得するコト得するコト
まめ知識 2016.10.23

今年の秋は「生のサトイモ」に挑戦!これでぬるぬるも怖くない!

ぬるぬるしていて皮がむきにくく、手がかゆくなってしまうサトイモ。
そのため、購入するときは手軽に使える冷凍のサトイモを手に取る人も少なくないのではないでしょうか。
そんなサトイモの旬は種類によりますが、秋といわれています。
旬であるこの時季は生のサトイモを料理に取り入れてみてはいかがでしょう。

食べてる部分、実はこの部分だった!

ヤマノイモ(山芋)に対し、家のまわり(里)でとれることから、サトイモと呼ばれ、縄文時代は主食でした。今でも熱帯地方ではヤマノイモの仲間のヤムイモやサトイモの仲間のタロイモが主食として食べられています。
普段食べているサトイモ。根のように見えて、実は茎が肥大したものなのです。
株の中心に親芋ができ、そのまわりに子芋、さらに孫芋、ひ孫芋と1つの種芋からたくさんの芋ができます。
スーパーに売られているサトイモは主に子芋とひ孫芋です。親芋はセレベスという名前で売られています。

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これで怖いものは何もない!「ぬめり」とさよなら下処理法

ぬめりは大切な栄養分ですが、皮むきがかゆくて辛い、煮物にしたときに汁が濁ってしまう…そう感じたことはありませんか?
それも今日でさようなら。上手に下処理して楽しく料理をしましょう。

【かゆくならない皮むき】

・水1カップ:酢大さじ1を加えた酢水を手につけてから剥く
・泥を落としたサトイモを、沸騰したお湯で3分程度ゆでてから手で剥く
かゆみの原因は皮付近に含まれるシュウ酸カルシウムといわれる成分によるもの。
このシュウ酸カルシウムの苦手な「酸」や「熱」を利用してかゆくならない皮むきをしましょう。

【料理を濁らせず、綺麗に仕上げる】

・塩でもむ
・米のとぎ汁で下ゆでする
この2つをすると、程よくぬめりがとれます。

「程よく」というのは、この「ぬめり」は料理に悪影響を与えるだけではなく、次に紹介する、栄養や旨味もあるからです。栄養と旨味を残しつつ、綺麗な料理に仕上げましょう。

おせち料理に入っているサトイモが六角形になっているのはお気づきですか?
サトイモの上と下を切り落とし、六角形に皮をむくと、亀の甲羅の形になってめでたいのでおせち料理や祝い事の膳に用いられます。

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サトイモの「ぬめり」にも栄養がたっぷり

サトイモの主成分は炭水化物ですが、カロリーはサツマイモの半分と低カロリーで、カリウムやビタミンB1、C、食物繊維などがバランスよく含まれています。ダイエットに向くイモといえるでしょう。
特有のぬめりの主成分、ガラクタンは糖質とたんぱく質が結合したものです。血圧とコレステロールを下げる効果があり、サトイモに豊富なカリウムとの相乗効果で、動脈硬化の予防に役立ちます。

また、ぬめりの中にはオクラやモロヘイヤに共通するネバネバ成分のムチンも含まれ、胃や腸の粘膜を保護し、潰瘍を予防して、肝臓を強化するのに役立ちます。
他にも、水溶性の食物繊維が豊富で、腸を潤し、便通を整えるのに役立ちます。

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ぬめりを嫌煙してお手軽に使える冷凍のサトイモにはお手軽に使える分、表面のぬめりはほぼありません。
苦手意識の強い「ぬめり」に多くの栄養が詰まっているので、この秋は生のサトイモを使ってお料理をしてみてはいかがでしょう。

文/影山奈々恵

プロフィール

食未来リンク 副代表
影山奈々恵

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管理栄養士×フォトグラファーとして幅広く活動。
保育園で活きた食育や給食・おやつを通して「なんでも食べる子ども」を育んでいるだけでなく、生産者と消費者の架け橋となる食未来リンクの副代表を務め、様々な食に関わることや音楽家による演奏会にて、「ありのまま」や「日常」を大切にし、その瞬間を切り撮る。

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