
将来の為に!?『おもちゃの取り合いは困ったことじゃない』
2歳半を過ぎて興味範囲がぐんぐん広がる頃から始まる、おもちゃの取り合い。
児童館など子どもが集まる場所に行くと取り合いが始まってしまうから、行くのがイヤだなと感じるママもいるのではないでしょうか。
子どもの世界では当たり前
この頃の子どもは自己中心性のど真ん中を生きています。
おもちゃで遊んでいる時に、お友達に貸してと言われても貸せなくて当然で、人が使っているおもちゃを使いたくなったら迷わず取りにいきます。
大人の世界ではあり得ないシチュエーションで、ママは戸惑ってしまうかもしれませんが、幼児の世界では当たり前なのです。
大切なのは経験と共感
その中で子どもは様々なことを学んでいきます。
おもちゃを取られた経験をしたら悲しいという気持ちを学べます。悲しかったね〜と共感して子どもの心に寄り添ってあげて下さい。
おもちゃを取り上げたときは、相手が泣いたり悲しそうにしている姿を見ています。おもちゃを手に入れる事が出来て、やったね!という気持ちより後ろめたさや後味の悪さを感じる経験をします。
人の気持ちを理解できる勉強
悲しい・後ろめたさ・後味の悪さなどの経験が子どもにとって、とても貴重なのです。
これらの経験を自分がしていないと、人の気持ちが理解できなくなってしまうからです。
他者理解ができるようになれば、人のおもちゃをいきなり奪うと「相手が悲しむからやらないでおこう」「自分はたくさん遊んだから、あの子に貸してあげよう」などと自分で考える事ができるようになります。
社会性を発達させ、将来、みんなと仲良く過ごす為のおもちゃの取り合いです。
温かい目で見守りつつ、ケガに発展しないように目は離さないようにしてくださいね。
記事/ギフト教育ラボ
乳幼児教育アドバイザー 元吉祐里
ギフト教育ラボでは、発達段階に合わせた幼児教育を行うことで、お子様が個々に持っている可能性や才能を引き出す取り組みを行っています。人間の脳は3歳までに約8割が完成すると考えられているため、
乳幼児期にギフトの科学的根拠を持ったトレーニング法を行うことで、個々の能力を大きく高めることができるのです。
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