本で当然のクオリティが、世界から見ると高級品なんですよ」(Asukaさん)
日本人の当たり前の基準は、海外では尊敬の対象。だからこそ、チャレンジを惜しまずにやりたいことをやってほしいとAsukaさんは言います。
「日本人にとって当たり前の感覚でも、海外では重宝されます。これから海外で活躍する場所だってまだまだあるはずです。
海外に出ないとしても、とにかくやりたいことはやってみてほしいですね。だって、人生は1度きりなので。
小さいことを積み重ねれば、大きな夢だって叶います。まずは、ぜひ行動してみてください!」(Asukaさん)
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