
雨の季節も『室内で元気に体を動かそう!』
6月、雨の季節ですね。
子どもたちの学校や保育園・幼稚園はお休みだけれど外は雨が降り続いていて、出かけるのもちょっと…。そんな日は子どもたちと家で何をしようか、親は悩みますよね。
子どもたちがテレビばかり見ていては困ると思いながらも、他に良い案が思い浮かばず…という時もあるのではないでしょうか。
学研ジュニア新聞に、子どもたちがテレビを見る時間が短縮しているというデータがありました。
2016年に学研教育総研が小学1~6年生の男女とその保護者、1200名を対象に行った調査によると、全体の平均視聴時間は1時間19分で、2013年の調査から大きく減っているそうです。しかし、実態として今の子どもたちは、テレビ以外にもインターネットやSNSなどの多様なメディアに触れることも多いため、これらのメディアと接している時間は、以前テレビだけを見ていた時間よりも長くなっているかもしれません。
雨が続くと子どもたちが身体を存分に動かせず運動不足になるという心配もあります。しかしここは逆転の発想で、雨がもたらす貴重な時間と空間を、家族で体を動かして遊ぶチャンスととらえてみましょう。室内でも体を動かして遊べることは、実はいろいろあります。
まずはラジオ体操
ラジオ体操は、学校の体育でも、そしてもうすぐやってくる夏休みの朝のお約束としても子ども達にはおなじみで、最も気軽にできる運動ですね。
定番ですが、家でやってみると子どもには意外に好評で、「僕全部できるよ」「ビデオに撮って」などと、結構夢中になってやっています。夏休み風にスタンプカードを作ってみたり、撮った動画を見比べてみたり、お手本の動画を見たりしながら兄弟で楽しんでいます。
ラジオ体操にはご存知のとおり第1と第2があり、第1は、「いつでも」「どこでも」「だれでも」行えるよう一般家庭を対象につくられたそうです。
運動の強度もそれほど強くないため、教育現場などで広く実施され、多くの人が慣れ親しんでいます。第2は、職場向けに青・壮年層を対象につくられていて、そのため運動の強度も第1に比べるとより強いとか。
大人も梅雨時は特に運動不足になりがちですが、運動やエクササイズという視点から見ても、ラジオ体操は優れていて短時間で効果を発揮できるよう効率的につくられていますので、親も一緒にやるのもおすすめ。どちらも長さは3分15秒程度。
全国健康保険協会「協会けんぽ」の「健康サポート」によると、ラジオ体操は卓球やバレーボールと同じくらいの運動強度があり、真面目にラジオ体操を実施すると、運動不足の解消だけでなく、筋力アップ、肩こり、呼吸機能、消化器の働き、腰痛、骨密度低下への改善効果も期待できるとされています。ただし、それらの効果は毎日続けることで徐々に表れるものなので、雨の日だけでなく、毎日エクササイズとしてラジオ体操を行うと健康に良い効果があるのではないでしょうか。
体育動画で基本の動きを習得!
学研ゼミの学研チャンネルの「運動動画」は、サッカーや野球のキックやスイングのフォーム、そして前転、倒立、ブリッジなどのマット運動なども解説付きで見ることができ、運動の正しい動きを確認することができます。たかが「前転」でも、親が説明しようとするとうまく伝わらなかったり、そもそも間違って教えてしまったりすることも。
ここは、雨の日のちょっと退屈な時間に、タブレットで正しい運動の解説付き動画で、自分で研究させてみるのはいかがでしょうか。今の子どもたちはタブレットやパソコンで動画を見るのに慣れているので、我が家でも兄弟やお友達とお手本を見たり動画で実際に撮り合って見てはまた練習、をリビングの床で何度もチャレンジしていました。
ちなみにこの体育動画の中で一番夢中になっていたのは、リレーのバトンパスの練習動画でした。
「前走者が『はい』と声をかける」「スピードに乗ったまま手のひらに『押し出すように』バトンを渡す」など、具体的なコツが紹介されていて、運動会前の子ども達はくいいるように見ていました。運動会本番でもそのバトンパスが勝敗の決め手になっていて、残念ながら息子のチームは負けてしまったのですが、来年に向けてまた練習するとはりきっています。
その他の雨の日運動アイデアとしては、おもちゃサイズの卓球ラケットとピンポン球とネットのセットをホームセンターで買っておいたところ、キャンプ用の机を即席で卓球台代わりにして、だいぶ長い間ミニ卓球で盛り上がっていました。白熱してくると家具などにぶつかる可能性があるのでよく注意して、こういったもので体を動かすのもおすすめです。
外は雨でも、家の中で、家族そろって体を動かしていると、体だけでなく会話も弾み、自然と楽しく家族でコミュニケーションがとれると思います。テレビやインターネットはたまにはひとやすみして、室内でも体を動かすアイデアをいろいろ試してみてください!
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