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道具 2017.03.05

京都の老舗『開化堂』の茶筒―使えば使うほど味わいを増す「暮らしの道具」

日本が誇る技術のひとつ、職人による伝統工芸。それらは暮らしの中にすっと馴染む佇まいと機能。
文明開化と共に京都で創業した老舗『開化堂(かいかどう)』が作る茶筒もそのひとつ。
飾らず、シンプルな美しさの茶筒は、共に過ごす時間の中で味わいを増していきます。憧れの逸品としても名高い『開化堂』の茶筒。伝統的な名品であり続けながら、日常の暮らしの“道具”として私たちの生活に寄り添います。そんな『開化堂』の茶筒が、時代を超えて愛される理由をひも解いてみましょう。

 

文明開化と共に生まれた、『開化堂』の茶筒

『開化堂(かいかどう)』は、丸鑵(カン:ブリキ製の缶)作りの草分けとして、文明開化で賑わう明治8年に創業。『開化堂』の茶筒は、英国から輸入された、貴重な錻力(ブリキ)を使用して作られ始めました。
創業から一世紀を過ぎた今もなお、初代の製法を守り、ひとつひとつ職人による手作りで出来上がる『開化堂』の茶筒。日本で一番歴史のある、茶筒作りの老舗です。

 

130もの細かな行程からなる『開化堂』の茶筒作り

一貫した手作りにこだわり、製作される『開化堂』の茶筒。今もなお、初代からの茶筒作りの手法を守り続けています。
ブリキや銅などの材料の切り出しから、筒状に丸める行程、磨き上げ最終仕上げまで。130もの工程を経て出来上がる『開化堂』の茶筒は、一日で30~40個ほどの限られた数しか作ることができません。全ての行程に熟練した職人の技術を要し、脈々と受け継がれた手法と経験が生む、ひとつの作品のような茶筒です。

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『開化堂』の職人技が光る、すーっとフタがしまる精密な作り

茶筒作りの最終行程である、仕上げに確認されるフタの閉じ具合。『開化堂』の手作り茶筒は、フタの重みでひとりでに口が閉まります。
フタのつなぎ目と本体のつなぎ目を合わせるだけ。職人による精密な作りにより、フタの重みですーっと自然に茶筒の口が閉まっていきます。全て手で作られているにも関わらず、本体とフタの相性がぴったりと合うからこそ見られる驚きの光景です。機械には生み出せない、まさに職人技が光る茶筒です。始めて見ると、感動します。ぜひ、体感ください!

 

お茶っ葉、コーヒー豆、お菓子…湿気から守りしっかり保存する『開化堂』の茶筒

『開化堂』の茶筒が誇る高い精密性は、同時に茶筒内部の気密性も高めます。空気に触れると酸化し、味が落ちてしまうお茶っ葉を湿気から守る『開化堂』の茶筒。中フタ付きなのも、長くお茶っ葉のおいしさを味わえるポイントですね。お茶だけでなく、コーヒー豆や紅茶、お菓子などの保存にもおすすめです。コーヒー豆には、専用のコーヒー缶も作られていますよ。茶筒作りの老舗が作る、銅やブリキ製のコーヒー缶。コーヒー好きの方もおっと驚くような贈り物に。

同じ時を過ごす、使う人と共に味わい深くなる『開化堂』の茶筒

『開化堂』の茶筒は、素材を活かした「生地物」(塗装のない茶筒)です。茶筒作りに使われる、銅・ブリキ・真ちゅうが持つ自然の独特な光沢が、存在感がありながらもインテリアに馴染みます。毎日の生活の中での「手擦れ」により、使えば使うほど味わいを増す『開化堂』の茶筒。味わいを増した茶筒は、なめらかな手触りとまろやかな艶が魅力的です。同じ時間を過ごす中で、徐々に移り変わる茶筒の姿に、愛着が湧いてきますよ。
茶筒の全体を手でなでてあげると、色の変化や艶が美しく表れるそう。特に使い始めは、念入りに。一部だけに触れていると、ムラができてしまうのでご注意くださいね。朝一番のお茶や、食後のお茶を淹れる際になでるように使い込むと、美しく姿が変わる様子が日々楽しめます。

 

『開化堂』の茶筒を何十年も楽しむために、大切なお手入れのこと

『開化堂』の茶筒は、塗装のされていない素材で作られています。そのため、水に弱く、水洗いや濡れた手で触れるなどは風合いを損なう原因となります。使う前につい水洗いしてしまいたくなりますが、気になる場合はやわらかい布で拭き上げるなどしましょう。また、冷蔵庫の中での保管も、湿度が高く同様の理由でおすすめできません。水分がついてしまった場合は、やわらかく乾いた布で拭き取るようにお手入れください。
『開化堂』の茶筒は、水分に気をつければ、他に特別なお手入れはありません。手で優しくなでで、“道具”としてたくさんお使いください。

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親から子、子から孫へ。受け継ぎたい『開化堂』の茶筒

昔ながらの伝統的な製法を守り、熟練の職人たちにより作られる『開化堂』の茶筒。使う人の手によって、時を経て味わい深くなる茶筒の肌が、なんとも魅力的です。お茶を淹れる時に、自分の手でなでるだけ。『開化堂』の茶筒には、特別なお手入れは不要です。
毎日の暮らしの中で大切に使われた『開化堂』の茶筒は、40年を過ぎてもなお現役の茶筒として活躍します。“道具”として大切に使い続けられた『開化堂』の茶筒だからこそ、魅せることが出来る、深みのある美しさがそこにはあります。親から子へ、子から孫へ。永く受け継ぐことができる日用品は、そうそう見当たらないのではないでしょうか。『開化堂』の茶筒だからできる、想い出のつなぎ方をお楽しみください。

『開花堂』について詳しくはこちら

記事/ケノコト編集部

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