
まめ知識 2015.06.28
管理栄養士がオススメする毎日食べたい神食材のご紹介
それは「鹿尾菜」。なんて読むかわかりますか?
鹿の短くて黒い尾っぽに似ていることからこの感じが当てられました。そう、「ひじき」です。
食卓にはおなじみの食材ですが、その栄養バランスは他に秀でるものがいないほど優れています。「芽ひじき」「長ひじき」と2種類ありますが、前者は葉の部分、後者は茎の部分で芽ひじきより歯ごたえがあるのが特徴です。どちらも栄養的にはほとんど変わりありません。
カルシウム
100gあたり1400mgものカルシウムを含みます。これは牛乳の約12倍。ひじきを100g食べるのは大変ですが、少しずつでも積極的に取り入れていきたいですね。カルシウムは骨や歯をつくり骨粗鬆症の予防にも役立ちます。
鉄分
貧血予防には欠かせない栄養素。特に女性は十分に摂取していきたいですね。鉄分不足は貧血のほか、冷え性や肩や首の凝りの原因になるとも言われています。また妊娠中の方は体内の血液量が増えるので、より意識して取り入れたいです。
食物繊維
ひじきは海藻ですから食物繊維も豊富。10g食べただけで4.3gの食物繊維を摂取できます。お通じをスムーズにし、腸内環境を整えるのにも一役買ってくれる食材です。
ひじきと言うと、煮物しか思いつかない…という方もいらっしゃるかと思いますが、茹でてサラダに、ハンバーグに混ぜたり、ケーキ作りに、とそこまでクセもなく、何にでも使えます。これだけの万能食材を毎日のお料理に使わない手はありません。煮物で残ってしまったら、炒り豆腐にしたり、炊き込みご飯にしたり、魚のすり身と混ぜてさつま揚げにしたり形を変えて食べ切りましょう。
それから、時間がないときはお湯で戻しても構いませんが、50度以上のお湯だと栄養素も流れ出てしまうのでご注意を。
記事/管理栄養士 片山慶子
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