
現代人に必要な『マクロビオティック的デトックス』とは
目次
昔は、健康で長生きする人が多かった時代。しかし現代は、病気になる人が多く、病気によって命を落とす人も多いのが現状。世界でも稀にみる長寿国と言われている日本。昔の人と現代人の健康状態に何か違いがあるのでしょうか?
健康とは、摂取と排出のバランスが良い状態のことを指し、このバランスが崩れると人は健康から遠ざかってしまいます。
昔の日本人と今の日本人―『マクロビオティック的デトックス』
昔の人は、食料が少ない環境だったため栄養失調な人が多かった反面、自らが良く働くことで自然と運動量が増え、日常の中で汗をかくなどしっかり排出することが出来ていました。それに比べて現代人は、食べ物の摂りすぎによる栄養多過な状態の人が多く、摂りすぎたものを体外に排出できずに体内に溜め込んでしまい、結果様々な病気にかかりやすくなっています。
昔の日本人は食料の少ない時代を生きていて、飢餓の状態に対応しているということから、日本人は食べ過ぎによって起こる様々な症状に対応できる体質ではないということも有るかも知れません。
現代の日本人に大切なこと―『マクロビオティック的デトックス』
現代は食の欧米化が進み、手を伸ばせばいつでも食事ができるようになりました。スーパーに行けば出来合いの物が購入できたり、コンビニでは手軽に食べられる物があふれんばかり。そして、昔は存在しなかった添加物により、安さと手軽さという恩恵を受けながらも、私たちの体は間違いなく悲鳴をあげています。現代では寧ろ、食べないことの方が難しいのかもしれませんね。
しかし、自分の体は自分でしか守ることができません。体に溜まってしまった毒素をゼロにすることは難しいけれど、改善することは今からでもできます。
現代の日本人に大切なのは、摂取よりも排出=デトックスです。運動やヨガをして発汗したり、ゆっくりと温かい湯船に浸かるのもいいでしょう。お風呂での発汗は、食事で摂りすぎた塩分を排出する効果があります。こういった小さな気遣いをするかしないかで、今後の身体への影響は大きいのではないでしょうか?
それではここからは、マクロビオティック視点でのデトックス法をご紹介したいと思います。
『マクロビオティック的デトックス』1.食べ物の量は変えずに質を変える
例えば、普段口にしている主食の白米を玄米に変えるなど、食べ物の質を上げていくことで食べ物の栄養を余すことなく体内に摂り入れることができ、血液の質が上がり、体内の余分な老廃物が排出されます。特に玄米は、この世に存在する食べ物の中で一番生命エネルギーが高いスーパーフード。玄米に含まれる食物繊維が体内に溜まった毒素を排出してくれます。そして、生きた食べ物は少量でもお腹が満足するため、ダイエット効果も期待できます。
『マクロビオティック的デトックス』2.基礎代謝を上げる
基礎代謝とは…普通に生活している時に消費するエネルギーのこと。
基礎代謝は人それぞれ異なりますが、基礎代謝を上げるには体温を上げることが必要です。基礎体温は36.5℃がベストで、体温が1℃下がると免疫力が30%低下し、体温が高いほど病気にかかりにくいと言われています。体温を上げるためには、適度な運動や陰性の食べ物を減らすなどの他に、腎臓を温めることも一つの方法です。
腎臓は、人体の体質を司る臓器とも言われており、体の水分を排出する役割を司っています。腎臓が弱ってしまうと体内の水分が排出できず、むくみの原因にも繋がります。また、腎臓はウエストより少し上に位置しており、その部分を腹巻などで巻いて暖めてあげると、冷えの予防やむくみ解消などの効果が期待できますよ。
日本人の集大成であるマクロビオティックは、決して珍しいものではありません。昔から伝わる日本人の知恵を日本人である私たちが大切にし、昔のようにいつまでも健康で長生きできる世の中になっていくよう、私たちもできることから始めてみましょう。
記事・レシピ/マクロビオティック料理教室G-veggie はりまや 佳子
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ライタープロフィール
1963年東京生まれ、大田区在住。
武蔵野女子大学(現武蔵野大学)短期大学部家政科卒。建設会社受付嬢、英会話学校マネジャー、船井総合研究所勤務、10年前からマクロビオティックを実践し始める。2005年に退職後、米国クシ・インスティテュートに留学し、キャリアトレーニングプログラム・レベルⅢを卒業。インストラクターの資格を取得。 2006年3月に大田区にてマクロビオティック料理教室G-veggie(ジィ・ベジィ)を立ち上げ、現在10年目を迎える。2012年キレイ料理レストラン&スクール「G&V」を東銀座にオープン。2015年本オーガニックライフ協会を設立。
『オーガニック大好き!はりまや佳子』ブログ
*マクロビオティック・キレイ料理教室G-veggieのレシピ本です。 詳しくは画像をクリック。
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