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取材 2017.05.20

100人100色―女性が輝く社会をめざして。企画プロモーション会社を設立ー福井美由起さんのお話し

それぞれの立場、個々の考え方によって「働く」ことへのスタンスは異なります。正解なんてありません。
「100人100色」では、100人の「働く女性」に登場いただき、等身大の姿を語っていただきます。
年齢、環境、キャリア全ての背景が異なる人たちの100とおりの『想いや生き方』の中に、きっとあなた自身にとってのヒントが見えてくるはずです。

今回ご紹介するのは、東京都港区在住の福井美由起さん(35)です。美容機器の販売やシンガー、ヘッドハンティングなどさまざまな職種を経て、女性のSNSを使った企画プロモーションの会社を設立。株式会社DazzleCreation代表取締役として、「女性を輝かせるキラポジ女性塾」の運営や、「ランニングチームGARDEN」「究極の砂時計BODY プロジェクト」「マイフェアレディプロジェクト」「LadyGO未来会議」など、さまざまなイベントを全国で開催しています。女性が活躍できる社会をめざして日々奮闘する福井さんのこれまでのキャリアと、これからの展望について伺いました。

——これまでのキャリアについて教えてください。

一番最初は、路上のキャッチセールスの仕事をしていました。商材は美容機器。キャッチセールスとカウンセラーを最後には一貫してやり、それが後のフルコミッション成果主義の自分の基盤となりました。
その後シンガーやヘッドハンティング、ブランディングの仕事を経て出張型英会話スクールを起業。
その後2015年に女性のSNSを使った企画プロモーションの会社を設立。
2016年には仲間と一緒にエステサロンを買収し、初のエステ経営に携わりました。エステの経営に興味があったというより、互いの強みを生かし補完関係でビジネスが成長することを共に証明したかったのと、劣悪だったエステ業界の環境を改善し、女性が幸せに輝ける会社をつくりたかったからです。

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▶「女性が輝くランニングチームGARDEN」
 

——これまでで一番忘れられない仕事のエピソードをお聞かせください。

可愛がっていたスタッフが自分の悪口をクライアントや同僚に話していたことが発覚した時は胸が痛みました。仕事も一番与え色々協力していたので、尚更ショックで人間不信になりそうになったのですが、スタッフ全員が「社長は自分たちを大事にしてくれているのはわかっています。大丈夫ですよ。自信持ってください」って言ってくれた時にすごく救われたのを覚えています。
それまでは皆が離れていったらどうしようという不安な気持ちばかりでしたが、その言葉で「後ろめたい事は何一つやっていないんだからもっと皆を信じよう」と思えましたし、あの時の経験は今でも教訓になっています。

——これまでにぶつかった壁はありますか?

まず25歳の時に大失恋をして、そこでとことん落ち込みました。その失恋旅行で旅をしたペルーで水にあたりA型肝炎に。劇症肝炎の手前で緊急入院になり、一時は死を覚悟しました。その時に、周りには伝えられない思いをブログに綴っていました。そこで人間の闇や悲しみや喜びを言語化し文章にする力がついたことが、今の仕事に繋がってきたのだと思います。

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▶「LadyGO未来会議山陰」発足

自分がこの闇から抜け出したきっかけは2つ。
まず入院中に、自分の存在が周りに元気を与えていたという事実を退院前に知った時。「太陽が居なくなる」と泣かれました。そしてその後、自分の自信を取り戻すためにもう一度フルコミッションの仕事を始め1位をとります。この経験によって「他者に貢献出来る自分を知ったことで自分の存在意義を見いだせた」という他者への貢献欲からくる幸福感と、「何かに挑戦し達成をした」という結果を出せたことへの自尊心が大きな壁を乗り越えさせてくれたと思っています。

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▶「マイフェアレディプロジェクト」
 

——あなたにとって「働くこと」とはどういうことですか?

私にとって働くことは、自分の軸を確かめ、成長していくための「表現方法」です。
自分を表現するのに文章やアートなど、さまざまな方法がありますが、私の場合は絵も文章も書きますし、仕事も結局「表現」のひとつだということに最近気づきました。今はその表現のひとつである仕事でいかに「伝えていくか」が課題となっています。
2017年からはどんどん「志」が共有出来る人たちと共に「共同作品」を創りあげていきたいと思っています。ソロアートではなくチームアートへ、ですね。

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▶「究極の砂時計BODYプロジェクト」
 

——働いている時のあなたを「色」にたとえると?

働いている時の自分は“くすんだゴールド”。キラキラで派手ではないのですが、艶消しした奥には「可能性」がたくさん詰まっているような気がするからです。良くも悪くも未だに自分の可能性を内側に秘めていて発揮しきれていない——そんなくすぶった状態が、くすんだゴールドかなと。

——これからチャレンジしたいことはありますか?

本を出版したいです。ただまだそのタイミングにきてはいないと思っているので、まずは実績と数値をつくり根拠ある自分になりたいです。また今までは自己資本比率100%でやっていましたが、そうするとイメージも自分の資本でできるものに想像がとどまってしまうので、ベンチャーキャピタルやクラウドファンディングなどにチャレンジしたいと思っています。

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▶鳥取での「女性を輝かせるキラポジ女性塾」セミナー

——プライベートについてお聞かせください。現在のお住まいは?

東京都港区です。理由は「気の流れがいい」から。いつもお部屋探しの時には、中に入った時点で「あ、気がいい」というのがなんとなくわかります。
あと2年毎に引っ越しをしています。理由は同じところに居続けるのが性に合わないのと、常に変化をしていたいからです。

——日課や習慣にしていることはありますか?

1日1回ブログを書くこと。わからないことがあれば直ぐに調べること。興味あることは、すぐ試す。洗顔を丁寧にすること。

——あなたの生活の中でのこだわりや、お気に入りについて教えてください。

緑が見えるホテルのラウンジが大好きです。定期的にそこに行って仕事をします。また高層階より低層階のマンションが好きなのと、最新の洗練されすぎたマンションよりは暖かさの感じられるビンテージが好きです。

——幸せだと思う時間や瞬間はどんなときですか?

美味しいコーヒーを飲んでボーっとしている時。自然に触れている時。周りの人の勇気になれた時。相手に貢献できた時。

——自分の人生で一番大切にしていることはなんですか?

自分に嘘をつかずに生きていくこと。人を欺いたり陥れたり、けっしてしないこと。

——今後、あなたが「こうありたい」と思う姿について教えてください。

相手に弱さを見せられるような人間になりたいです。困った時には困ったと言い、自分だけで抱えないようになりたいです。
周りは手を差し伸べてくれているのに変に意地をはって頼ろうとしなかった人生ですが。人間ひとりでは生きてはいけないしビジネスもひとりでは大きくはできません。素直に「助けてください」といえる人間で在りたいですし、同時に相手を助けられる存在になれるよう努力しています。
女性達のためにより多くの可能性や機会を提供していく力も知恵も欲しい。その思いを伝え共感してくださる企業様とともに成長していきたいです。

ーーーーーーーーーーーーーーー
働いている時の自分を“くすんだゴールド”と表現した福井さん。艶消しの奥にたくさんの可能性が詰まっている———と、その理由を語ってくれました。その言葉から、「ただキラキラと輝くのではなく、内面に厚みと深みをもった人間でありたい」という強い意志を感じました。未来の女性を引っ張っていく存在として、福井さんの今後の活躍が楽しみです。

 
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いろんな女性の働く・暮らすを知ること 『100人100色』は、SAISON CHIENOWAとケノコトの共同記事です。

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