得するコト得するコト
まめ知識 2017.05.19

イベントにかかせないお菓子『アイシングクッキーの人気の秘密』

ちょっとした手土産やプチギフトにちょうどいい、クッキー。中でもアイシングクッキーは、可愛い形と華やかなデコレーションで乙女心をくすぐられますね。そんなアイシングクッキーの人気の秘密とは?探ってみましょう。

ーーーーーーーーーーー
イースターやクリスマスといったイベントの場に彩りを添える「アイシングクッキー」。ママ友とのお茶会や卒入園などセレモニーの場で配り合うこともあるそうで、最近は店でもよく見かけるようになった。
アイシングクッキーは、焼いたクッキーの上に、色鮮やかに着色した砂糖や卵白で作ったペーストを塗ってデコレートしたもの。さまざまなデザインや色が楽しめてかわいいだけでなく、半日~1日かけてしっかり乾かすので強度があって割れにくい。デコレートの一部としてメッセージを書くことができるので、お世話になった人へのちょっとしたプレゼントにもぴったりだ。

人気の秘密は“インスタ映え”―『アイシングクッキーの人気の秘密』

アメリカやイギリスでは、イベントごとにアイシングクッキーを作る人はたくさんいるそうだけれど、日本で爆発的に広まったのはここ1~2年のこと。「火がついたきっかけはSNS、特にInstagram(以下、インスタ)だと思います」。そう話すのは、日本アイシングクッキー協会の竹林舞依さん。自分だけのさまざまなデザインが“インスタ映え”するとあって、感度の高い女性たちが飛びついた。

0522_3
Photo by MARIA

見た目がカラフルでかわいいアイシングクッキーは、画像1枚で世界観を表現するインスタにぴったり。ハッシュタグを付けることでフォロワーも集めやすくなるし、”いいね”(ハートマーク)を付けてもらえる確率も高くなる。

お菓子やパン作りの材料を扱うTOMIZ(富澤商店)広報部の蔵薗愛子さんも、インスタの浸透とともに見た目重視のお菓子に人気が集まっていると実感しているそう。「TOMIZでもアイシングクッキーやカップケーキなど見た目がかわいいお菓子作りの道具や材料がよく売れています」(蔵薗さん)。

ドレスや靴、電車に楽器まで―『アイシングクッキーの人気の秘密』

人気の高まりを受けて、アイシングクッキーを作るためのツールも増えた。TOMIZでは2015年の夏頃から、関連商品の取り扱いを増やし、今ではクッキー型だけでも250種類以上をそろえる。「アイシングクッキー関連の商材の中でも、よりさまざまな表現を楽しむためのツールとして、抜き型はいちばん人気です」(TOMIZ蔵薗さん)。

0522_1
Photo by TOMIZ

ほかのお菓子と比べ、アイシングクッキーは表現の幅が広い。たとえばケーキは土台となるスポンジが柔らかく、デコレーションをしようにも生クリームは溶けやすいなど、素人がチャレンジするには限界がある。クッキーは型さえあれば、ドレスや靴、電車やライオン、アイスクリームに楽器まで、崩れにくくデコレートしやすい土台を簡単に作ることができる。成型したクッキーのうえにアイシングを使ってデコレーションを施すことで、オリジナルのデザインを施すことができるのだ。

そのほか、TOMIZでのアイシングクッキー売れ筋商品は、アイシングクッキーの肝になる色鮮やかな「アイシングカラー」や、細かい装飾をするために、より細かくしぼり出せる専用しぼり袋(コルネ)なども人気。日々海外からの新しい技も入ってきて、アイシングクッキーで“魅せる”選択肢はますます増えている。

お母さんの「自ら主体となって“始めたい”」に―『アイシングクッキーの人気の秘密』

もう一つ、アイシングクッキーがヒットした大きな理由は、日本の女性たちの「新しいことを始めたい」という気持ち。
日本アイシングクッキー協会のインストラクター養成講座を受ける人の中には、自らアイシングクッキーの教室を開きたいお母さんがたくさんいるという。2014年1月の協会設立からの受講生数は700人以上で、多くは30〜40代の女性。「子どもの手が離れたり、人生のターニングポイントを迎えたりして『〇〇ちゃんのママとしてではなく、自分が主体となって活動してみたい』と受講される方が多いのです」と竹林さんは言う。
0522_2
Photo by MARIA

