
栄養がぎゅっと詰まった常備菜『芽キャベツとマッシュルームの塩麹炒め』
コロコロと丸い形が可愛い芽キャベツとマッシュルームを簡単でおいしい常備菜にしてみませんか。
サイズもお弁当に詰めやすいので作っておくと重宝しますよ。
どちらも免疫アップ効果の高い食材なので、花粉症の気になるこの時期にぴったりです。
素材自体は淡泊な味わいなので、にんにくと塩麹のコクと旨みを利用して食欲をそそる一品に仕上げましょう。
材料
<芽キャベツの塩麹炒め>
・芽キャベツ 10個
・マッシュルーム 10個
・にんにく 1片
・オリーブオイル 大さじ1
・塩麹 大さじ1
・ポワブルロゼ 適量
・ディル、イタリアンパセリなど 適量
作り方
1.芽キャベツのおしりの部分に十字に切り目を入れる。
2.鍋に湯を沸かし塩ひとつまみ(分量外)を入れて1.の芽キャベツを5分ほど茹でる。
3.2.の芽キャベツとマッシュルームを半分に、にんにくはみじん切りに切っておく。
フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れて弱火で炒め香りが出てきたら、マッシュルームを炒める。
4.マッシュルームに軽く火が通ったら芽キャベツを加えてさらに炒める。
5.全体に火が通ったら塩麹を加えて味を調える。
皿に盛り付け、ポワブルロゼ、ディルを飾る。
芽キャベツの栄養
芽キャベツは一般的なキャベツに比べてほとんどの栄養成分が多く含まれ、栄養成分がぎゅっと濃縮しています。
風邪予防、美肌などに効果があると言われるビタミンCは約4倍、血液凝固促進や骨の形成に貢献しているビタミンKは約2倍、抗酸化作用と、皮膚や呼吸器、臓器の粘膜の健康を維持するβカロテンは約7倍、強い抗酸化作用のあるルテイン、胃腸の粘膜を保護修復するビタミンU、消化を助けるでんぷん分解酵素ジアスターゼも含まれます。
βカロテンは脂溶性のため、油と一緒に摂取すると腸からの吸収が良くなります。βカロテンから作り出されるビタミンAは、肌の新陳代謝を活発にし、免疫機能を正常にするためアトピーや花粉症などのアレルギーの改善効果が期待されます。
マッシュルームの栄養
丸い形が可愛いマッシュルームは他のきのこ類に比べてエネルギーが低くビタミンB2とカリウムが豊富です。ビタミンB2は炭水化物、タンパク質、脂質すべての代謝を促進します。特に脂質の代謝に働くのでダイエットにも嬉しい食材です。きのこ類に含まれるβグルカンは免疫細胞(マクロファージやリンパ球など)を活性化させ、免疫力を高める働きをするほか、コレステロール値の低下、アレルギーや生活習慣病などの予防・治療効果があるとされています。きのこに含まれるエルゴステロールは日光に当たることで体内でビタミンDに変わります。ビタミンDは骨の健康を保ち成長を促進し、免疫力向上にも働きます。
レシピ/栄養士 菊池律
栄養士、調理師、製菓衛生士、パン職人、雑穀エキスパート。
オーガニックレストランでの調理、パン職人、オーダーメイド菓子職人、料理教室講師を経て栄養士に。
麹を使った発酵食、自家製天然酵母パン教室-講師。
産科クリニックでの勤務経験と自身の子育ての経験を活かして子育てサイトの記事監修等を行う。
現在は病院に栄養士として勤務し、ライフステージに応じた栄養サポートを行っています。
季節に寄り添う保存食のある暮らしの提案、日常のなんでもない日々を大切にしています。
Instagram
https://www.instagram.com/kogomir/
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