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取材 2015.07.04

暮らしの話 ~書を通して癒しや元気になるきっかけを 島野真希さん~

人によって価値観や人生観などは様々。

色んな人の話を知ることで工夫や新しい価値が生まれてくれたら嬉しいです。
今回は島野真希さんの話。

1983年生まれ31歳。香川県出身、東京都品川区在住の女性。
書道家・カリグラファーとして、テレビ番組の題字や店舗ロゴの揮毫の他、日本文化に興味のある人や字が上手になりたい人達に、老若男女問わず書を楽しむワークショップを開催。NPO法人 maggie’s tokyo では運営メンバーとしても活動されています。

そんな島野さんの暮らしの話とは。

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書の道を決意させてくれた前職

前職は株式会社Plan・Do・Seeという会社のブライダルのお仕事をしていました。
たまたま社内で字を書くことがあり揮毫したところ、それがとても好評で、以来新規店舗のOPENなどで筆文字が必要であればまずは私に話が来るようになりました。
会社に所属しながら、作品を生み出しているうちにより良いものを書くために勉強したいと思い、現在の師匠である武田双龍氏の門をたたくことに。
それから出産を経て育児休暇をとることになりましたが、会社を離れている間でも必要なときは文字の依頼を続けて受けており、自然とまわりの環境が私の背中を押してくれ書の道で独立することを決意しました。

また、独立のタイミングとほど近く、親友からプロジェクトの話が。彼女はがん経験者であり闘病中に彼女が欲しかった居場所、闘病中でも安心して参加できるヨガなどのワークショップを運営する「Cue!」の立ち上げに携わることになりました。私自身も書で人を癒せたり元気づけたり役に立てるならと思いがん経験者さんたちにワークショップをするようになりました。
現在はCue!の延長で『がん患者とその家族・友人が自分の力を取り戻す居場所 「マギーズがんケアリングセンター」を東京に』というmaggie’s tokyo projectの運営メンバーとしても活動しています。

家族も字を書くことも大切なこと

大前提として、私たち夫婦には約束事があります。「仕事をするなら、会社のために働くのではなく自分のために働く」「家族が第一優先」。だから私は出産後、大好きだった会社を辞めて子どもたちの成長に合わせて自分自身でボリュームを調整しながらできるように書の道を歩むことにしました。

「自分のために働く=ライフワーク=字を書くこと」って明確になったのも大きなことです。

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自分とも夫とも上手に向き合う

夫の仕事は不規則、土日もスポーツで不在、両家両親は遠方ときて、頼るべきものはほぼ自分の体力なので、家事育児は完璧を目指さず、手抜きできるところは手抜きし、たまには友達に甘え、メリハリのある時間の使い方をしています。
仕事とスポーツと二足の草鞋を履く夫なので、あてにすると自分が辛いだけ。だけど、夫はいくら仕事が大変で疲れていても帰宅してから時間があれば子どもたちと一緒にお風呂に入り、絵本を読み、遊んでくれます。私が仕事と育児で今は余裕がないのだと感じ取ると、何も言わなくても気づけば山積みのはずの食器が綺麗に洗われていたりすることも。前提としてお互い別々のライフワークを抱えていて、尊敬し合っているからこそだと思っていますが、夫の思いやりにいつも救われています。

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仕事はあくまで1つの要素。ライフスタイル全体を描く

結婚をし、仕事を辞め、妊娠と出産をすることで大切なものの順位が明確になりました。
「家族」という存在がどれだけ自分のライフスタイルにとって大事なものなのかが今でははっきりわかります。

大切で譲れないものが決まると、物事の取捨選択がすごく楽になり、シンプルになりました。自分の身体はひとつ、時間軸もひとつだから、今しないと自分の可能性を潰すかもしれないと悩んだこともあるけれど、それは違います。可能性は無限で、広がる時機が人それぞれなだけでタイミングが必ずあると思っているから無理はしません。
また「生きたいライフスタイル全体を描くこと」を大切にしています。「仕事」は理想のライフスタイルの中にある一つの要素でしかないと私は思っています。だから全体を描いて、短期的ではなく長期的に自分が納得のいくように選択し続けています。そして「目標は必ず書く」「口に出す」「人に伝える」ことを意識しています。すると必ず巻き込まれてくれる仲間が現れてきます。

プロフィール

島野真希

まきさんプロフィール

書家・カリグラファー

1983年7月5日 香川県出身。幼少から書道を始める。現在は武田双龍を師事。テレビ番組の題字をはじめ企業や店舗のロゴ、命名書など幅広く揮毫する。またモダンカリグラフィーでのウェディングアイテムも手がけている。
プライベートでは二人の男の子のママ。プロボノ活動としてNPO法人maggie’s tokyoの運営に携わっている。

ブログ『Maki Shimano Calligraphy』
Instagram
maggie’s tokyo projectホームページ

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