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取材 2017.01.28

100人100色―仕事は常に“3Tive”の姿勢で。ロングセラー商品づくりを目標に成長を続けるマーケター―藤井可奈さんのお話し

それぞれの立場、個々の考え方によって「働く」ことへのスタンスは異なります。正解なんてありません。
「100人100色」では、100人の「働く女性」に登場いただき、等身大の姿を語っていただきます。
年齢、環境、キャリア全ての背景が異なる人たちの100とおりの『想いや生き方』の中に、きっとあなた自身にとってのヒントが見えてくるはずです。

今回は、食品メーカーでマーケターとして働く藤井可奈さん(33)をご紹介します。
「人とのつながりで人生は変わっていく」ということを、仕事でもプライベートでも感じているという彼女に、いままでのキャリアや社会人として実現したいことを語っていただきました。

―これまでのキャリアと現在の仕事内容を教えてください。

大学にて食物学科管理栄養士専攻にて食に関して学び、管理栄養士免許を取得。その後大学院にて食品科学の研究室に所属し微生物の研究をしました。

食品メーカーにて企画開発業務を経験した後、現在はマーケティング業務に携わっています。市場分析~商品企画~プロモーションといった商品周りの仕事です。多忙な部署ですが、多くの方々に助けられながら、日々業務をこなしています。

―これまでで一番忘れられない仕事のエピソードをお聞かせください

雑誌とのタイアップ企画が、出版社のコンクールにて受賞したことです。

雑誌タイアップ
▶︎雑誌タイアップ時、雑誌イベントでのPR

主婦雑誌と自身が担当する商品のタイアップ企画で、1年近い取り組みでした。雑誌の読者さんと一緒に共同商品開発を行ったり、広告やタイアップ記事を制作したり…。商品と雑誌の両方のスケジュールに追われ、色々と大変なことがありましたが、それ以上に出版社の方々とのお仕事や、実際に消費者である読者とのワークショップ、取材で読者のご自宅に伺ったりする機会はとても新鮮で、大変貴重な経験となりました。

自分が携わった仕事を評価してもらい、賞を頂くことはこれまでありませんでしたので、大変うれしく、今後の励みにもなっています。

―これまでにぶつかった壁はありますか?

自分の考えた企画を味であれば開発員、デザインであればデザイナーへ伝える、という自分の感覚を他人に伝える難しさというのを常に感じています。

味であれば目指す味に近いターゲットの商品を探し回ったり、デザイナーではデザインボード(イメージボード)を作成してオリエンをしたり等、目指すべきものを見える化させることを心掛けています。目指すべき方向性の共有化ができると、それぞれの専門のプロ(担当)から、こちらの期待以上のものをご提案いただけることもあり、その時は大変うれしく思います。

言葉だけでは伝わらないことをいかに分かりやすく伝え、共有かできるかが、最終的な商品の仕上がりに大きく関わっているので、今後も「伝える技術」を習得していきたいと思っています。

―日課にしていることはありますか?

日課と言えるほどではありませんが、朝、無意識にラジオをつけるところから1日が始まります。
テレビだと手が止まってしまうのですが、ラジオだと手が止まることなく情報収集しながら準備が出来るので好きです。

ラジオは伝えられた情報を処理するのに、どんなことかな、どんな状況かな、と自分で考えたり、想像を膨らますことが必要ですが、そういうところも好きです。
幼い時からラジオによって妄想力が鍛えられていたかもしれません。それがインサイトやペルソナ分析に活きている可能性もなきにしもあらず…。

―あなたにとって「働く」こととはなんですか?

自分の成長。

日々の業務をこなしていくなかで、その業務で求められるものは何なのかを意識して取り組み、求められるものに的確に応えたり、知見を得ていくことで自分を成長させていきたいと思っています。

MTG
▶︎リーダーを務めた女性社員プロジェクトでのMTG風景

社会人としてこれまでの働いてきた経験が自分を成長させてくれていると思うし、これからも「働く」ことが自分を成長させると思っています。

社会人として、またマーケターとして、まだまだ至らない点が多いのですが、自分の成長なくして消費者の方を驚かせたり、喜んでもらえる商品を創ることはできないと思っています。

―働いている時の貴方を「色」に喩えると?その理由は?

燃えているような赤色。

よくも悪くも、決めたらそのことに一直線という性格なので、決めたこと、やらなきゃいけないことをやっているときは、燃えたぎるような赤色オーラを発しているような気がします。

もう少し冷静に仕事に取り組めて、周囲もやわらかい雰囲気にできるマイルドなオレンジ色になるのが目標です。マーケターという仕事上、いい意味で目立って存在感がなければいけないと思っているので、周りの雰囲気まで明るくする色でありたいと思っています。

―これからチャレンジしたいことはありますか?

