
幼稚園・保育園ってどんなところ?『子どもに合った園探し』
目次
10月を過ぎると気になり始めるのが、保育園や幼稚園のこと。入園を考えているご家庭、特に一人目のお子さんの場合は初めてのことばかり。子どもにとっても親にとっても、どの園に入園するのかは大きな決断になります。
幼稚園の願書をもらいに行ったり、園見学をしたり、近所のお友達やインタ-ネットで情報収集をしたりとやることはいっぱい。我が子が初めての社会生活を送る場所になるので、自分の子どもにはどこが合っているのかな?と考えると保護者は悩みが尽きません。何から始めたらいいのかと手探りで始めている方へ、幼稚園・保育園選びのポイントをご紹介します。
幼稚園・保育園の違いを理解しよう
保育園は、親が働いていたり、病気などの理由で子どもを十分に保育できないという理由で家庭に代わって「子どもを保育する場所」と位置づけられています。
施設としては児童福祉法という法律に基づいたもので、適切な保育が行われるよう厳しい基準が定められており、国の管轄は厚生労働省が担当しています。(出典:保育所保育指針「第一章総則」)
一方、幼稚園は文部科学省が定めるところの「学校」という位置づけになっています。
こちらは、満3歳から、小学校就学前に達するまでの幼児が、1日に4時間程度教育を受けるところという定義になっており、保育時間は1日4時間程度の活動を基準としています。(出典:学校教育法「第三章幼稚園 第26条」、「幼稚園教育要領 第1章 総則」)
管轄の違いもあり、申し込み時期・方法もそれぞれ異なります。
<認可保育園の申し込み>
4月入園の場合は、11~12月を目途に自治体ごとに申し込み期間が設定されます。
よほどの事情がない限り、期間を過ぎての受付けは難しいので、まずは自治体のホ―ムペ―ジや冊子などで申し込み期間を確認しましょう。
認可保育園の場合は、私立・公立・公設民営問わず、申し込み期間は全て統一されています。
<認可外保育園に申し込み>
認可外保育園の場合は、申し込み期間が園ごとに定められています。年度途中はいつでも受付け可能なことが多く、4月入園の場合は、各園の状況に合わせて前年上旬あたりから受付けを開始することが多いようです。認可外保育園は、申し込んだ順に選定されることもあるので、早めの確認が重要になります。
<幼稚園の申し込み>
4月入園の場合、10月中旬頃からそれぞれの幼稚園で願書をもらい、11月に願書を提出し、面接をするという流れになることが多いです。
人気の園では願書をもらうにも一苦労だったり、兄弟に卒園児がいたり、プレ幼稚園に通っているため優先枠があったりと園によってさまざまです。
幼稚園を考えている場合、お子さんが入園する年度の1年前から情報収集をするのがいいでしょう。
<こども園>
最近では、幼稚園、保育園の機能を合わせた「こども園」というところも増えていきます。
こども園は1号認定(一般的に幼稚園枠入園希望)の場合、幼稚園の入園願書受付と同様になっています。2号、3号認定(保育園枠)の場合は、保育園の申し込みと同様になるので、その違いをそれぞれの自治体で確認する必要があります。
園選びのポイントを整理してみよう
お子さんが毎日楽しく過ごす園生活。入園してから「あれ?何か違う・・・」「こんなはずじゃなかった」とならないように、まずは園生活に求めるもの、どのような子に育ってほしいかなど考えてみてください。たくさんある園の中から子どもに合う園を選ぶために、どこを注意して見ていくのが良いか整理してみます。
<保育内容>
園生活には、大きく分けて2つの活動があります。
「一斉保育」と「自由保育」です。
名前の通り「一斉保育」は決められたことをみんなで一緒にする活動。
「自由保育」は好きなことを好きなようにする活動です。
どちらも子どもたちの成長には大切で、どの園でも必ずある活動ですが、その割合は園によってさまざまです。
「一斉保育」がメインの園は、先生が決めたことをみんなで一緒に行い、同じものを作ったり、遊んだりします。わかりやすく言い換えると、小学校のような活動です。
落ち着いて話が聞くことができ、みんなと力を合わせて作品展や運動会など作り上げていきます。
「自由保育」がメインの園は、自分のやりたいことを自由に行います。
それだと好きな遊びしかせず、苦手なことへ挑戦する気持ちがなくなるのではないかと不安になるかもしれませんが、反対に子どもの想像力は無限に広がっています。
お菓子の空き箱一つでカバンを作ったり、おままごとのレジスタ―にしたり、戦いごっこの武器にしたり、大人には想像できないくらい、たくさんのものに変身させていきます。
このような柔軟な想像力はこの時期しかなく、自分で考え、作り、生み出していく力を養っていくにはとても大切な活動になっています。
また、合わせて知っておきたいのが、園で取り揃えているものや施設についてです。
自由にはさみや色画用紙、テープなど使って好きなものを作ることができる園や、遊具やおもちゃがいっぱいある園。
また園庭がない園もあり、外遊びの際には近くの公園まで行って遊んだり、園庭があっても自由に遊べず、遊べる曜日が決まっている園もあります。
公開されている情報を見るだけではわからないことも多いので、気になるところは直接園に確認してみてください。
<PTA活動>
PTAって小学校からじゃないの?と思っている方もいると思いますが、園によっては保護者が積極的にお手伝いするところや、先生たちだけで行っている園などさまざまで、バザ―や発表会などの衣装作り、行事のお手伝いがどれくらいかなどは、園からの説明だけではわかりません。
働いているから難しい・・・、まだ下の子が小さいから・・・など、家庭にも事情がありますが、どのような活動なのか、大変なのはどのようなことかなど、ぜひ卒園、在園している先輩ママに聞いてみましょう。
状況を聞いてみることで、自分が得意なことやお手伝いできることが見つかり、積極的にできそう!と思う場合もあります。
幼稚園、保育園は規模が小学校より小さいところが多いです。小学校の活動の練習と思ってやってみたり、またPTA活動をすることで園との関わりも多くなり、子どもがどのような園生活を送っているかよくわかるようになります。
子どもの園生活だけでなく、親もどの程度参加できるのかも園選びのポイントに入れてみてください。
気になる園の運動会、バザ―に行ってみよう
気になる園が見つかったら、秋であれば運動会やバザ―に行ってみてください。
運動会はその園の特色が一番出る行事です!
鼓笛隊、応援団など子どもたちのかっこいい姿が見られたり、手作り感あふれるアットホ-ムな運動会などさまざまです。
未就園児の競技もあり、お子さんも楽しめるのでぜひ参加してみてください。
そしてバザ―は、PTAの活動が発揮される場所です。
手作り品や子どもたちの服、日用品などを販売するなど手の込んでいる園もあります。
手作り品の園グッズや小学校用品が販売されていることが多いので、裁縫が苦手な方はバザーで調達したり、また小学校ではどんなものが必要なのか事前に知る機会にもなりますよ。
園によって様々な特徴や良し悪しがあると思いますが、子どもが好きなこと、得意なことが存分に発揮でき、家庭ではできない体験をすることで子どもだけでなく、親も一緒に成長できる園をぜひ見つけてみてくださいね。
記事/ママトコタイム
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