
家のコト 2015.05.23
家庭料理は国と国とまで繋いでくれる親善大使
フランス人には、親日家が多いんです。
パリには日本料理店もありますし、クロード・モネのラ・ジャポネーズという名画も知られています。
シラク元大統領も親日家として有名でした。
パリ在住の、フランス人の友人もまた、大の親日家です。
日本が大好きで、たびたび来日しては北海道から九州まで各地を旅行しています。
日本人である私以上に日本を知り尽くしている彼女。さて、おもてなしといっても難しい。
そんな彼女がそれはそれは喜んでくれたこと、何だと思いますか?
自宅に招き、ふだんの家庭料理を作るところを見て、一緒に食べたことです。
お招きなんて言うには恥ずかしいほどの、本当のいつものおかず。
ごはんと、お味噌汁、肉じゃが、それから切り干し大根とひじきのサラダ。
乾物はあえてお見せしたのですが、とても興味を持って見ていました。
フランスでは、乾物といえば豆くらいしかないのだそうです。
どれもこれもおかわりして食べてくれて、お味噌とかつおぶしと昆布はお土産に買って帰り、家でも毎日作って、今ではパリで食材を調達する場所も見つけたとメールをくれました。
たしかに、海外からの旅行者がレストランで食べられるのは、家庭料理とはちがう日本の味ですものね。
慣れ親しんだ料理が、外国の方にも美味しいと言ってもらえるのは嬉しいです。
人は「美味しい」でつながります。
外国語が下手だって、美味しい料理が真ん中にあったら心も通じ合います。
日本の家庭料理は立派な親善大使だなと思います。
記事/olive&olive 長野京子
olive&olive http://www.olive2.co.jp/
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