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新しいコト 2017.02.13

心地よさと美と健康『アロマセラピーを身近な暮らしへ』

暮らしの中で、アロマのある生活を取り入れている方はどれほどいらっしゃるでしょうか。
リラックス効果やストレスの解消など香りを嗅ぐだけで心地よさをもたらしてくれるアロマ。アロマの本当のところを知って、早速実践してみませんか?

アロマセラピーとは、植物から抽出した香り成分である精油(エッセンシャルオイル)、または精油の芳香や植物に由来する香りを使って、心身の健康やリラクゼーション、ストレスの解消などに役立てる自然療法の一つ。単に香りをかぐだけではなく、日常生活にうまく取り入れることによって、健康や美しさ、心地よさをもたらしてくれる。

アロマテラピーの作用を体感したいのであれば、大切なのはまず本物の精油を選ぶこと。

1kgの精油に花3t

精油とは、植物の芳香成分を抽出したエッセンスのこと。花や葉、果皮や根などを水蒸気で精製したり、圧搾したりして抽出する。抽出は非常に手間がかかり、たとえば精油を1kg得るために、ラベンダーの花の場合100kg以上、ローズは3t以上必要となる。精油とは大量の原料植物からほんの少ししか取れない貴重なものなのだ。

精油には、植物によって異なるが、300種から1000種とも言われる芳香成分が入っている。これらの成分が組み合わさることで、リラックスさせてくれたり、血流をよくしたり、不安な気持ちを楽にしてくれたりと、私たちの心身にさまざまなはたらきかけをする。

だから、化学的にラベンダーの香りやローズの香りなどを作り出した合成香料は、厳密に言えばアロマセラピーの作用は持たない。100円ショップで「アロマオイル」「香料」として売られているものや、桃やイチゴなど精油が抽出できない香りを使ったものは、天然の香りに含まれる成分すべてを再現しているわけではないからだ。

本物の精油を見分けるには

では、本物の精油はどうすれば見分けられるのだろう。

まず、遮光瓶に入っていて、学名や産地などがきちんと表記されているものを選ぶこと。大切なのは「国際命名規約」にのっとった命名法による植物学名が書かれていること。こう書くと少し難しいかもしれないけれど、アロマセラピーに用いる精油には、ラテン語による「俗名」と「種小名」が列記されていることが決まりなのだ。

たとえば、「ラベンダー」や「Lavender」では中身がどんなラベンダーなのかわからない。私たちプロは、
「Labandula(属)+angustifolia(属)」
と書かれたものを選んでいる。

そのほかにも、産地、生育条件、抽出方法など、必要な情報が表記されているものを信頼するようにしている。知識の豊富な専門家のいるアロマセラピーの店ならば、使用方法などを相談しながら買うこともできるので安心かもしれない。
また、保存状態にもよるけれど、一度買った精油も古くなれば品質が落ちる。酸化臭が混じって明らかに香りが悪くなったものは使わないように。

ティッシュでOK

本物の精油を見つけることができたら、後は簡単。アロマセラピー用のディフューザーを買って部屋の中に拡散するのもいいけれど、実はいちばん手軽でおすすめのやり方は「ティッシュ」に垂らすこと。精油を数滴ティッシュに垂らして部屋に置いておけば、数時間はその効果が持続できる。
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インフルエンザなども気になるこの時期のおすすめは、

・ティートゥリー(Melaleuca alternifolia)
・レモン(Citrus limonum)
・ユーカリラディアータ(Eucalyptus radiate)
・ラヴィンツァラ(Cinnamomum camphora)

これらのすっとする香りは抗菌作用が高いとされている。混ぜても1種類でも、5~6滴ほどティッシュに垂らして置いてみるのがお勧めだ。
アロマセラピーは生活必需品ではないけれど、毎日に取り入れれば私たちの心と体を心地よい状態に保ってくれるもの。
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たとえば、みかんの皮を向いているときにシュッと漂う柑橘の甘酸っぱい香り、海で砂浜を歩いているときに吹き抜ける潮風、家のドアを開けたときのほっとするにおい……。そんな香りをかいだ瞬間、胸がきゅんとなったり、そのときの情景や音までもが浮かんできたりすることがある。
本物の香りを知って、心地よい香りをまとってみてはいかがだろうか。

(ライター/齋藤 智子)

記事/ハレタル
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