
『住まいで旅するWORLD TRIP!』 ~メキシコ編~
日本の「住まい」は、古(いにしえ)からその時代や人々の生活様式に合わせて、ずいぶんと変化してきました。現代では、いわゆる「日本家屋」を呼ばれる建物以外は西洋の間取りを取り入れた家がほとんどではないでしょうか。
よく「海外のおうちみたいにおしゃれ!」というフレーズを聞きますが、なるほど海外ドラマや映画に出てくる家は日本の伝統的な家とはまた違う魅力がありますね。
海外旅行でも、その国のライフスタイルを“住まい”という視点から見てみると思いがけず面白い発見があったり。
そんな、日本と違う海外の間取りや流行を集めてみました。
今回は、地中海の雰囲気が融合する国『メキシコ』の住まいをご紹介します。
インディアン風の家からカラフルな地中海風のスタイルへ
少し前までは、「アドベ」と呼ばれるインディアンが用いていた建築様式が一般的でした。
アドベとは、粘土をこねてわらを混ぜ、四角く型どり日なたで乾かして作る日干しれんがの事。
アドベ作りに必要なのは、人の力と太陽光だけ!組み立てには高度な技術はいらないので、素人でも作ることが出来るんです。また、粘土を使うので虫害に強く、いったん不要となればすぐ土にかえるエコな建築素材です。
現在のメキシコでは、このような伝統的なアドベ様式の外観にスペイン(地中海風)の装飾が混ざりあった独特のスタイルの家が増えてきているようです。
鮮やかな青や赤に黄、緑・・・強い日差しにも負けない強い鮮やかなカラーがポイント。
カラフルがよく似合う家のフォルムは、屋根が平らな四角型の平屋が多いのが特徴です。
人気のリゾート地「カンクン」の間取り
カリブ海に面した人気のリゾート地「カンクン」。
こちらの間取りの大きな特徴は、
「玄関が二つある家が多い(ひとつはリビングへ、ひとつは寝室(バスルーム付き)へ続く)」
「屋内にテラスがある」
「ベッドルームを外部とつなげて開放的につくる」
海辺で日光浴をして、家でシャワーを浴びて休憩…という夢のような暮らしがイメージ出来る間取りですね!
また、コートヤードが多く見られるのですが、日本のように光を入れるためではなく、日陰のあるセミオープンな空間をつくり出すための工夫として用いられ、塗り壁でひんやりとした雰囲気に仕上げられているケースが多いようです。
第二弾、住まいで旅するWORLD TRIP!「メキシコ編」はいかがでしたか?
次回の旅もどうぞお楽しみに♪
文/株式会社グローバル・トラスト
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