
品種を守り、ブランドを育てる『高機能玄米”金のいぶき”ができるまで』
みなさんはお米をどのような基準で選んでいますか?産地?銘柄?
日本が誇る「白米」には多くのブランドがあります。しかし「玄米」そのものを楽しみ、食するブランドは今までにありませんでした。
玄米食専用として開発された新品種「金のいぶき」は、10年以上の歳月を経て開発された革新的な玄米。
それは「今後の日本の食を変える」と言っても過言ではないほど、プレミアムな玄米でした。
国民の健康と水田の有効活用を
金のいぶきに代表されるような、機能性の高い玄米を普及させようと活動している団体がいます。それは一般社団法人高機能玄米協会。高機能玄米を普及させることで、日本の水田の有効活用と、国民の健康を同時にかなえたい、そんな思いで日々、金のいぶきの普及を担っています。
「生産者が自ら精魂込めて栽培する姿」がブランドの起点だと話す彼らは、価値ある米を提供するために「確かな品質」を妥協することなく求めています。初めての玄米食専用ブランドにふさわしい商品を世の中に送り出すため、生産から流通までが一体となった厳密な品質管理が行われていました。
厳しい栽培基準で「安心・安全」をお届け
以前にケノコト編集部が取材に行きましたが、すでに各産地では、専門家が生産地を巡回しながら、栽培場の注意点や改善点を確認する取り組みが行われています。
生産者同士が、他の生産地を見て回ったり、お互いが交流することで情報交換をし、より良き商品を生み出すための糧となっているのです。
また研修を実施することで、「金のいぶき」を初めて栽培する生産者も安心して育てることができるといいます。
協会では品質規格基準を定め、品質の安定化を図ることを推進しています。ガイドラインに従って検査を行い、基準を満たした米には認定マークを発行しています。
▲「金のいぶき」の認定マーク。世界に誇れる高機能なブランドに育てるために、親しみやすく温かいデザインになっている。
「栽培管理シート」と呼ばれるシートを提出することが生産者に義務付けられており、これらには、いつどのような肥料と農薬をどれだけ使用したのかなど細かく記載するようになっています。
玄米のまま食べる上での安全性にも配慮され、使用農薬については通常の栽培よりも厳しい基準を設けているのだそうです。
他にも、「金のいぶき」の特徴である食味、そして衛生面・機能成分に関する基本的データを公的機関等で集め、目標が定められています。
「やはり大事なのは、各産地における栽培時の取り組みと体系化に尽きるものなのです」と、協会の事務局長を務める日浦さんは話していました。
「食味や機能性」に優れたお米というだけでなく、「安心・安全」も保証するお米として、広がっていく高機能玄米、金のいぶき。
きっと一口食べたら、今までの玄米のイメージを覆すようなおいしさに驚くかもしれません。おいしさはもちろん、「金のいぶき」にかける生産者の熱き思いと、それをとりまく取り組みを知ることで、なんだか温かい気持ちになりながら食卓に向き合えそうです。
文/ケノコト編集部
株式会社金のいぶきは、国民の豊かで健康的な生活に寄与するために、胚芽が大きく機能性の高い玄米「金のいぶき」の普及を目的として設立されました。
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