知るコト知るコト
新しいコト 2016.10.29

日本人の食の原点『玄米を知るコト』

稲作が始まった弥生時代には、人々は玄米を食べていました。また、奈良・平安時代の貴族の食事を見てみると「強飯(こわいい)」といって、玄米を蒸して食べられていたことがわかります。
古く昔から日本人の食事の中の原点は「玄米」でした。
毎日食べるお米のコト、玄米に注目してみると改めてその良さを実感するものです。

玄米から食べ方の変化

平安中期ころになると、次第に「固粥(かたかゆ)」といって水分を多くした現在の炊き方に近い米の食べ方が好まれるようになってきました。そしてのちには「姫飯(ひめいい)」という精米して炊いた食べ方が主流となってきたのです。
0a7cb9e2ff3f73a7a7a8567ab5db9c59_m

精米した米からうまれた病「脚気(かっけ)」

「江戸患い」という言葉を聞いた事があるでしょうか。
これは、江戸を訪れた地方の侍や大名を中心に、江戸に行くと体調が悪くなる、足元がおぼつかなくなる、怒りっぽくなる、また場合によっては寝込んでしまう者が続出しました。侍たちが故郷へ帰るとそのような症状がケロリと治った事から「江戸患い」と呼ばれるようになりました。
当時の江戸庶民の食卓には「白米」が現れ始めた頃。
「一日三食の習慣は、玄米に比べて消化されやすい=腹持ちが悪い白米の普及によって生まれた」と言われています。
この江戸患いの原因は、ビタミンB1の欠乏によって起こる「脚気」と呼ばれる病だったことが明治時代に入りわかったのです。

玄米の胚芽部分には、ビタミンB1が含まれており、精米することでそぎ落とされてしまいます。江戸での食卓で白米中心の食事が原因で起こるビタミンB1欠乏症「脚気」が原因だったのです。

玄米で元気な庶民

庶民の食事はといえば、玄米を主食としておかずは梅干しや漬物、味噌汁が一般的。時折小魚を添える程度の食事が一般的でした。質素な食事ながらも栄養価の高い玄米を主食にすることで、栄養を補っていたのでしょう。当時の絵巻物を見てとると、活気溢れる庶民の様子もうかがえます。
2c293bce1331f8e62e9fb93e571f029c_m
わたしたちの今の食生活は、あらゆる食とそれをとりまく情報であふれています。当時の日本からは比べ物にならないほど選択肢が増え、自分の健康は自分で守る時代になりました。
肉や魚も当たり前のように毎日食べるようになった今、脚気になることは少ないですが、わたしたちの先祖が大切にしてきた暮らしぶりを実践してみることで、「食べること」を大切にしたり「お米一粒一粒」に感謝をする気持ちが芽生えたり、そんな思いが生まれてくるのかもしれませんね。

一部引用元:新しい玄米食のすすめ(女子栄養大学出版部)
51bjzxz03yl-_sx384_bo1204203200_

記事/金のいぶき

footer_logo
株式会社金のいぶきは、国民の豊かで健康的な生活に寄与するために、胚芽が大きく機能性の高い玄米「金のいぶき」の普及を目的として設立されました。
OLYMPUS DIGITAL CAMERA
ホームページ
Facebook

コメント

コメント欄


人気の記事

2021.08.04

甘い香りの冷たい前菜『桃のカプレーゼ』

2021.07.28

夏の常備菜!刻んで揉むだけ『きゅうりの薬味即席漬け』

2021.07.28

小学生の自由研究におすすめ!一日で出来る『貝殻を使ったハーバリウム』

2021.07.25

ゴロゴロとうもろこしを楽しむ『香ばし醤油のコーンバター』

2021.07.24

ルーもややこしいスパイスも必要なし!『ズッキーニとナスのカレースープ』

2021.07.23

夏の暑さも疲れを吹き飛ばす!『夏のさっぱり巻きずし』

2021.07.22

ご飯がすすむ!食べる手が止まらない『ニラナス炒め』

2021.07.22

1品で大満足!『納豆キムチ豆乳そうめん』

2021.07.20

韓国フルーツを食事で楽しもう『チャメと生ハムの前菜』

2021.07.18

たっぷりのディルを使って作る、おいしい保存食『ディルバター』

編集部おすすめ記事

2021.08.04

甘い香りの冷たい前菜『桃のカプレーゼ』

2021.08.04

簡単!ひんやり和デザート『ミルク水ようかん』

2021.07.30

薬味たっぷり!風味豊か、大人の味わい『明太子パスタ』

2021.07.29

腸活にもつながる!『キムチとうすあげの煮物』

2021.07.28

きゅうりと豆腐を洋風の味わいに♪『きゅうりと豆腐のイタリアンサラダ』

2021.07.26

ズッキーニをたっぷり食べる『ズッキーニとスモークサーモンのサラダ』

2021.07.25

やみつき!『キムチと長芋の和え物 鰹風味』

2021.07.21

今が旬!丸ごと食べられる「ししとう」を破裂させない下処理方法

2021.07.20

韓国フルーツを食事で楽しもう『チャメと生ハムの前菜』

2021.07.20

腸活にオススメ!『キムチとゴボウのサラダ』

月間人気記事

2018.07.12

知らなかった!こんなにも多い『ウリ科の野菜の種類とあれこれ』

2020.06.17

こんな症状は危険かも『スマホのウイルス感染症状7つをチェック』

2017.03.15

管理栄養士が教える『デトックスウォーターの美容効果と注意点』

2018.08.08

なす、トマト、ピーマン、ししとう…あの野菜も?!『ナス科の野菜の種類とあれこれ』

2020.09.01

真っ青な夏の空に映えるもくもく大きな雲『夏の雲のお話』

2021.06.28

編集部おすすめ『週に1度の作り置きレシピ「オクラ」の常備菜』

2021.03.08

元美容部員が教える『自分の肌に合う化粧水の選び方』

2021.06.05

季節の手仕事『自家製キウイシロップ観察日記』

2020.09.20

似ているようで違う『羊羹』『水羊羹』『ういろう』の食感と材料

2021.07.01

日本の暮らしの言葉『夏真っ盛り「暑さ」と「涼しさ」を表す言葉たち』~葉月の暮らし~