ロングセラー商品を生むこと。

いま担当している商品が50年を超えるロングセラー商品なのですが、売られてきた時代背景等はあるものの、やはり優れた商品だとつくづく感じます。簡単なことではないですが、そういった世の中の流れに寄り添い、多くの人から愛される商品を今後の社会人人生の中で生み出したいです。

ヒット商品も魅力的ではありますが、私は何世代にも渡って愛されるロングセラー商品を作りたいです。

―今後、あなたがありたい姿と、そのために行っていることがあれば教えてください

仕事においては3Ttiveで、常に挑戦する姿勢でありたいと思います。
3tiveとは、Active(行動的)、Positive(前向き)、Creative(創造的)ということです。

何事にも始めるには遅いということはないと思っていますし、「今後の自分の人生の中で1番若いのは今だ」と思って、仕事でもプライベートでも色々挑戦していきたいです。

チャンスがあれば困難であったり、未知なことがあったりしても飛び込んでいく―。そう意識してきましたし、今後もそうしていきたいと思っています。新しいことに飛び込む勇気は常に持っていたいです。
決断は思い切り良く、決断したことには自分で責任を持ち、決断が良かったと思えるように前向きに取り組んでいくようにしています。

―あなたなりの息抜きやストレス発散の方法を教えてください

出かける事です。

私は気持ちの切り替えがあまり上手ではありませんが、近場でも、国内でも、海外でも、家から出て日常から物理的な距離をとることで、気持ちが変わったり、リフレッシュされる感覚が昔からあります。
なので、出かけることが好きです。自分ではそれが普通なので何とも思いませんが、人からはフットワークが軽いとよく言われます。

あとは人に会っていろいろ話すことです。
人に話すことで自分や環境を俯瞰で見られたり、知らない事を教えてもらえることが多々あるので、いろいろな立場の人と様々な話をしています。

-あなたの生活の中でのお気に入りがあれば教えてください

お気に入りはJリーグチームのFC東京です。

FC東京
▶︎大好きなFC東京の応援

ホームゲームだけでなく、アウェイゲームも応援しに行くこともあります。最初はあの選手がいいなーというミーハーな感じから入りましたが、今ではチーム全体が大好きです。社会人になって、仕事や自分のこと以外で一喜一憂することはそうそうないですし、貴重な存在だと思っています。スタジアムの雰囲気も、スタジアムで飲むビールも含めて大好きです。

-幸せだと思う時間や瞬間はどんなときですか?

大好きな餃子をおなかいっぱい食べたとき。

私の好きな食べものランキングの不動の1位が餃子です。特に幼少期から食べ続けている餃子専門店の餃子か母が作った餃子を、ごはんも食べずにひたすら食べ続けて、餃子でお腹がいっぱいになるとこの上ない幸せを感じます。

ホワイト餃
▶︎大好きな餃子ホワイト餃子(野田本店)

餃子は、炭水化物(皮)、タンパク質(肉)、野菜と、バランスよく配合されているので、餃子でお腹を満たしても大きな問題はないと思っています。

昔から食べる事が大好きなので、餃子以外でもおいしいものや好きなものを食べると幸せを感じます。やはり「食」に関することが、自身を構成する要素として大きいんだな、とつくづく思います。

―自分の人生で一番大切にしていることはなんですか?

人との出会い、つながり。

今の自分があるのは、今までに出会った人たちのおかげだと思っています。人とのつながりで人生は変わっていく、ということを実感してきました。
これまで出会った人たちから刺激を受けて、今の自分が形成されている、といっても過言ではないと思います。家族、親戚、恩師、上司、先輩、後輩、そして友人…本当に私は人の縁に恵まれているんです。

相談をしたときに後押ししてくれたり、私が間違っているときは正してくれ、違った考えのときにはアドバイスしてくれる人がいることは、何よりも心強く、大切です。

先日もプライベートで落ち込むことがあったのですが、その時も私の身になって考えてくれ、私のために意見をくれる友人の存在に救われました。本当にかけがえのない存在です。
これからも仕事でもプライベートでも、人とのつながりを大切にしていきたいと思います。

————————————
仕事で実現したい目標があり、そこにたどり着くために必要なステップをしっかりと意識しながら現在を過ごしている藤井さん。しっかりと地に足をつけながら、人とのつながりや好きなものを大切にしている姿はとても自然体で、すでに燃えるような赤い色から、暖かい日差しのような優しいオレンジ色をまとっているように感じられました。
これからもきっと、ごく自然に、そして確実に成長を続けてゆくのでしょう。

 
取材・記事/
いろんな女性の働く・暮らすを知ること 『100人100色』は、SAISON CHIENOWAとケノコトの共同記事です。

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