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まめ知識 2016.09.29

なぜ効くの?『東洋医学の代表 鍼灸のヒミツごと』

鍼灸は、腰痛や肩こり、関節痛や神経痛だけでなく、呼吸器系や循環器系の疾患、生殖系、婦人科系、耳鼻科系、運動器系、不眠やめまいなどの神経系の疾患など、あらゆる症状に効果があるといわれています。
さらに不妊治療や子どもの夜尿、夜泣き、喘息などに対しても鍼灸治療が行われているのです。とはいえ、「なぜ効くのか?」その仕組みを理解していますか?今回は、その鍼灸のヒミツをすこしお伝えします。

WHOも効果を認めている鍼灸治療

鍼灸とは中国に起源を持つ医療行為で、日本には6世紀のはじめごろに伝来したと言われている伝統的医療です。
細い金属性の鍼(はり)をツボに刺したり、お灸を燃してツボに刺激を与えたりすることで、身体の不調や疾患の改善を目指しています。
1979年には、WHOが鍼灸治療の適応疾患を発表し、現在では世界的に臨床的に鍼灸の効果が認められています。

鍼治療に、痛みの心配は無用!?

長さ約4~8㎝、太さ約0.17~0.33mmのステンレス製の鍼をツボに刺していきます。
おもな方法は3種類で、刺してすぐに抜く「単刺(たんし)」、刺してから10~15分程度置く「置鍼(ちしん)」、刺した鍼に低周波の電流を流す「パルス鍼(しん)」があります。

単刺と置鍼は、刺したあとに鍼を上下に動かしたり回転させたりして刺激を与え、パルス鍼は、電流を流すことで、筋肉のこりをほぐし血行促進をはかっています。また、鍼を刺さずに皮膚に当てたり押しつけたりする方法もあり、子どもの治療にはこのやり方で行うことが多いんですよ。
鍼を刺す行為から、痛みを心配する人も多いだろうが、基本的には、どの方法でも痛みはほとんどありません。ただ、鍼にある程度慣れた人に対しては、症状にあわせて、あえて痛みを加えて治療を行うことも。

心地よい温かさで痛みをやわらげる灸

もぐさを使ってツボに熱刺激を与えるのが灸。
もぐさは、糸状や、米粒のような大きさのものから小指くらいのものを使用します。おもな方法は2種類で、もぐさを直接皮膚に乗せて着火する「直接灸」、皮膚との間隔をあける「間接灸」があります。間接灸は、もぐさと皮膚の間に空間を作る方法以外に、味噌や塩、薄く切ったにんにく、生姜を緩衝材として使い、心地よい温かさを作り出しています。

そのほかには、刺した鍼の先にもぐさをつける方法や、近年は、遠赤外線やレーザーを使って熱刺激を与える方法も使われつつあり、時代に合わせて変化しているんですね。
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鍼灸はなぜ効くのか?

ヒトの身体には14本の経路が通っており、その経路上には670種類ほどのツボがあります。
東洋医学では、この経路の流れが悪くなることで病気につながると考えられており、経路上にあるツボは病気が現れる場所だとされているのです。
そのツボを鍼灸で刺激すると、エネルギーの流れを取り戻し、症状をやわらげることができるという理論です。
継続して治療を続けることで身体の悪循環を修正し、体質改善をはかることが可能となるのです。臨床経験に基づき、43疾患に対しての効果が認められているんですよ。

鍼灸は、体質改善や未病を防ぐ予防の観点からもよいとされています。
また、腰痛、神経痛、リウマチ、五十肩など、病気によっては健康保険が使える場合もあるので、身体の不調を感じているのなら、一度、鍼灸を試してみるのもよいかもしれませんね。

 

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