竹林さんが高校時代の友人・後藤奈央さんと一緒に協会を立ち上げたのも、まさに受講生たちと同じ動機からだった。結婚、出産を経て環境が変わり、社会とつながりを持ちたいと思ったときに、趣味だったアイシングクッキー作りを生かして何かできないかと思ったことがきっかけだったという。

インスタの浸透と、女性たちの「新しいことを始めたい!」という熱意が出合ったと考えれば、アイシングクッキーのヒットは“必然”と言えるかもしれない。

文/吉田 理栄子
記事/ハレタル
haretal-b
ママ時間からわたし時間へトリップ。
「何かしたい」「新しい自分を見つけたい」「一歩踏み出したい」――。
『ハレタル』はそんなみなさんの「モヤモヤ」に寄り添い、新たな気づきを提供する情報発信メディアです。
ホームページ

その他のおすすめ記事

コーヒーの選択肢の広がり『カフェインレスでもおいしくなった理由』

コーヒーの選択肢の広がり『カフェインレスでもおいしくなった理由』

いつものご飯をさらに美味しく『おひつのある暮らし』

いつものご飯をさらに美味しく『おひつのある暮らし』

身体に優しく沁みる『自家製レモンのはちみつ漬け』

身体に優しく沁みる『自家製レモンのはちみつ漬け』

コメント

コメント欄


人気の記事

2020.02.29

食物繊維たっぷりのエリンギを使った『きのこのあったか生姜雑炊』

2020.02.28

シンプルながら絶品!和食屋が教える『鯛の塩煮』

2020.02.25

【編集部おすすめ】食物繊維が豊富!あおさを使ったレシピをご紹介!

2020.02.24

保存食のある暮らし~ひな祭りに手作り甘酒、魔法瓶で意外と簡単!! 『基本の甘酒といちごと甘酒のパンナコッタ』

2020.02.23

レンジで簡単!!雑穀を使って『古代米の桜もち』

2020.02.21

身体に優しく沁みる『自家製レモンのはちみつ漬け』

2020.02.20

【編集部おすすめ】大注目の納豆・大豆料理をご紹介!

2020.02.18

困ったときに何でも使える!食べる万能調味料『肉みそ』

2020.02.15

作り置き常備菜シリーズ『お弁当に!しいたけの旨煮』

2020.02.14

~保存食のある暮らし~簡単にできる『自家製パンチェッタ』

編集部おすすめ記事

2020.02.29

安い豚小間肉が大変身『柔らか豚小間とんかつ』

2020.02.27

季節の手しごとしませんか?免疫力アップに効果的なネギ味噌の作り方

2020.02.25

素朴なおいしさ『天かすと桜えびのコクおむすび』

2020.02.25

【編集部おすすめ】食物繊維が豊富!あおさを使ったレシピをご紹介!

2020.02.23

子どもと一緒に作りたい『桃の節句』にうれしい巻き寿司レシピ

2020.02.22

春の次にそわそわする時期『秋に引っ越しが多い理由とは?』

2020.02.22

~保存食のある暮らし~風邪予防に、花粉症対策に♪『金柑ジンジャーエールシロップ』

2020.02.20

【編集部おすすめ】大注目の納豆・大豆料理をご紹介!

2020.02.19

日本の鍋料理に飽きてきたらスペイン料理「ピルピル」を作ってみよう

2020.02.16

【編集部おすすめ】春の訪れ♪菜の花を使った簡単レシピ

月間人気記事

2019.07.30

暑い日でも食欲が進む!薬味たっぷり『せいろ蒸し鶏の中華酢ソース』

2017.07.16

こんな症状は危険かも『スマホのウイルス感染症状7つをチェック』

2017.06.06

子どもも満足!『苦くないオレンジピールの作り方』

2020.01.08

ぶりの唐揚げ 薬味ソース

2017.05.30

『塩の味、違いを知れば料理はもっとおいしくなる!』~ソルトコーディネーターが教える使い分けのコツ~

2017.08.16

実は栄養価が高い?!『知って得するかいわれ大根の成分と保存方法』

2017.05.21

まるで卵!卵アレルギーのお子様にも安心な『ベジたまごサンド』

2018.11.03

麦ご飯だけじゃない!美味しい穀物『知って得する押し麦の成分と保存方法』

2020.02.12

脇の下を押すと痛くない?『脇コリの解消は 肩こり解消にもつながる』

2018.11.20

粉が吹くカサカサお肌に別れを『口周りのスキンケア方法』