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新しいコト 2017.03.13

必要なのは『人の話を聞き流すテクニック』

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わたしたちは人と人との繋がりで生活が成り立っているのだと思います。
人との関わりがあって、より楽しくなったり人生を豊かなものにしてくれるのではないでしょうか。そして時に傷ついたり。
みなさんはどう、人間関係を構築していますか?
聞き流すテクニック、ちょっと真似してみませんか?
_________

人は無責任にいろんなことを言ってくる。仕事を一生懸命していたら「どうしてそこまで仕事をするの」と言われる。かといって、家庭ばかりを優先していたら「やっぱり子育て中の人はあてにならないよね」などと陰口をたたかれたりする。

また、気分や状況によって、言うことが変わる人もいる。

私の友人の場合、結婚した時、夫は営業職だった。毎日、帰りが遅く、妻である友人が毎日、幼い子どもを抱えてイライラしていた。そんな彼女に夫は、

「君のような時短勤務じゃないんから、仕方ないだろう」
「僕には責任があるんだ」

と言って、彼女の気持ちをくんでくれなかった。
MARIA12-0016-540x540(Photo by MARIA)

子どもの手が離れたと同時に、彼女もそんな夫にイライラするのが嫌で本格的にはたらき出した。仕事が楽しくなってきたところで、夫が事務職に人事異動になった。毎日、定時に帰ってくる。すると夫は急変。

「そんなに、必死に働くことないだろう」
「もっと2人の時間を大切にしょうよ」

などと言い出した。

親も変わる。就職活動時には「これからは女性も活躍する時代。頑張ってね」と言ってくれていたのに、子どもが生まれて預けるようになると、「そんなに仕事ばかりしていると子どもがかわいそうじゃないの。仕事はほどほどにしたら」などと言うようになる。実際、私の母もそうだった(笑)。

反論してもムダ

そんな時にイライラして、「私だって、頑張っているんだから」「以前に言っていたことと違うじゃない」と言っても人は耳を貸してくれない。私も何度もそんなシーンに遭遇した。結局、人は自分が言いたいことだけ言う。そして、その時、その時の自分の価値観を押し付けようとする。また、いつのまにか自分もそうしているかもしれない。

だから、大切なのは、「聞き流す」テクニック。人が言うことにいちいち腹を立てても何も生み出さない。かといって無視すると、相手がイライラするかもしれない。だから、返事は大切。「でも」「だって」を並べても何も解決しない。また、そんな話を聞くのがうっとうしくてスマホでも触り出したら、ますます相手がイライラする。

「確かにそやね」
「考えておくね」
「言われてみると気づくね」

と言葉にする。でも頭の中は別のことを考える。できれば、楽しいことを考える。「今度、どのドラマ見ようかなあ」「そういえば、あそこにできた新しい店に行ってみようかなあ」……。“スーパー二重人格”になって、聞き流す。意外とこれで収まる。
MARIA12-0017-540x540(Photo by MARIA)

私は、こうして聞いているふりをして聞き流して、なんとかいろんな人とバランスを取ってきた。もっとも、その場しのぎといえばそのとおりだけれど、私は、「処世術」の一つだと思っている。

「新しい考えですね」

先日、おもしろい話を聞いた。彼の上司は、次から次へと絶対にありえない的外れな提案をするらしい。でも会議で「そんなことやっても無駄ですよ」と否定すると空気が悪くなる。そこで彼は「新しい考えですね」と言う。そして、聞き流す。でも、上司はそれで「そやろ」と収まるらしい。

「無責任に物を思いつきで言う人は、意外と言ったこともすぐに忘れるから、その場をうまく切り抜けることが大切だよ。どちらにでも取れる言葉を持っていることが大切だよ」と彼が言った。

そこで思った。今度、誰かに何か言われたら、「いいところに気がついたね!」「新しい発見かも」と言ってみようかなあ。たとえば夫に「家庭と仕事とどっちのほうが大切なんだ?」と言われたら「いいところに気がついたね!」という感じ。

文/大谷 由里子
記事/ハレタル
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