
「山茶花」読めますか?『身近な自然から見つけるまなび』
みなさん、タイトルの「山茶花」読めましたでしょうか?ヒントは、冬の歌「たきび」で有名なあのお花です。そう、「さざんかさざんかさいたみち〜♪」の、「さざんか」なんですね。山茶花(さざんか)は見た目が椿(つばき)によく似ていて見分けるのはかなり難しいそうなのですが、分類はツツジ目(もく)ツバキ科ということで、椿のお仲間(学研ニューワイド学習百科事典より)。花びらで散っている方が山茶花、花ごと落ちているのは椿だそうですよ。
寒い冬、今だけ楽しめる風物もある
山茶花と言えば、冬のお花ですね。我が家には小学生と幼稚園の子どもたちがいるので、寒い毎日でもなんのその!子どもは外で遊ぶのが大好きで感心しますよね。母である私は他の季節は自然豊かなところを歩くのが大好きなのですが、この時期だけはどうも家にこもりがちになります。でもある日曜、家の中で力を持て余した子どもたちを連れて、近所の大きめな公園(林の中に入っていけるようになっています)をお散歩していたら、私にとっても楽しく童心に返ったような経験ができました。我が家はちょうど東京から北関東に引っ越して初めての冬だったので、より寒い日常で何が起きているのかを親子ともに発見する時間にもなりました。
身近な自然の気づきを会話に
車のガラスが凍っているのを見つけて、溶かしてから出発!
朝早く氷がはった水たまりを、早い者勝ちで割る。
霜柱の上を歩くと、サクサクとした楽しい音。
霜柱を手にとって、誰が一番大きく取れたか競争。
寒い寒いと言っていた私も、子ども達と走り回るうちに、寒さが気にならなくなるほど、ワクワクする時間です。
林を歩きながら、冬ならではの景色を探して、一緒に体験している間、
「寒いと鳥の声がよく響いて聞こえる気がするよね」
「あ、お花が咲いてる!冬でも咲くお花があるんだね!」
「冬はお花が少ないけれど、その分、すごく目立っているね」
「あれはつばきかな?さざんかかな?」
そんな会話が繰り広げられました。寒くても、もう桜は春への準備をしているようで、つぼみが少しふくらんできているようです。
子どもたちにとって、今日の風景が冬の手触りと一緒に「原体験」として胸に刻まれ、暖かい思い出となってくれたらいいなぁ、と自分自身にも蘇った思い出と相まって、少しセンチメンタルな気分になった昼下がりでした。
それってなに?を大切に
今回のお散歩でのハイライトは、鮮やかな色合いが印象的だった山茶花や椿と、大きな「霜柱」。小学生の息子は霜柱がなぜできるのか?に強い興味を持ったようで、帰ってきてから「学研ニューワイド学習百科事典」で調べてみていました。謎だった「霜柱」が詳しくわかり、息子も大満足の様子!
ほんのご近所への散歩からも子どもの「それってなに?」「どうして?」という疑問を大切にして、身近な自然から見つけるまなびにつなげる。これは学校で教科書から習うお勉強とはひと味もふた味も違って、より幅広い興味と深い理解につながっていくのではないでしょうか。子ども自身のリアルな体験から生まれた疑問を、自主的にひとつひとつ解決していきたいですね。
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