
日常の中に音楽を〜ケミカルボリュームの秋が深まる今聞きたい一曲『ラベンダー』~
何の変哲もない日常の風景。
誰かに話すまでもないけれど、湧いては消えていくふと思い浮かぶ気持ち。
「ケミカルボリューム」の音楽は、そんな何気ない毎日の瞬間を切り取って、すこし特別なものに変えてくれる不思議な力を持っています。
とある地方都市でサラリーマンをしながら、アフター5と土日祝日で曲作りをしている、ユニークなライフスタイルの宅録ユニット、通称≪ケミボ≫。
独自の生き方を貫く彼らの手から生まれる楽曲を1曲ずつひも解いていけば、ケミボの本質が見えてくるかもしれません。
今回ご紹介する一曲『ラベンダー』。どんな背景からできた曲なのでしょうか。
人は一人では生きていけないと分かってきた。だから相手を思いやることが大事なんだと思う。
近しく親しい人ほど自分勝手になってしまったり、傷つけあっては後悔してを繰り返したり。そういう経験は皆さんもあるんじゃないでしょうか。後悔して反省して、「親しき仲にも礼儀あり」なんて言葉を痛感しても、喉元過ぎたら忘れてしまい繰り返す。
はー。溜息。
人は良いことも悪いことも慣れたり忘れたり。
でもだからこそ生きていけるという一面もあるかもしれません。
僕も相わらず時々やってしまい、気付いた時には既に遅いこともしばしば。
でも。
それでも自分を許しながら、大切な人とは
「離れてかないように 揺るがないように ののしりあわないように 支えあえるように 時が流れて 身近な人が急に
いなくなってしまっても つながりあえるように」
そういう自分自身への戒めと祈りのような気持ちを込めて書いた歌です。
ラベンダーの花を選んだのは、北海道一人旅をした時のこと。ラベンダー畑で従業員の方から花言葉「許しあう愛」について聞かせて頂いた記憶から、会社の昼休みにインターネットで調べて選びました。男が昼休みにラベンダーの花言葉を調べるという状況が非常に恥ずかしく、バレないように技術的なことを調べてる真面目な顔でドキドキしてたことは今でもハッキリ覚えています(笑)
人は一人では生きてはいけないからこそお互いの距離が大切で、お互いが相手を思いやる気持ち、相手の立場で考えてみるということが重要なんだと思います。そういう人になりたいよね。いつかは。
Lavender
可憐な顔で ナイフを突き刺すように 言うの?
不満並べ さらに追い込むように 言うの?
しょせん他人の二人 単純だけど YOU KNOW?
歪んでいく二人 昨日に帰れない
気付いてないわけじゃない がどうやって伝えれば?
「分かっていたつもり」 だったみたい
ラベンダーの香り なんとなくするんです
振り返って君が やさしく笑った
気付いてないわけじゃない そっと伝えてゆくよ
重なり合ってくように そっと
離れてかないように 揺るがないように ののしりあわぬように 支えあえるように
時が流れたって 身近な人が急に いなくなってしまっても つながりあえるように
淡い紫色の花、「ラベンダー」。
ゆるしという言葉にはぴったりな色ですね。
大事な人だからこそ分かって欲しくて甘えてしまって、ついひどい言い方をしてしまうことってありますよね。
でもそれは、相手より自分が大事な証拠。
相手が大事な人だからこそ、そういう甘えは卒業して思いやれる人になりたいな、この曲はそんなことを思わせてくれました。
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Chemical Volume / ラベンダー Short Ver/ライフスタイルミュージック
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記事・歌詞 / Chemical Volume(ケミカルボリューム)
映像 / 渡邉高章
書 / 愉咲
モットーは「自分たちの力量、環境、機材でできることしかやらない」。
地方都市でサラリーマンをしながら、アフター5と土日祝で音楽を作っている宅録ユニット。
公式ホームページ
Faceook
Twitter
ケミボチャンネル(YouTube)
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