
新生活のスタートに・・・『知っておきたい不動産会社の選び方と賃貸物件のアレコレ』第3回
目次
入学や就職・転勤にともなって、新しい土地での生活を始める人、心機一転で引っ越しを考えている人…春から新生活をスタートする人は多いはず。インターネットで物件を探しながら、新しい生活を想像してワクワクするひとときは楽しいものですね。
今回は川崎市の溝の口にある不動産会社、株式会社エヌアセットに直撃インタビュー。第3回目は、後悔しない物件探しのコツです。物件見学の時のお部屋のチェックポイントや、賃貸物件の探しどき、最近のトレンドについて伺いました!
物件数の多い時期、探しどきっていつ?-『知っておきたい不動産会社の選び方と賃貸物件のアレコレ』
——引っ越しの多い季節には、あれこれ物件を見比べているうちに、候補に挙げていた物件が成約済みになってしまうことも多いですよね。不動産会社から見て、物件が一番動くのはどんな時期ですか?
やはり入学や就職シーズン前の1月から3月ですね。この季節は物件数が多いのですが、部屋を探している人も多く、駅が近い物件や築年数が浅く室内の状態がいい物件は、即決しないとすぐに決まってしまうケースもよくあります。午前中に見学した物件を、午後には他の人が決めてまったということもあるんですよ。時間に余裕があってゆっくり吟味して決めたいという方は、あえて人の移動が少ない夏や年末などを狙った方がいいかもしれませんね。
物件を見学してからの契約がおすすめ-『知っておきたい不動産会社の選び方と賃貸物件のアレコレ』
——そうなんですか。じゃあ、春前の物件探しは焦ってしまいそうですね……部屋を見学せずに、間取りや写真だけ見て契約するというケースもありますか。
そういうケースもありますが、あまりお勧めはしませんね。不動産会社によっては、早く契約してもらいたいからと「この物件は人気があってすぐに埋まってしまうから、すぐに契約を」と、部屋の見学をせずに契約を勧めるケースもあります。ただ物件や周辺環境を確認せずに焦って契約してしまうと失敗するパターンが多いですね…。弊社では、見学前に申し込みをすることはできますが、契約自体は見学の後に行うことを推奨しています。やはり現況を見ないとわからないことってあるんですよ。賃貸契約は決して安い買い物ではありませんので、そこは慎重に考えた方がいいと思います。
——毎日の生活を営む場所ですもんね。物件を決める前に気をつけたいポイントってありますか?
礼金や家賃といった物件情報にある金額だけで、「安い」「高い」と判断してしまいがちですが、入居後にかかる生活全体のコストを考えてみることをお勧めします。たとえば、礼金一カ月でエアコン3台設置された部屋と、礼金ゼロでエアコンのない部屋。一見すると礼金ゼロが魅力的に映りますが、入居後にエアコンを自分で設置する必要があるとなると、かえって割高ですよね。都市ガスかプロパンガスかによっても、毎月のコストは大きく変わります。また、家賃が多少高くても、近くに安くていいスーパーがあれば生活費としては安く上がるかもしれません。そういった生活全体にかかるお金をイメージすると、その物件で本当にいいのかを判断しやすくなると思います。
——なるほど。入居後の生活を、費用的な面も含めてできるだけ具体的にイメージすることが大切ですね。
物件の見学、チェックしておきたいポイントは?-『知っておきたい不動産会社の選び方と賃貸物件のアレコレ』
——気になる物件を見つけて、不動産会社を訪問して、いよいよ物件の見学です!ワクワクしますね〜。見学の時に気をつけたいチェックポイントってありますか?
まずは部屋の状態を確認してください。汚れや破損箇所がある状態で入居の場合は、入居時に汚れや破損があることをきちんと伝えておきましょう。また、部屋の中だけ確認して、契約を決めてしまう方がけっこう多いのですが、共用部分の状況を見ておくことも大切です。廊下にゴミが散らかっていたり、郵便受けにチラシが詰め込まれたままになっているような物件だと、管理面においてやや不安があるかもしれません。
——建物全体を見ておくことも大切なんですね。
それから、階段の上り下りが苦痛にならないか、近隣の騒音が気にならないかといったことは、人によって感じ方が異なります。電車の騒音でストレスに悩まされる人もいれば、全く気にならないという人もいます。生活のスタイルによっても受け止め方が変わるでしょうしね。そういったマイナスの部分に目を向けて、「自分なら許容できるか」を判断することも必要です。
