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家のコト 2017.03.14

北欧デザイン『iittala イッタラ』と暮らすコト-「アアルトのベース」

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家具や食器を始め、根強い人気の北欧デザイン。カラフルながら、すっきりと洗練されたデザインが多く、生活にほど良い彩りを添えてくれますね。中でも『iittala イッタラ』は、北欧デザインを語る上で、なくてはならない存在のメーカーです。著名なデザイナーと共に作り上げてきた名品の数々は、今もなおそれらを手にした私たちに、新鮮な驚きや感動を与えてくれます。今回は、私のお気に入り「アアルトのベース」をご紹介します。ふにゃふにゃと波打つ形が愛らしい、ユニークな花瓶です。普段の生活にちょっとだけ、北欧デザインを取り入れてみる。そうすると見えてくる、日本でも北欧でもない日常の風景をお楽しみください。
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フィンランドの小さな村で生まれた『iitala イッタラ』

『iittala イッタラ』が生まれたところは、フィンランドの南部にある小さな村「イッタラ村」。1881年に、その村へガラス工房が作られたことで始まりました。当初の『iittala イッタラ』は、他のガラス工房と同様に、型押しグラスやカットガラスなどを手掛けていました。その後時代に先駆け、デザイナーであるアルヴァ・アアルトやカイ・フランクらと共に、美しく機能的なスカンジナビアンデザインを確立していきました。「デザインはすなわち思想であり、かつ誰にでも手に入るようなものにすべき」という、彼らの想いがつまった『iittala イッタラ』のプロダクト。それらは機能的で使いやすい日用品であり、またひとつの作品として、生活に彩りを添えてくれます。飽きの来ない長く愛用したくなるデザインも、『iittala イッタラ』製品の魅力ですね。常に新しいデザインコレクションを生み出すだけでなく、古くから愛されてきたプロダクトも作り続けられています。中には、なんと80年以上も前にデザインされたものもあるとか。『iittala イッタラ』のガラス職人が高い技術で生み出す、質の高いガラスの作品。生涯を通して付き合いたい、そんな親しみを感じさせてくれます。

『iittala イッタラ』の名品「アアルトのベース」

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不思議な形「アアルトのベース」ってなんだろう

ふにゃふにゃとした、不思議な形が目を引く『iittala イッタラ』のガラスの花瓶「アアルトのベース(以下、アアルトベース)」。なんだろう、とつい手に取りたくなるフォルムですね。北欧の豊かな自然と、おおらかな雰囲気を感じるような、美しいフラワーベースです。愛らしさを感じる丸みのあるフォルムながら、すっと立ち上がった形のスタイリッシュさを併せ持つところに、北欧のデザインセンスを感じます。機能性と美しさが共存したデザインは、家で過ごす時間を大切にする、北欧の人々の暮らしに添った日用品です。
「アアルトベース」の“アアルト”は、フィンランド語で“波”を意味するそう。1936年に発表された当初、花瓶にはきらびやかな装飾がされることが多く、この美しくシンプルな「アアルトベース」は、新しいデザインとして注目を浴びました。フィンランドの雄大な自然の中にある湖に、インスピレーションを得て作られた「アアルトベース」。北欧デザインの代表的なガラス作品のひとつです。

「アアルトベース」を生み出したデザイナー アルヴァ・アアルト

シンプルながら、暖かみを感じるガラスで作られた花瓶「アアルトベース」。デザイナーであるアルヴァ・アアルトは、建築から家具、日用品など、様々な分野を代表するデザイン界の巨匠です。彼のユニークで洗練された美的センスにより、フィンランドデザインは確立され、世界に広まりました。アルヴァ・アアルトのデザインには、豊かな自然との共生を考え、機能性を兼ね備えた美しさがこめられています。代表作である、この「アアルトベース」は、『iittala イッタラ』のアイコンのようなプロダクトです。
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ガラス職人が一つ一つ丁寧に作り上げる「アアルトベース」

「アアルトベース」は『iittala イッタラ』のガラス職人の手で、一つずつ吹きガラスの技法を用いて作られます。「アアルトベース」ひとつに、7人の熟練したガラス職人が、12に分かれた作業工程に、1,100℃の暑さの中30時間以上も費やして出来上がるそう。『iittala イッタラ』のデザイナーたちが生み出す、ユニークで洗練されたデザインをガラスに表現するため、職人たちは様々な経験や訓練を積んでいます。ガラスに息吹を吹き込んで、ひとつの作品にする。私たちが『iittala イッタラ』のプロダクトを手にするまでに、多くの人の関わりを通して出来上がるのですね。

このお花はどう活けようかな?考える楽しさのある「アアルトベース」

ユニークな形で、お花を活けづらいかな?と思いますが、少し短めにカットするとバランスよく飾っていただけますよ。茎や枝をカットする長さに合わせて、斜めに立てかけるように活けたり。短くカットして、ぎゅぎゅっとつめるように活けても、ボリュームがでて素敵です。お花だけでなく、葉ものや枝ものも良く似合いますよ。梅や桔梗など、日本の花々も映える花瓶です。私は、お花を活けていない時も、ガラスの置物として楽しんでいます。日の光が「アアルトベース」のカーブに当たってきらきらとする様子も、なかなかきれい。窓辺に置いて、一日の日の光の変化を感じています。
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日常の風景に、北欧の空気を。『iittala イッタラ』と作る新しい暮らしの景色

デザイナー アルヴァ・アアルトは、作品についてこう話します。-「それを使う人が、その商品が何かを決める」-。「アアルトベース」だからと言って、花瓶だけ。という限られた使い道ではなく、自由な発想で使ってほしい。という想いが感じられますね。今回ご紹介の「アアルトベース」に限らず、『iittala イッタラ』のプロダクトは、使い方を限定せず、様々な使い方やシーンを受け入れるおおらかさを感じます。北欧の大自然と、自宅で過ごす時間を大切にする文化、気候が育んだ、『iittala イッタラ』のスカンジナビアンデザイン。キンとはりつめる寒さが厳しい国ながら、ゆるやかな曲線美が美しいデザインが多いのもユニークですね。
おうちに北欧デザインのプロダクトを招けば、北欧の空気と日本の暮らしが溶け合うような空間に。まったく違う暮らしの文化が混ざって、なんだか楽しい雰囲気になります。北欧デザインの人気が高まるこの頃ですが、すべてを取り入れるのではなく、ちょこっと普段の暮らしに足してみてはどうでしょうか?日本と北欧の暮らしが混ざり合うのを楽しんでみる。“心地よい違和感”が、毎日の生活に少しだけ刺激を与えてくれますよ。
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『iittala イッタラ」についてくわしくはこちら

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記事/ケノコト編集部

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