——自分がその環境をどこまで許容できるか、という見極めですね。
そうです。パーフェクトな物件はありませんし、どんな物件でも一長一短があると思います。メリットの部分だけを見てデメリットに目をつぶるのではなく、デメリットの部分をどこまで許容できるかを考えてみるといいと思います。駅までの道のりやスーパーの場所など、自分の生活に欠かせない場所との距離感も確認しておくことも大事ですね。そして一番大切なのが、フィーリング。直感です!
——えっ、フィーリング? 直感ですか??
満足できる物件って、入った途端に「その部屋に住んでいる自分」を自然とイメージできるような物件なんですよ。どこが悪いというわけでもないけど、なんとなく空気が澱んでいる、暗い雰囲気があると感じられるような物件は、やめた方が賢明かもしれません。
愛着を感じて部屋作りを楽しみながら暮らしている入居者さんもいらっしゃいます。
自分らしくカスタマイズ『賃貸でも愛着のわく部屋作りを〜体験者の声〜』
——言われてみればたしかに…今まで気に入って住んだ部屋は、見学のときに「ここだ!」と直感的に感じたものがあったように思います。
そういうのって意外に大切なんです。なんとなくフィーリングが合うとか、直感的にここだと感じられる物件は、お客様の満足度が高いんですよ。
不動産会社とのおつきあいは、地域とのつながりの第一歩-『知っておきたい不動産会社の選び方と賃貸物件のアレコレ』
——最近の賃貸物件、どんなトレンドがありますか?
最近では、床や壁をカスタマイズできる部屋やDIYができる部屋、見学時に家具が置かれていて実際の生活がイメージしやすい部屋など、ユニークな付加価値のある賃貸物件が増えています。
——賃貸なのに自分でカスタマイズ!面白いですね!
昔は小さな部屋で空間を区切るような間取りでしたが、リビングを思いきり広く取った間取りや、自由自在にレイアウトができる間取りなど、住む人がより自分らしく生活できる自由度の高い物件が増えているように思いますね。
——これから物件探しをする方に、最後にメッセージをお願いします。
物件探しは短期間ですが、住むのは長期間です。住んでいるエリアで信頼できる不動産会社に出会ったら、その後の住み替えや引っ越し、地域に関する相談ごとなど、その後もつながりが続いていくかもしれません。地域のつながりが、人と人とのつながりを生んでいきます。それが不動産の仕事の醍醐味でもありますので、不動産会社で生まれた地域とのつながりを、長く活かしてもらえるとうれしいですね。
——不動産会社での出会いも人の縁。長い目で見れば、地域やコミュニティでのつながりに発展していくこともありますね。人の輪が広がれば、住んでいる地域をもっと好きになれそうです。どうもありがとうございました!
『知っておきたい不動産会社の選び方と賃貸物件のアレコレ』シリーズ
第1回 新生活のスタートに・・・『知っておきたい不動産会社の選び方と賃貸物件のアレコレ』
第2回 新生活のスタートに・・・『知っておきたい不動産会社の選び方と賃貸物件のアレコレ』
文・取材/ケノコト編集部
コメント
コメント欄
このカテゴリの記事

つるん、ほろり。凝固剤で変わるゼリーの口当たり『寒天、ゼラチン、アガー...

子どものやりたい!を引き出す『夏休みのお手伝い』

カラフルな色には理由がある『夏野菜の色が秘めるチカラ』

自然食品のお菓子を夏休みのおやつに「メイシーちゃんのおきにいり」
関連記事

1日14gの食物繊維を摂るだけ!!食物繊維ダイエットに効く食材5選

akari’s life style『第1話 山型食パン』

一杯のお茶碗においしさの価値を『日本人だからこだわりたい、ごはんのコト』

はじめてのナチュラルフード「食費がかかる?」「手間がかかる?」素朴な疑問にお答えします

使ってはじめて危なさと便利さがわかる『刃育キャンプのススメ』

ça y va les commentaires des partisans de Hollande.c’est d’autant plus vif que la démonstration de tapie mettait à genoux hollande.et c’est toujours pareil on tire sur les gars qui ne sont pas jugés co2alblesu30;beple leçon de justice de la part des gens de gauche qui interviennent sur ce sujet !